めいめいやぎさん

2019年に2回手術したことをきっかけに、身体の大切さに目覚め、34年続けた幼稚園教諭…

めいめいやぎさん

2019年に2回手術したことをきっかけに、身体の大切さに目覚め、34年続けた幼稚園教諭の仕事をやめ、人生、たねまき中です。児童館の親子あそびのボランティア、保育雑誌の小さな記事を書く、幼児ロボットくらぶのワークショップなどに挑戦中。夢は「世界中の子どもたち と 笑顔になる」こと。

最近の記事

はじめてのPCR検査体験記

 来週、ひとまえに出る仕事があるので、念のためと思って、近所のドラックストアで、はじめてPCR検査を受けてみました。  事前にインターネットで予約して、当日の持ち物は、「運転免許証(住所のわかるもの)」と「スマホ」。ドラックストアの片隅がついたててで、仕切られていて、椅子とカウンターがあって、薬剤師さんが対応してくれました。 ①運転免許証で、住所を確認し、無料検査対象者であるかを確認。 ②なぜ、検査が必要なのかと、自分の住所、連絡先を書類に書く。  (私は、どこどこ主催の、

    • おじぎ草

       去年の秋、近所の花屋さんで、100円で「おしぎ草」を買った。「おさんぽ中の方へ つんつんしてみてね」と張り紙をしておいたら、通りすがりの人がたくさん「つんつん」してくれた。  冬になって、「おじぎ草」は枯れてしまった。  でも、鉢を処分せずにとっておいたら、小さな葉が出てきて、ぐんぐん大きくなってきた。    先日、ひとりの「おばあちゃん」が通りかかった。 「よかったね~。」と「おじぎ草」に話しかけている!?  「こんにちは。」と声をかけてみた。  「あのね。おじぎ草、

      • 世界は笑顔でまわってる

         うちの塀の隙間に(庭とは言えない。塀と自宅の50センチくらいの隙間)に、フキがはえた。となりのおばちゃんが「そろそろ収穫時期よ」と教えてくれたので、刈り取って、道にならべていたら、見知らぬ、ひとりのおばさんが通りかかり、じっとみていた。 「(少し)持っていきます?」と聞いたら、後ろから、次々とおばちゃんが現れ、「あら、いいの?」「おいしそう」「ありがとう」とフキをとっていき、全部きれいになくなりました。・・・・・。  となりのおばちゃんに「かれこれ、しかじか。おすそ分け

        • 「問題児」じゃなくて、考えるのは大人の方だ!

           児童館で親子あそびをしたり、幼稚園でちょこっと「先生」をしたり、保育雑誌にちょこっと「執筆」したり、科学館でちょこっと「ワークショップ」をしたり、子どもに関する活動をしながら、日々楽しく過ごしています。  養老孟司さんの「ヒトの壁」を読んで(難しくて、わからないところも、たくさんあったけれど)「ああ!すごい!」と思ったことがあります。以下、引用。「学校で教育を受けると、問題が先に与えられて、生徒が答えを出す。(中略)でも、生物の世界は逆である。生物が問題を解いてきたのだか

        はじめてのPCR検査体験記

          わたしが生まれてきた場所

           今日は、父と母の結婚記念日です。                  ということは、わたしが生まれてくる場所が決まったのが、何十年か前の今日なんだなあ!と気づきました。  父と母は、この世にはもういません。  母が亡くなった時、母が大事にしていたであろう、とても小さな、1枚の写真が出て来ました。写真の中で、父と母と私が笑顔で笑っていました。私の記憶にないくらいの幼い頃の写真です。  それを見たとき、「ああ!わたし、このおとうさんとおかあさんの所って自分で決めて生まれてき

          わたしが生まれてきた場所

          保育おぼえがき

           今回は、全くの覚え書きですが、自分の手帳に書いてひとりで見返すのではなく、noteに書いちゃおうと思います。 今、私は、幼稚園でのパートの仕事と、自分で企画した「幼児向けロボットプログラミング」教室を、細々と立ち上げてはじめています。  その中で、今までになかった発想が出て来ました。「問題児」といわれる子どもに対してのアプローチを、プログラミング的に考えてみたらどうだろう?という発想です。  「10代からのプログラミング教室(矢沢久雄 著)」の中に、「コンピューターに出

          保育おぼえがき

          自分のために

           2年前、病気になって手術をうけた。経過は良好で、再発もなく、「健康体」になった。耳の下に、「少し」傷が残った。髪の毛で隠れるし、私自身には見えない位置にあるので、まったく気にしていなかった。  病院にいったら、医師が「傷がケロイド状になっちゃいましたね」と言った。私は、「こんなもんだと思っているし、嫁入り前じゃないから、いいです。」と答えた。そしたら、医師が「いや、医者として許せない」と言った。私は、びっくりした。すげーって思った。  傷をなおすのは、私のためでも、病院

          負け惜しみ? おもしろみ?

           たとえば、大学教授になって、立派(?)な部屋に一人すわって、書類読んで、ハンコ押して、年収1000万円くらいで、偉い人(?)たちと、料亭(?)で、とりとめのない話をして、日々過ぎていく人生(いや、これはTVドラマの見過ぎでしょ(笑))と。  たとえば「全然、儲からないね~。でも毎日結構楽しいね~。」と子どもやパートナーや、仲間と笑いあって、何かを思いついたとき「採用」(?)されたりされなかったりして、喜んだりがっかりしたり、お日様がぴかぴかして気持ちいいなあって思ったり、

          負け惜しみ? おもしろみ?

