エデンの園への憧憬
　私の理想は、自然の中で独りで何もしないで生きていくことだ。
そこはエデンの園、自然の食物が豊富にあり、働くことなく生きていける。俗世の喧騒から離れ、静寂の中で自分と向き合う。そんな生活は、私にとって至福のひとときである。

一週間で飽きてしまう？
　しかし、そんな生活が本当に続くのだろうか？一週間もすれば、飽きてしまうのではないか？人間は社会的な生き物であり、孤独は心を蝕む。何もせずにただ過ごす日々は、想像以上に退屈で、無意味に感じてしまうかもしれない。

何もしないことの難しさ
　現実では、何もしないのはむしろ難しい。常に何かを考え、思い悩んで、毎日無駄に過ごしてしまう。それを忘れるために、何か活動してしまう。
経済的な活動は必要なくなったとしても、毎日芸術のことばかり考えているのもつらい。

精神世界への逃避
　精神世界に求めても、自己満足でしかなく、満たされない。悟りの境地に至るには、長い修行が必要だ。凡人には到底たどり着けない高みである。

嫌になることもある毎日
　そんな毎日で嫌になることがある。何もかも投げ出して、自然の中で何もしないで過ごしたい。しかし、それは現実逃避に過ぎない。問題を解決する根本的な解決にはならない。

結論
　自然の中で何もしない生活は、理想としては美しい。
しかし、現実的には難しい。人間は、活動し、社会と関わることで、生きがいを見出す生き物である。何もしない生活と社会的な活動のバランスを保ちながら、自分なりの生き方を見つけていくことが大切だ。