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『本気でなきゃ意味がないね』『今の自分を誇れるか誇れないか ただそれだけだぜ』『油断せずに行こう』

【リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様】

■日本/2021年 ■監督:神志那弘志 ■製作総指揮:許斐剛■ 出演: 皆川純子 ほか

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この歳でスポーツアニメで感動して泣くなんて思いませんでした。鬼滅の刃でも泣かなかったのにな、、、

子供の頃大好きだったアニメの1つ、テニスの王子様の劇場版を鑑賞しました。まだ原作が続いていることにも驚きでした。
通称「テニプリ」、イケメンがたくさん出てくることで有名な作品ですよね。ですが、今回の劇場版は主人公越前リョーマと、彼の父親との感動的ストーリーで泣けました。
しかも、2タイプ上映で、3Dで、ミュージカル風で、応援上映があって、入場特典があって、エンドロールのあと特別映像が流れる、っという感じで盛りだくさんの、とんでもない作品になってました。

★2タイプ上映★                       <Decide>バージョンと<Glory>バージョンの2タイプ上映という形をとっていました。本編の大筋は同じのなのですが、途中で出てくる登場人物が少し異なります。なので、この映画を攻略するためには2回映画館に行かなければなりません(笑)ですが、ミュージカル風の映画で、楽曲もレベルが高いので2回は全然余裕かと思います。また、エンドロールの後に流れる映像もDecideとGloryでは異なります。上映する映画館は手間だったんじゃないかな、、、とも思いますが、常識にとらわれない感じもテニプリらしいです。

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        <Decide>バージョン↑

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       <Glory>バージョン↑

★ミュージカル?★                         ミュージカル映画、と公式で謳っていないみたいなのですが、劇中には6~8曲程の歌唱シーンがあり、ホントに声優さんが歌っています。しかもすべての曲を、原作者の方が作詞作曲しているのには驚きです。音楽に詳しくないのですが、劇中歌のどれも歌唱力も曲のクオリティーもかなりレベルが高いと思います!昨今の声優さんの人気にも納得です。

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★3D上映★                            3Dアニメといえば、やっぱりディズニーやピクサーの作品が有名ですよね。近年ではドラえもんの劇場版の3Dは、画像の綺麗さに驚かされました。これらの大作に比べるとテニプリは少し3Dのクオリティーは劣る気もしますが、「これジャンプの漫画だよね?3Dのレベル高い!!製作費すごいかかってそうだな。。。」と鑑賞しながら心配になるほどでした。一般的に2Dより3Dのほうがアニメは製作費がかかります。ですが、日本はテレビゲームなどCGの技術はたくさんあるので、いつかそれらをフルに使ってすっっっごくリアルな3Dアニメ映画作ってほしいなぁって鑑賞しながら思いました。

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★応援上映★                            最初に<Decide>を観て、しばらくして<Glory>を観にいきました。その際、よく確認しないでチケットを購入したんですが、、、本編が始まるなり前の席のお客さんがいきなりペンライト振り回し始めてビックリしましたΣ(・ω・ノ)ノ!コンサートとかで使うアレです。「え、、、マナー悪すぎるでしょ!?係りの人に言う?言わない?どうする私!?」って一瞬思ったら横の人もペンライト振り回していて、「あれ?これ私が間違ってるのか」ってなりました。どうせなら私も一緒にペンライト振り回したかったな、、、ミュージカル風の作品ということもあり、応援上映が開催されていたみたいです。鑑賞料金も割引も普通の映画と同じなので気が付かなかったのですが、これはファンの人はめっちゃ楽しいだろうなぁと思いました。思いもよらず、応援上映初体験ができたのですが、応援上映って今後広がっていきそうな予感がします。コロナ感染のこともあり、今回のテニスの王子様の応援上映は「無発生応援上映」というスタイルで、ペンライト振り回したり、拍手したりする感じでした。「無発生」でなかったら、コンサートみたいな感じになっていたのかもしれない!それはそれで楽しそう(*^-^*)

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★入場特典★                            テニスの王子様に登場するキャラクター達のポストカードでした。数十種類あるそうですが、そもそもこんなに登場人物が多い作品になっていたとは。。。私が子供のころ見ていた時はもっと少なかった気がします。昨今の映画は入場特典があるものが多いですよね。アニメ作品に関しては必須アイテムのようにもなってきています。入場特典をいくつか用意してランダムに配るのでファンを中心にリピーターが増える、という構図ですね。映画を配給する側にも、映画館に足を運ぶファンにも嬉しいものなので、個人的には洋画にもこういうの増えて欲しいなと思いました。

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★エンドロールあとの特別映像★                   テニスの王子様ではキャラソンと言われる曲を1000曲近くも発売しているそうです。本物のアイドルを超える程、世に曲をリリースしている王子様達。その中でも人気の高い楽曲を原作の漫画の絵やイラストで映像化した『シアター☆テニフェスpetit!(プチ)』という映像がエンドロールのあと流れます。5~10分くらいの映像なのですが、映像がオシャレでカッコよくてとても楽しかったです!!本編よりもよかったかもしれない(笑)!!!!!

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子どものころは、カッコいいー!しか感想がなかったのですが、大人なって観ると、主人公を始めとする、多くのキャラクター達の向上心が常に描かれており、王道を行くとても情熱的な作品なんだなぁって思います。最近の流行っている漫画やアニメ作品は、人が死んだりする描写や、感情の機微を描いているものが多い気がします。しかし、テニスの王子様はそんな感じではありません。始めから終わりまでキラキラしてて楽しいのです。ただ見た目がカッコいいだけではこんなにも長くは続かないですよね。私はこの作品で「向上心」「前を向く力」「本能で動く」といったことを感じさせられました。こういう王道で楽しい作品で人を感動させるのって、ホントは一番難しいんじゃないかなぁて思います。昔は主人公のリョーマより年下だったのですが、今はもう大分年上です。ですが、これからも彼らのように向上心を忘れずに日々を過ごしていきたいものです(^^♪


〈一言メモ〉

「竜とそばかすの姫」を観る為にダッシュで映画館に駆け付けたのですが、間に合わず。。。しかしここまで来て何も観ないで帰るのはイヤだああぁ!!!と思って観たのがこの作品でした。こういうのは作品とのご縁だと思います(*^^)v自分が好きな作品、好きな俳優が出演している作品は、誰に言われずとも観ます。ですが、人に紹介してもらった作品や、こういったハプニングで出会う作品はホントにご縁ですよね(*^_^*)これからも良作とのご縁に恵まれますように!(^^)!

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