見出し画像

サンタさんのはなし

 今回は長男が小学校低学年の時の話です。
 写真は「みんなのフォトギャラリー」から使わせていただいています。ありがとうございます。

 長男のお友達が集合

 小学校になると、家でお友達と遊ぶ機会はぐっと減った(うちの子は外で遊ぶ派)のですが、その日はたまたま幼稚園の時からのお友達が数人遊びに来ていました。
 
 うちの子は順番でゲームをしているか、ゲームをしている子の様子を見ていましたが、漫画に夢中な子、おもちゃで遊ぶ子もいて、小さいときからですがみんなそれぞれ好きなことをしています。

 くつろいで遊んでくれているならそれでいい。と思いながら私もリビングでお茶をしていました。
 
 そのうちに男の子がふたり、リビングにやってきて、お菓子を食べながらおしゃべりし始めました。
 
 2人とも3つ上にお姉ちゃんがいる弟くん達で、会話の内容も女子トークのような内容だったので可愛くて微笑ましいなと思っていました。
 
 するとその2人から「長男のママ?」と声をかけられました。
 
 「あの犬は本物なの?」リビングの一角にたたずむ犬のぬいぐるみを指さして言いました。

 私のぬいぐるみ

 それは、私が小学5年生の時にサンタさんから貰ったものでした。当時、図書館で借りた「犬の飼い方」を読んで、犬が欲しいと切望していました。
 
 サンタさんにお願いをしたのですが、届いたのは本物の犬ではなく、大きな犬のぬいぐるみでした。
 
 ちょっぴりがっかりしたけれど、あの時からずっと一緒にいます。毛の長い犬種のぬいぐるみでよく出来ているので、我が家に来た犬好きさんの目に止まりやすいです。
 
「あれはね、長男のママが小学生の時にサンタさんがくれたぬいぐるみだよ。」
 
 と、当時の話をすると目をキラキラさせて聞いてくれました。そして犬のぬいぐるみを手渡すと嬉しそうになでなでしたり、抱っこしてくれたりしました。
 
 可愛い質問をしてもらえてお得な日でした。
 
 サンタさんの魔法は大人になっても続くのですね。
 
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 

この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?