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【ドラマ】レオナルド〜知られざる天才の肖像〜がオモシロイ!

「レオナルド〜知られざる天才の肖像〜」(シーズン1・全8話)は、レオナルド・ダ・ヴィンチのミラノ・フィレンツェ時代を描いたドラマです。

そういえば、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は知っているけど、人となりは知らないな~、とお正月に気楽に観始めたドラマだったのですが…

はぁ〜、おもしろかったです。

ドラマ好きな方だけでなく、美術好き、歴史好きの方も楽しめるドラマだと思います!

見どころは

レオナルド・ダ・ヴィンチと聞くと「天才」とイメージする人が多いのではないでしょうか。私もです。
が、正直に言うと「天才半分」、同時に「こんなに頭のいい人、本当にいたのぉ? 盛ってなぁい?」という「疑惑半分」のイメージがありました。

ところがですよ、ドラマのレオナルドはとても人間味あふれるキャラクターなのです。
抜きん出た才能で周囲の人々を魅了し、飜弄する一方で、レオナルド自身も真実に取り憑かれ、権力に才能を利用され苦悩する。そんな様子がみごとに描写されています。

さらに、ヴェロッキオサライミケランジェロといったレオナルドをとり巻く有名な人物も次々と登場。もしやご本人ですか?と聞きたくなるほどの演技と演出で、リアリティ感溢れるドラマになっています。

ドラマを観終わった後、Wikipediaのレオナルド・ダ・ヴィンチのページを読みましたが、レオナルドの半生や関係する登場人物の設定、レオナルドの作品ができる過程は史実にそったノンフィクションと言っていいと思います。

レオナルドの有名な作品が創造されていく背景が詳しく映像化されているところも興味深く、今後作品を観るときには今までと違った見方ができそうです。

さらにこのドラマのすごいところは、フィクションも加わっているということ。
「レオナルドは、本当に殺人を犯したのか?」というサスペンス要素が、観る人を最後までグイグイ引っ張ります! 有罪か? 無罪か?  こればかりはフィクションだから、wikiには載っていません。(ネタバレサイトがあるかもしれませんが)

また、史実でまだ解明されていない部分をフィクションがとても上手く補っていて、フィクションとノンフィクションの境目がわからないくらいよく練られたストーリー構成になっています。

主要人物を演じているのは

左から マチルダ・デ・アンジェリス、エイダン・ターナー、フレディ・ハイモア

レオナルド役のエイダン・ターナーさんは、濃いめの超イケメンさん。
wikiに、画家のロセッティ役を演じたことがあると書いてあり、ものすごく納得しました。
ですが、今回の役中では浮世離れというか、変わりものというか、そんな雰囲気をかもし出しています。若い頃は才能はあるけれど世間慣れしていない朴とつな雰囲気、物語後半は色々な経験をして苦悩する様を、見事に演じられています。

フィクション部分の重要人物、カテリーナ役はマチルダ・デ・アンジェリスさん。
最初は粗削りだった美貌と知性が、回を追うごとにどんどん洗練されていき、最後は息をのむほどの美しさ全開です。
(ちなみに、Wikipediaによるとレオナルドの実母の名前もカテリーナだそうで、母親と同じ名前になっているのは何かの暗示なのかなぁと個人的に考えたりしています。)

フィクション部分のもう一人の重要人物が、ステファノ。「グッド・ドクター」のフレディ・ハイモアさんが演じています。何を考えているのかわからない感じ(←失礼)が、役どころにマッチしているかと。

※画像はAmazon prime video様のサイトよりお借りしました

視聴するには

2023年1月現在、Amazon prime videoで視聴可能です。

WOWWOWは、番組ページはあるものの「放送予定はない」との記載が。残念!


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