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【詩】暗闇を叩いて

広がる暗闇を
ハンマーで叩く

崩れ落ちるまで
叩いて叩いて


あちこちの裂け目から
光の筋が差し込んで


暗闇は星屑のように
流れて落ちた


粉々になった暗闇を
そっと手に取り
舐めてみる


砂糖のように
甘かった

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