くだらねえよな

泣きたくなった。
辛かった。
寂しかった。

私には何もない。
誰もいない。
ひとりぼっち。

なんで私だけ。
なんで。
なんで。

一人になりたかったのに。
突き放したのは私の方なのに。
嫌ったのは私だったのに。

普通の顔でいてもやっぱり辛い。
ただただ泣きたくて。
思い切り泣けたら楽になるのかな。

泣きたいときに泣けなくて。
悲しくても涙は流れなくて。
そのうち何が悲しいのかも忘れる。

好きな人も友達も仲間も
自分が死んだら悲しんでくれる人も
私にはいない。

買い物も遊ぶのも飲みに行くのも
全部ひとり。
ずっとひとり。

それでいいと思ってた。
一人の方が楽だって。

でも違った。

私はひとりの時間が好きなだけ。
ずっとひとりは嫌だ。

このまま一生ひとりぼっちなんて。
寂しくて悲しくて辛くて怖くて耐えられない。

誰か。
ひとりにしないで。
傍にいて。
お願い。

そんな風に思っても何も変わらない。
私の横には誰もいない。
ずっとひとり。

いつか、誰かの隣で笑えるかな。
このままずっとひとりなのかな。

わからない。
でも今はただ、寂しい。
ひとりでいたくない。
それだけ。

誰でもいいやって。
その日限りの温もりを求める。
ひとりになりたくない。
たったそれだけの理由で。

ああ、くだらない。
惨めで弱くて愚かな私。
こんな人生いらないや。

こんな中途半端な人生なら
いっそ捨ててしまおうか。
逃げ出してしまおうか。

そう思っても。
臆病な私は今日も生きてる。
飯を食って寝る。
泣いて笑う。
明日が来る。

ああ、くだらない。

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