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『失ったものを数えず 残されたものを生かすのです』

【ベスト・オブ・メン〜人間の最高〜】

■イギリス/2012年 ■監督: ティム・ウィットビー■脚本: ルーシーギャノン ■出演: ジョージ・マッケイ、ベベ・サンダース、リー・クインほか

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「オリンピック」というワードを最近よく耳にするのでこの映画の名言を思い出しました。タイトルのこの言葉を耳にしたことがある方は多いはず。実在した医師、ルートヴィヒグットマン博士の言葉です。「パラリンピックの父」といわれる彼が、戦争で神経を損傷してしまい、身体の一部を動かすことができない青年たちとスポーツ大会を開きます。それがのちのパラリンピックとなります。この映画は、ドイツ人のルートヴィヒグットマン博士がイギリスの病院で画期的なリハビリ療法を取り入れ、麻痺に苦しむ青年たちとの関係を描きながら、パラリンピックの誕生までを描いています。ヒューマン映画です。パラリンピックの感動的な起源を知れて、青年たちが次第に前を向き始める姿には勇気をもらえます。ですが、なんといってもこの作品で一番感じるのは博士の医師としての、医療従事者としての、人としての「情熱」です。本当に素晴らしいと思いました。1時間半くらいの作品ですが、生き方を考えさせらる作品でした!


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【ホテル・ムンバイ】

■オーストラリア・インド・アメリカ/2018年 ■監督: アンソニー・マラス、■脚本: ジョン・コリー、アンソニー・マラス■出演: デーヴ・パテールアーミー・ハマーほか

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ベスト・オブ・メン〜人間の最高〜は戦争が背景がありますが、こちらはがっつりテロのお話です。むちゃくちゃ人が殺される映画なので観るには体力が要ります。。。ですがとっっっても良作です!!この手の映画は人に勧められないとなかなか観ないので、紹介してくださった方にホントに感謝ですね。ムンバイで起きた同時多発テロ(2008年)で、テロ犯達のターゲットの一つとなるとなる高級ホテルで起きる事件がストーリーです。テロに巻き込まれる外国人客を含む多くの宿泊客、それをホテルの従業員として自らの命を懸けて守るホテルマンたちのお話です。実話に基づいているというのが、恐ろしく、そして素晴らしい作品だなぁと思いました。テロの実行犯たちは年端もいかぬ少年たちなのです。。。ホントに恐ろしい、、、、、一方で、ホテルの従業員たちのプロ意識には敬服です!!!宿泊客たちと異なり、従業員のほとんどは生活もなかなか苦しいようで、生活のために働いている、という感じがしました。ですが、危険を冒してでもお客様を脱出させる姿にはプロ意識と誇りを感じました。この平和な日本で働く私たちの中にこういった姿勢で仕事と向き合っている人はどれほどいるんだろうか。。。この映画のホテルマンたち程には無理かもしれませんが、自分の仕事の向き合い方を考えさせられる作品でした。


<一言メモ>

仕事や生き方に情熱を持った人たちのお話は、やっぱりハズれ少ないなーって改めて思います!こういった映画もっと見たいですね(^○^)

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