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【詩】母とは

母と聞いて
涙しかでてこない


























わたしの記憶には
氷より冷たい声しかない



























怒りをこえて狂った顔しかない





























その全てに支配されて
生きていたんだ



























その世界で生きるしか
なかったんだ





























世間の母を目にするたび
涙が流れる





























あたたかい声
やさしい笑顔


























そんな世界があったなんて
知らなかった

































喜ぶ子を見て
喜ぶ母に憧れた
































もういいよ
十分泣いた

































だけど
なんでだろう












































大切にされたかったなんて
夢をみる

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