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考えるための大事な視点・考力

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考えていること、思考のヒントなどのnote
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2019年5月の記事一覧

スタッフの成長段階のイメージの話

以前、私がマネージャーをやっているときに整理した内容です。組織の中で仕事ができるということ、組織に属して仕事をする上で、クリアしていきたい段階について。 第1段階:依頼された仕事を自分でできるようになる。入社1~2年目の頃は意外とこれができない。 依頼者が思っている期待値を考えて仕事をするという習慣がないためです。 また仕事には答えが決まっていないものが多い。仕事は依頼者の期待値(満足度と言ってもよい)を満たすのがまず第1。(次のステップに進むために必要) あと100点で

議論を活発にするための空間の質の話、机は不要かもしれない。

会議の質をあげるための物理的な要因についてのブログがありました。 比較的簡単に、なおかつ効果も高そうな話もあるのでnoteに書いておきます。 議論の密度は、参加者の物理的距離感に比例する距離が離れていると議論の熱量は落ちる。 ファシリテーターと参加者の距離 逆に距離が近くなると議論が活発になる。 これは、私にも経験あります。なので私は講演や座学を教えるときは前に立ちますが議論を行うタイミングになれば、基本的に同じ席にすわる。 距離を近づけ目線を合わせるってことです。

家内制手工業から、工場制手工業へ、つまりはサラリーマンとしての漫画家アシスタント

日経とnoteが連携したので早速使ってみます。選んだのはマンガ界の働き方改革の話。 原稿作成のフロー つまり ・三田さんはストーリーと構図の構想 ・外注先の会社は作画に特化 「工場制手工業」をイメージして欲しい。 マンガの作画を事業化投資マンガ「インベスターZ」の連載依頼を受けた時は別に週刊誌連載を抱えていた。連載を2本続けるのは体力的に厳しい。何か新しい方法はないか? 編集部に相談していたところ、コルク会長の佐渡島庸平が「マンガの作画を事業化しようとしている社長がいま

ブランド人の世界 / 雇われ人の世界

2019年の4月に、良い問いを創る。yoitoi.com をリリースしてから、今まで以上に「良い問い」とは何か?が気になるようになりました。さて、今回のnoteは2018/09/14に投稿した「ブランド人と雇われ人の世界」に加筆したものです。あなたはブランド人でしょうか?それとも雇われ人でしょうか? ブランド人の世界 / 雇われ人の世界 ブランド人は、人びとの記憶に長く残る仕事をする(すごい仕事でなければ、すごい仕事にする。なにがなんでも.........)。雇われ人は、や

アイデアとインプットと問題意識

5月20日に2つのアイデアとインプットと問題意識のコラムがあったのでシェアしておきます。まぁそうだよね。私がやっている「問題意識を共有する会」も問題意識(課題意識)の解像度を上げるためのものだもんね。 インプットのために本を読むのはダサい アイデアを生み出すために必要なのは、課題意識。 それを意識して生きるだけで、世の中にあるヒントに気づくことができると言います。 アイデアは、考え続けた先で気付くもの 何となく心の中に問題意識があると、ある時突然、「あ、そういえば」とハ

問題意識を共有する会は「問題意識の解像度」を上げる。その仕組についての考察

「問題意識を共有する会」を10回以上開催しています。 本日のnoteは「問題意識を共有する会」の最も重要な部分である「問題意識の解像度」を上げる。この仕組についての説明資料を公開します。イベント時に私がLT(ライトニングトーク)で使う資料です。 まずは会の説明から 「問題意識を共有する会」 概要 ・同じ職種や同じ職責の人を集めて、問題意識を共有するだけの交流会。 ・または同一のテーマの問題意識を共有するだけの交流会。 ・答えは出さない。 ・参加者のレベル感を合わせるため

リーダーとは何か?という「問い」

noteのフォロワーが5月15日に1,000を超えました。そもそもnoteを始めた理由は①思考の整理、②議論ネタとしての投げかけ、③自分メモのためです。さて、noteの仕様で過去書いたものをピンどめする事ができるのは、固定が1つ、後はプロフィールと仕事依頼、なので改めて過去書いたnoteで、今このタイミングで伝えたい読んで欲しいnoteを加筆して投稿します。 本日のnoteは2018/12/20に投稿した「自分がどんなリーダーに成りたいか」を言語化してみよう!という話」を加

