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《ヨーロッパ紀行》睡蓮の間、オランジュリー美術館へ《フランス》

私がフランスで、というより世界で一番愛する美術館が、パリの「オランジュリー美術館」だ。

20世紀初頭にパリで活躍した画家たちの名作を展示している「オランジュリー美術館」の目玉といえば、クロード・モネの連作「睡蓮」が展示されている「睡蓮の間」。

何度足を運んだか分からないけれど、愛する「睡蓮」に再会するために、今回のヨーロッパ旅でも開館と同時に訪問した。

360度「睡蓮」が楽しめる、睡蓮の間

モネの自宅、ジヴェルニーの「水の庭」から着想を得た「睡蓮」の連作。

印象派の生みの親、クロード・モネによって1916年から1926年にかけて描かれた「睡蓮」のシリーズ。

「オランジュリー美術館」では、円形の2部屋に分けて、360度鑑賞できる構図で連作が展示されている。

太陽が昇り、沈むまでの時間の経過を連想させる作品たち。
展示室2に展示されているのは、睡蓮としだれ柳を描いた作品。浮世絵のエッセンスも感じられる。

「平穏な瞑想の場」であるようにとモネが設計した展示室は、一歩足を踏み入れた瞬間にしんとした静寂さと、やわらかな自然光を感じられる空間。

何分でも、何時間でも、時を忘れてこの癒しの空間に身をゆだねたくなる。

ルノワール、セザンヌ、マティスなどのコレクション

モネの「睡蓮の間」以外にも見どころたっぷりなのが「オランジュリー美術館」の魅力。

常設されているコレクションにもルノワール、セザンヌ、マティスにローランさんと巨匠による名画の数々が並ぶ。

アンリ・ルソー「婚礼」
アンリ・マティス「女性の部屋」
モーリス・ユトリロ「ベルリオーズの家」
アンリ・マティス「オダリスク」

企画展示は「モディリアーニ展」

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