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【男の子は好きな女の子に意地悪をする】~だからといってやられた側はたまったものではないのだ~

#エッセイ #体験談 #好きな女の子に意地悪をする男の子 #風評被害 #精神年齢が低い男子

【中2、3のとき同じクラスにいたヤマちゃんとニッシーというヤンキー男子ふたりのこと】

私がヤマちゃんとニッシー(ともに仮名)から受けたのは意地悪、というより、実害のない風評被害だった。

ヤマちゃんは、学年1のヤンキー男子。ニッシーは彼の腰巾着。いわば典型的な「虎の威を借る狐」であった。

ヤマちゃんというのがこれまたえらいドヤンキーで、学校内でも学校外でもしばしば暴力沙汰を起こし、彼のために(いや、彼のせいで)何回授業が潰れて学年集会が開かれたか知れない。

ヤマちゃんはいわゆる校内のヤンキーの頭で、中2に進級するや否や、所属していた男子ばかりの某運動部で「通過儀礼」の名目で1年生全員の顔を殴り、中には歯が折れた子達が数人いた。

当たり前だろうが、ヤマちゃんは1年生全員の保護者達から「被害者の会」を結成し、訴訟を起こされる寸前まで行ったが、部活の顧問、学年主任、校長先生達が「今年度の受験生達に迷惑がかかる」として、被害者の会の保護者達に土下座して謝罪し、事なきを得た。

まったくもって悪運の強い憎たらしい男である。私はその際、保護者達が土下座ごときで訴訟を取り下げたことに怒りを覚えた。

「本当に我が子を傷つけられたことに怒りを覚えるなら、土下座程度で訴訟を取り下げんなよ!」と。

校長先生はヤマちゃんの部活の才能を買っており、彼を校長直々のスポーツ推薦でスポーツ名門校に進学させようとしていたような目の曇り切った人だったので、その点はザマァwwwと密かに思ったのは、ここだけの話にしておく。

ニッシーはヤンキーではあったが、小悪党の範囲を出ない男だった。間違いなく、ヤマちゃんがいなければ大した存在ではなかっただろう。

不運にも、私はふたりにタゲられてしまった。彼らから暴力を振るわれることは一切なかったが、ヤマちゃんからは言葉による性的なモラハラ、ニッシーからは事実無根の噂を流されるというーー。

【ヤマちゃんからの性的モラハラ】

ヤマちゃんは何かにつけ、私に性的なモラハラ発言を繰り返した。具体的な内容としては、

「淺永とヤる(セックスする)奴なんているのかよwww」               「淺永と結婚する奴なんているのかよwww」

これを中2、3の2年間、毎日言われ続けた。幼い頃から結婚にもまるで関心のなかった私はどうでもよかったが、問題はニッシーのモラハラの方だった。

【ニッシーからのモラハラ】

ニッシーから受けたモラハラは、私が、

「実は淺永は、この学校の裏番なんだよ」                 「自分で結成したレディース(女暴走族)の初代総長」

という、真っ赤な嘘をあちこちに吹聴していたことである。実害はほとんどなかったが、今にして思えばれっきとした名誉毀損、侮辱罪で弁護士に依頼出来る案件である。

そして、それと同時にヤマちゃんが吹聴していた嘘の噂。それは、           「淺永は売春していて、何回も中絶している」だった。

ーー淺永とヤる(セックス)する奴なんているのかよwwwーー

と毎日言いながら、一方では私がセックスを売りにして不当な金銭を得て妊娠と中絶を繰り返しているという、矛盾した嘘の根元。

はっきり言って、私に対するふたりの性的モラハラ発言の矛盾について、まったくワケがわからなかった。

表では、ヤマちゃんもニッシーも私を女としては最低ランクと貶めながら、裏では私が売春して何回も中絶しているという噂を流す。

ーーその真意を知ったのは、中学を卒業して間もなくのことだった。

ヤマちゃんは中学入学と同時に、実は私のことを好きになっていたらしい。だが、小学生時代からヤンキーチックな女子生徒としか接していなかったヤマちゃんは、私のようなおとなしい(=実際は単なるコミュ障)に対してどう接すればいいのかわからなかったらしい。

ニッシーに関しては、自分のヤンキー仲間に引き入れたくて「裏番」「レディースの総長」という事実無根の噂を流していたとのことだった。

要するに、ヤマちゃんもニッシーも、年齢と身の上は中学生でありながら、まだ精神年齢は小学校低学年レベルの悪ガキにしてクソガキだったのだ。

ヤマちゃんは何で、私のことを素直に好きですと言えなかったのか。                  ニッシーは何で、素直に仲間になって欲しいと言えないのか。(仮に誘われたとしてもヤンキーの仲間入りなんて絶対にゴメンだが)

【DQNの男は総じてバカ】

これが、ヤマちゃんとニッシーというロクでもない男達から得た、人生の教訓である。







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