見出し画像

南米最大のブックフェアに行った!

 みなさん、こんにちは。私は幼い頃から本が好きで、アルゼンチンに来てからは事務所の方に「活字中毒」と言われるほど、本ならなんでも片っ端から読んでいます。
 そんな私を見て神様は、世界最大と言われるドイツ・フランクフルトのブックフェアと、イタリア・ボローニャで行われる子どもの本のブック・フェアに行く機会を与えてくれました。しばらく前のことですが、世界中の出版業界の人が集まる社交場のような雰囲気は、今でも忘れることができません。
 さて、南米最大のブックフェアがここブエノスアイレスで開かれると知って、早速初日の今日、行ってきました。

 フランクフルトもボローニャも、ブックフェアはいわゆるビジネスの場。みなさん、新企画や新作を熱心に売り込みます。
 しかしここブエノスアイレスは様子が違いました。普通の人が大勢訪れ、本屋をのぞくようにブースを見て回ります。大きな袋を持参して、2冊、3冊と買い込む姿も。そうです、ここは本屋の巨大ショッピングモールなのでした。

 ブエノスアイレスの人はとても本が好き。地下鉄に乗ると、紙の本を熱心に読む姿をよく見かけます。これはもうどの国にもない、貴重な光景になっている気がします。
 また、本を売っている小さなスタンド(屋台のようなもの)も、町中いたるところにあります。雑誌、小説、子どもの本まで、いろんなジャンルの本が置かれているのが見えます。これが商売として成り立つところに、アルゼンチンの心の豊かさがあると感じます。
 とても久しぶりにブックフェアの空気に触れ、心をリフレッシュして帰ってきました。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?