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企画で数字を作る意味とそれを実現するときに必要なこと

プロジェクトを進めるときに用意する企画書。その中には目標とする指標と数値を入れる。特にビジネスの企画書には必須だ。「数字は、何となく決めるモノではない。事業にどう繋がっているのか?」を考えることがとても大事。しかし案外それができない。


そこでまず考えたいのが事業の何処に影響するのか?(どこの数値を狙うのか?)という視点、KPIツリーで考える。

KPIツリーとは簡単にいうと
・KGI=Key Goal Indicator(重要目標達成指標)
・KPI=Key Performance Indicator(重要業績評価指標)
この2つで構成されている。

下記の図を例にとると、売上であるKGIを頂点に置き、重要な要素であるKPIを分解して作成、単純に話せばKPIの1つを向上させれば、KGIも向上する。

KPIツリーの例

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つまり「事業にどう繋がっているのか?」をKPIツリーで考えて、指標と目標数値を決めていく。

指標:どこを狙っているのか?
目標数値:数値を達成するとどんな結果になるのか?


指標と目標数値を決めたら、どう実現するのか?
そのとき考えるのがこの2軸

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・結果への影響度
・実行可能性

「実行可能性」と「結果への影響度」が高い領域の企画を考える。それ以外は捨てる。捨てる勇気を持つ。

「実行可能性」の要因としては、開発やデザインリソース、投下できる費用、開発難易度、開発期間など。

「結果への影響度」の要因としては、伸び代がある。(例えば継続率が50%のものを10%向上させ60%にする、つまり1.2倍。と継続率が10%のものを10%向上させ20%にする、つまり2.0倍では全然違う。)


アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。