MELMO

いのちの声 こころの詩 13歳から詩や作詞や文章、エッセイ、俳句などいろいろ書き続け…

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いのちの声 こころの詩 13歳から詩や作詞や文章、エッセイ、俳句などいろいろ書き続けています。 読んで頂けると嬉しいです。 よろしくお願いします。

最近の記事

【詩】母とは

母と聞いて 涙しかでてこない わたしの記憶には 氷より冷たい声しかない 怒りをこえて狂った顔しかない その全てに支配されて 生きていたんだ その世界で生きるしか なかったんだ 世間の母を目にするたび 涙が流れる あたたかい声 やさしい笑顔 そんな世界があったなんて 知らなかった 喜ぶ子を見て 喜ぶ母に憧れた もういいよ 十分泣いた だけど なんでだろう 大切にされたかったなんて 夢をみる

    • 【詩】どんな運命にだって

      わたしの未来は 不吉な予言だらけだった たぶんわたしも そうなるだろうと思っていた だけどわたしは自力で 運命を変えてきた 夜しかないみたいな わたしの人生に 朝がやってきたように 光輝く空を見た まるで別人みたいに わたしは新しく変わった 変わらなければいけなかった 運命に打ち勝つためには ひとは簡単に 運命だからしかたないとか 人生はこんなもんだとか 決めつけて言うけど わたしは運命にだって 人生にだって 負けたくない どんな過酷な環境に 生まれてき

      • 【詩】生きてる価値

        わたしは誰にほめられたかったのだろう ほめられたくて たくさんの痛みを我慢して たくさんのお金をとられた ただほめられたくて 自分を犠牲にして 自分の人生も捧げて ただほめられたくて 一生懸命頑張って 気に入られるように振る舞って 暴言も暴力も 全てはわたしが悪いことにされても ただほめられたくて 母にただほめられたくて 傷ついた自尊心に わたしはなんて声をかければいいのだろう わたしがどれだけほめても どれだけなぐさめても わたしのこころの傷口は どんな言葉で

        • 【詩】彼女のこころのそばにいよう

          親に愛されなかったと流す 彼女の涙は わたしの涙でもあった なんでわたしだけ 愛されなかったのか? その疑問も わたしの疑問でもあった わたしが長い長い年月をかけて 親に愛されなくても 生きていけるようになった道を 彼女はこれから歩んでゆくのだ 振り返っては泣いて 立ち止まっては泣いて 進んでゆくのだ わたしは何もできない 無力だけど ただこんなふうに彼女のことを想い ただできるだけ彼女のそばにいよう 彼女のこころのそばにいよう

        【詩】母とは

          【詩】いまどんな気持ち?

          本当のわたしなんて 誰からも愛されなかったから 本当のわたしなんて 消してしまった わたしの本当の気持ちなんて 誰も聞いてくれなかったから わたしの本当の気持ちなんて なかったことにしてしまった いつからなのかは わからない いつからかわたしの中に わたしは存在しなかった 「いまどんな気持ち?」と 生まれて初めて聞かれたとき わたしの頭の中には 空白しかなかった 気持ちってなあに? 不思議な質問だと思っていた みんなの中には いつも気持ちがあって 生きてた

          【詩】いまどんな気持ち?

          【詩】マーブル模様

          それは一本の線では 区切ることのできない あいまいな境界線 こちらの世界にいるわたしも もしかしたら 別の世界にいたかもしれない 別の世界で 別の生活をしていたかもしれない 憎しみや苦しみの中にいた頃 誰にも救えない痛みを抱えて わたしはまっすぐ 別の世界に進んでいた いま思い出しても涙が流れる 哀しいお話 何故わたしが いまここにいるのかさえ 不思議な気がするほど わたしは怒りで壊れてた わたしはどうなってもよかった ただただこの人生が悔しかった 怒りを通り

          【詩】マーブル模様

          【詩】長すぎた助走

          この冷えきったこころにも 春のようなあたたかさを 感じられるようになった 春のような言葉も 受け取れるようになった 長い長い孤独から やっと抜け出せたわたしは 人の優しさも 朝の光みたいに 眩しく感じる でもわたしは こんなふうになることを 目指してきた こんなふうになることを 信じてきた みんなから悪く言われても みんなから雑に扱われても わたしのこころのどこかで いつかきっと いつか必ず そう信じていた なぜ信じられたのか? あんな絶望的な環境の中で

          【詩】長すぎた助走

          【詩】わたしのこころ

          いまどんな気持ち? わたしのこころは そっぽを向いてなにも答えなかった ずっとずっと長い間 ないがしろにしてきた わたしのこころ 今頃質問されても 答える気にはならない こころを粗末にしてきた こころを痛めつけてきた こころを無視してきた でも聞いて わたしと共に生きてきてくれたこと 感謝してる こころを大切にできなかったのは 生きるのに必死だったから ただ息をして ただ生きてただけのわたしに こころはどんなにつらかったか ごめんね わたしのこころ ずっと一緒にい

