第19回妄想全国高校野球大会⑦[決勝]
本日はいよいよ決勝戦。
大会史上初めて決勝戦が雨で順延となった。
心機一転迎えた本日。
全国の頂点に輝くのはどちらなのか。
これまでの両者の勝ち上がりを確認しておこう。
■明陽(兵庫)
1回戦 6-2 VS 佐野工(栃木)
2回戦 6-0 VS 輪島商(石川)
3回戦 4-3 VS 長崎学院(長崎)
準々決勝 3-0 VS 野洲学園(滋賀)
準決勝 3-1 VS 至道館(広島)
■南海大難波(大阪)
1回戦 13-0 VS 渋川商(群馬)
2回戦 9-2 VS 信濃学苑(長野)
3回戦 3-0 VS 港南(神奈川)
準々決勝 4-1 VS 津久見商(大分)
準決勝 7-6(延長13回) VS 黒潮学園(高知)
明陽は初の決勝進出。兵庫県勢としては第14回大会の紫藤會以来となる。大会前にエースの三輪が足首を怪我するアクシデントで本来の投球ができない中、先発に抜擢されたのは1年生の春名だった。見事に期待に応え、2回戦と準々決勝では完封するなど好投を披露。復調した三輪も準決勝では粘りの投球で完投した。打線は白川、藤本に一発が出るなど上位打線に当たりが出ている。特に藤本は全試合で出塁するなど得点に絡む活躍が目立つ。ピンチを乗り越えチーム一丸となり深紅の優勝旗を掴む事ができるか。
南海大難波は6度目の決勝進出。今大会はプロ注目のエース森廣と強力打線でここまで勝ち上がってきた。森廣は3回戦まで自責点ゼロという圧倒的な投球を見せた。控え投手の小幡、武本も力があり、準々決勝の津久見商戦では2人の投手リレーで勝利に導いた。打撃では3番の近松が2本塁打を放ち、打線を牽引している。花田や醤油屋の2年生メンバーもチャンスで一本打っており、得点圏で回せるかがポイントとなるだろう。関西対決を制し、史上最多優勝となるか。
■スターティングメンバー
※括弧内の数字は背番号
※丸囲いの数字は学年
※▲は左打ち、◆は両打ち、◎は主将
明陽
1 ニ 白川 (4) ③
2 中 高瀬 (8) ③ ▲
3 遊 藤本 (6) ③ ▲
4 一 玉田 (17) ②
5 左 古家後 (7) ③ ▲
6 捕 牛尾 (2) ③
7 右 北畑 (9) ②
8 三 山田 (5) ③
9 投 春名 (18) ① ▲
南海大難波
1 遊 花田 (6) ② ▲
2 中 原 (8) ③ ▲
3 三 近松 (5) ③ ▲
4 捕 美濃 (2) ③ ◎
5 投 森廣 (1) ③ ▲
6 一 醤油屋 (3) ②
7 右 図師 (9) ③ ▲
8 左 阪口 (7) ②
9 ニ 上田 (14) ③
■ベンチメンバー
明陽
(1) ③ 三輪 (3) ③ 河合 ▲ ◎
(10) ③ 吉野 (11) ③ 前田
(12) ③ 川崎 (13) ③ 西垣 ▲
(14) ③ 村松 (15) ② 藤尾 ▲
(16) ② 佃 (19) ② 大北
(20) ① 船曳 ▲
南海大難波
(4) ③ 堀口 ▲ (10) ③ 小幡 ▲
(11) ③ 武本 (12) ③ 渡辺
(13) ③ 中川 (15) ③ 亀井 ▲
(16) ③ 根来 ▲ (17) ③ 大前 ▲
(18) ② 赤坂 ▲ (19) ② 疋田
(20) ② 渡壁
■試合結果
バッテリー
[明] 春名 - 牛尾
[南] 森廣 - 美濃
優勝は兵庫代表・明陽!!
兵庫県勢としては2度目の優勝となった。
5回まで互いに無得点となったこの試合。明陽は6回表1死二塁から藤本の適時打で先制に成功する。7回表には山田のスクイズでリードを広げた。投げては1年生左腕の春名が最後まで投げ抜き、9回無失点11奪三振の快投。敗れた南海大難波は森廣が好投し、打線が相手を上回る安打を放つも好機で一本が出なかった。
今回も熱戦が繰り広げられた今大会。
球児たちの熱いプレーがまたひとつ刻まれたことだろう。次の大会も待ち遠しい限りだ。
【付録】
■今大会の本塁打記録
※左から大会◯号、選手名、所属
※末尾の丸囲いの数字は複数打った選手
1 近松 (南海大難波) ①
2 塩出 (東温重信)
3 松本 (長崎学院)
4 木村(界) (南仙)
5 吉見 (京極)
6 大背戸 (至道館)
7 尼子 (至道館)
8 桝本 (桜井文化)
9 高桑 (三河大豊橋)
10 三苫 (津久見商)
11 宇治橋 (飫肥日南)
12 田中 (太平洋大附)
13 丸 (港南)
14 大貫 (港南)
15 宿輪 (長崎学院)
16 藤本 (明陽)
17 河内 (至道館)
18 緒方 (鎮西館)
19 戸梶 (黒潮学園)
20 芝 (黒潮学園) ①
21 白川 (明陽)
22 近松 (南海大難波) ②
23 芝 (黒潮学園) ②
今大会の本塁打:合計23本
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