良いプレゼンは議論を導く。プレゼン資料には「問い」の要素を入れる。

2019年の4月に、良い問いを創る。yoitoi.com をリリースしてから、今まで以上に「良い問い」とは何か?が気になるようになりました。 今回のnoteはちょうど半年前に書いた「プロジェクトファシリテーター視点のプレゼンの心得」という記事に加筆したものとなります。 本noteでのプレゼンとは基調講演などの一方的に話すような大舞台ではなく、対話が生まれる距離感で行うプレゼンを想定しています。 良いプレゼン資料とは何か?1.内容は3割しか伝わらないという前提で作る。  

資格を持っているとか、より大事な事

先日の問題意識を共有する会で知り合った人と職場が近いということでランチしてきました。 んで、ランチで和気あいあいとしてたときに、なんとなーく働き方の話になったので、こちらをシェアしておきました。 今度はもっと時間をかけて伝えたい。 あと、本日Twitterに投稿があったもの。とても良いので、今度スライドにも引用しておこう。 −−− Photo by Priscilla Du Preez on Unsplash ::::::: noteは年300記事程度の更新頻度

パラシュートなしで飛行機から降下できるか?-ハーバード大学の衝撃研究の真相は

半年ほど前に話題になっていた話。 「飛行機から飛び降りるときに、パラシュートをつけていてもいなくても、死亡や大けがのリスクは変わらない」 世界的に有名な医学誌BMJ(英国医師会雑誌)に掲載された「検証実験」の結果です。しかも研究したのはハーバード大学などに所属する、れっきとした「医療専門家」たち。 さて、どんな落ち方をしたのか? 何を研究したのか?論文はこちら 「パラシュートの効果」を検証する実験研究チームは次のような実験を行いました。 18歳以上の男女23人。 参

子ども向けの「正しい問い」にたどりつく6ステップ

Q思考を読んでいる。2章:子どものように「なぜ」と問い続ける。に幼稚園から高校生までの生徒向けの「正しい問い」にたどりつく6つのステップがあったので紹介しておきたい。 Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法1.教師が「中心テーマを決める」たとえば「拷問は正当化できる」など。 2.生徒が「問いをつくる」教師は手助けをしない。回答もせず、問いについての討論もしない。 すべての問いを書き出す。 すべての文章を質問形式にする。 3.生徒が「問いを改善する」オープンクエスチ

狂ったアイデア

アイデアを考えるときに大事にしている視点があります。 良いアイデアより狂ったアイデアをスタートアップにとって良いアイデアとは、「悪いように見えて」「実は良い」アイデア である。つまり一見狂ったようなアイデアでなければならない。普通の良いアイデアなら 合理的な大企業や他の企業が実施しているので、スタートアップが狙うべきではない。 これは以下の馬田隆明さんのスライド 「あなたのスタートアップのアイデアの育てかた」で知ったものです。 こちらも! 逆説のスタートアップ思考--

”考える力”が足らない

”考える力”が足らない 日本人は“考える力”が足りない。 “考える力”とは何か?これを徹底的に問われ、富田直美さん(塾長)から質問攻めにされるのが「考力塾」。 富田直美さんについて株式会社hapi-robo st 代表取締役社長 ハウステンボス株式会社 取締役 CTOとして H.I.S.グループのロボット事業を統括。 E-Trinity(自己・自然節理・環境経済)による幸福世界の実現・持続をライフワークとし、教育、スポーツ、哲学、芸術、デザイン、メカトロニクス、ラジコンな

アイディアって?どんな説明。

「思考の整理学」の著者、外山滋比古さんが書いた「アイディアのレッスン」の話。最近私は「私自身の思考はどのようになっているのか?」に興味あります。さてアイディアとは何か? 「アイディアのレッスン」の「アイディアとは何か?」の章によるとアイディアを辞書や広辞苑などでひいてみても。ちゃんと説明してないそうです。私も今度図書館などで確認してこようと思います。 --- Photo by Brandi Redd on Unsplash ::::::: noteは年300記事程度