          お子様ランチみたいな生活

           1年間仕事を辞めて、のんびりと種まきしていたら、ちゃんと芽が出て来ました。ど~んと大木ではなくて、小さな芽が、あちこちに、ちょこちょこと。出来る限り全部、水をあげて、育ててみたいと思っています。  ふと、「お子様ランチ」が目に浮かびました。それまでの私は、仕事に向きあう時、「高級一品料理」を作り上げることしか考えていなかったのですが、「お子様ランチ」を作って、わくわくする、そんな感じでどうよ。と思ったのです。  「ごはん」は、幼稚園の仕事。保育補助だけれど、お金をもらっ

          お子様ランチみたいな生活

          だいじに ていねいに

           春から幼稚園の仕事に戻ることにしました。身体への負担を考えると、担任は無理な気がするので、パートで保育補助です。久しぶりに、仕事で使うためのエプロンを、引き出しから出しました。もう、現場仕事には戻らないと思っていたから、随分処分してしまったけれど、4枚だけ、くまさんやうさぎさんの模様のついた、かわいいエプロンが残っていました。でも、しみだらけ!洗濯してもきれいになりません。  お花模様のかわいいアップリケを買ってきて、エプロンのしみに張り付けて、汚れを隠し、アイロンをかけ

          だいじに ていねいに

          バランス

           人間だって生き物だから、ちょうど良いバランスがとれていると、気持ち良くいられるんじゃないかと思う。  食べる量と消化する量。動く量と眠る量。お金を稼ぐ量と使う量。本を読む量と書く量。人の話を聞く量と自分が話す量。人と会って一緒に活動している時間とひとりで活動している時間。愛する量と愛される量。  だから、どっちかが「たりないな」「もっと欲しいな」と思ったら、逆のことが足りていないと思って、バランスをとってみたら、いいのかもしれない。  「眠れない」と思ったら、眠る方法

          はんぶんこ

           養老孟司さんの著書を読んでいたら、素敵な言葉に出会った。「人生の半分は自然が相手で、残り半分は世間が相手である。」(「世間とズレちゃうのはしょうがない」伊集院光・養老孟司)  はんぶんこって、いいな。と思った。「朝は、鳥の声とTVの音と、はんぶんこ」「病気になったら、薬の力と自然治癒力と、はんぶんこ」「自分の言いたいことと、相手の言い分と、はんぶんこ」「やって欲しいと言われたことと、やりたいことと、はんぶんこ」。いろいろな「はんぶんこ」を思いついた。  私を手術してくれ

          とどくかな

           夜の7時頃、買い物に出かけたら、駅のロータリーの歩道橋の下の植え込みの淵に、ひとりの女性が座っているのを見つけました。前にベビーカーが置いてあり、赤ちゃんをだっこしています。  「今日は風が冷たいのに、どうしてこんなところに座っているんだろう?」「家に帰らないのかな?事情があるのかな?」「それとも、車で迎えに来てくれる家族を待っているだけなのかな?」いろいろな想像が湧きあがり、声をかけそうになりましたが、でも。と思いとどまりました。  きっと、見ず知らずの、通りすがりの

          芽が出てくるかな

           約1年間、「たねまき人生」していましたが、ちょこっとずつ芽が出て来そうです。自分に育てられる「芽」はどのくらいなのか、よく見極めて、欲張らないように、大切にお水をあげて育てたいと思います。  34年間、わき目もふらず、働いてきたので、ぷっつりと無職になり、寂しかったし、毎日なんだか、後ろめたい気持ちだったし、はつらっと働いている人を見ると「いいなあ」って思ったり、でも就活するには、身体がついていかないよ、って思ったり、今の時間を楽しもうって思ったり、こんなふうにすごしてい

          芽が出てくるかな

          ほんのちょっとだけ

           昨日の夜、夜中に目が覚めて、眠れなくて、TVをつけました。NHKBSで、「空港ピアノ」をやっていて、名もなき演奏者が、自作の名もなき曲を演奏していました。力強く美しいメロディに、涙が出て来ました。  この人の演奏を聴くことは、もう、一生ないかもしれないな。この曲を聴くことも、もう一生ないかもしれないな。今は、もうフレーズも覚えていないけれど、でも、あのピアノの音は、私に力をくれました。  ピアノを弾いていたあの人は、まさか、遠く離れた日本人のおばちゃんが、あなたのピアノ

          ほんのちょっとだけ

          ほんわか

           大好きな絵本作家さんの本を買いに、いつもはあまり行かない駅ビルの本屋さんに行きました。本屋さんを出ると、目の前の壁に、「屋上庭園」と書いてあるのを見つけて「?」。たどっていくと・・・ありました。植え込みとベンチがある、小さな屋上庭園が!  誰もいないかと思ったら、ベビーカーにのせた子どもを連れたお母さんが、二組いました。知り合いではないようで、少し離れた場所で、お互いに、子どもを遊ばせていました。私も、少し離れたベンチに座り、買ったばかりの絵本を開きました。  子ども大