          【詩】わたしのこころ

          【詩】そのままのあなたがいいよ

          わたしにはとうてい 届かないひとがいて でもいつか同じ世界に たどり着きたくて 必死に必死に もがいてきました わたしの哀しみを 一緒に哀しみ わたしの苦しみを 一緒に苦しみ そうしてたくさんの年月がたちました わたしはまだ生まれる前の たまごの中で 爆弾を抱えてました 冷たいたまごはかえらず 生まれるためには 爆破するしかなかったのです わたしはいつ爆破するのか タイミングを見ながら 様子をうかがっていました そんなわたしの爆弾は 不発に終わりました そ

          【詩】そのままのあなたがいいよ

          【詩】君に出逢うための人生

          君に出逢うための人生ならば どんな試練も受けてたとう   死ぬほど哀しい出来事も 君に出逢うためなら わたしは立ち向かおう なんのために生まれてきたのか 悩んだ日々も 全ては君に出逢うためだったと 今ならわかる つらいことは消えないけど 君が生きていてくれるなら わたしはなにもいらない 君が生きていてくれるなら わたしはそれだけで 宇宙一しあわせだ 君にたどり着くまで たくさん傷ついてきたけど その全てが優しさになり 君に捧げられるのなら わたしの人生も 悪く

          【詩】君に出逢うための人生

          【詩】人生は旅行

          あの暗い部屋で ひとり読んでた物語は いつか羽が生えて ここから飛んでゆけるお話だった 今いる所とは別世界の とうてい手の届かない 愛に溢れてあたたかい キラキラ輝いてる世界だった わたしはずっと夢みていた たとえこの世界がすさんでも 真っ黒に塗り潰されても わたしの魂はけして 汚されないと わたしの魂だけは守ってゆきたいと ひとが見ているわたしの姿は 仮の姿 本当のわたしは違う 本当はこんなふうじゃない ずっと違和感だけが残ったまま 生きていた 人生は修行だと

          【詩】人生は旅行

          【詩】死ぬということ

          なんで死にたい時には 誰にも知らせず そっと死んでゆくのだろう ごめんねって気持ちはあるけど 理由も言わずに 黙って死んでゆくのだろう この世界で生きてく気はないから 別の世界へ旅立つと決めて ひとりで死んでゆくのだろう そこに何があるのだろう 死んだ先に何があるのだろう 何かがあると思いたいのは まだ生きてく希望もあるから 死にたいひとには 関係ないことだから 何かがあるなんて 思わないくらい あるとしたら そこにはおわりがあるだけ おわりという文字も透明

          【詩】死ぬということ

          【詩】抜け殻

          こころが わたしのこころが 粉々になってゆくのを ただ黙って 見てるしかありませんでした 粉々になったまま もとの形には戻らず 手のひらに並べて ただ眺めていました 風が吹いて飛ばされたかけらを まるで自分の魂のように 空に消えてくのを はかなく見ていました 抜け殻は遠くを見ながら 何を思っていたのでしょうか? 粉々のこころでは 何も感じることはできませんでした それから何年たちましたか? 抜け殻は哀しい想い出とひきかえに 死を選びました 抜け殻はやっと重たい殻

          【詩】抜け殻

          【詩】ひとりじゃない

          ひとりじゃない それはすごい言葉 ひとりぼっちだったわたしには 奇跡みたいな言葉 ひとりじゃない それは心強い言葉 まだ見えない世界にも 立ち向かってゆける言葉 ひとりじゃない それだけで安心な言葉 どんなかなしみも 乗り越えられる言葉 ひとりじゃないから ひとは生きてゆける ひとりじゃないから ひとはまた笑える わたしはひとりじゃない 一度は言ってみたかった言葉 わたしはひとりじゃない 何度でも今は言える言葉

          【詩】ひとりじゃない

          【詩】未来は待っている

          いつもどんなときも 未来はわたしを待っててくれた 過去も現在も つらいしかなくても 未来はわたしを待っててくれた 未来だけが 両手を広げて待っててくれた 振り返っては泣いて 立ち止まっては泣いて 生きてくことを投げ出したり 空ばかり見てたり だけど未来だけは消えなかった わたしから未来だけは 奪われなかった わたしにも奪われなかったものがあった それだけで救われた だれにもどんなひとにも 未来はあるから もし今日で終わらせると 思っていても 未来はあ

          【詩】未来は待っている

          【詩】人を信じる

          人を信じる それがずっとわからなかった 出口のない迷路の中で わたしは探し続けてきた 答えはない それがわたしの出口だった 人を信じるこころは 感じるものだった 誰かに与えられるものでも 誰かに与えるものでもなく それは自然とあふれる気持ち 信じるがわからなくて 長い長い間 苦しんだけど 人を信じるこころは わたしの中に芽生えてきたもの やっと やっとわたしは 人間らしく生きてゆける

          【詩】人を信じる