AIを用いたワークショップの概念拡張についてのnoteです。
noteは2部構成で、本noteの「コンセプト編」を読んで、興味を持ってくれた方々とディスカッションを行うための「ディスカッション資料編」となっています。
ChatGPTを既にたくさん遊んでいる方は以下の「コンセプト編」のみで良いと思います。
AIを活用したワークショップの概念拡張について、7つの構想 - ディスカッション資料編
本note「ディスカッション資料編」は ChatGPTをあまり触っていない人向けの捕捉資料的です。またプロンプトはディスカッション用の見本であり、プロンプトのコンセプトを伝えるために、細かい指示の部分はかなり省略してあります。そのためここのプロンプトをコピー&ペーストして用いても同等のアウトプットが出ない可能性があります。また有料版であるChatGPT4を用いています。
それではよろしくお願いします。
構想1 - 効率化
ワークショップの事前準備、インスピレーショントークの用意
例として安宅和人教授の話を切り取りワークショップの概要をつくります。概要をつくるための記事を以下のページより選びました。全文はChatGPT4の読み込める量を越えたので、その中の一部を用いました。
【AI活用事例】ワークショップの準備
上記の記事に対して、以下のプロンプトをChatGPT4で実行しました。
<<<上記の「AI時代に必要な教育とは?」の文章をコピー&ペースト>>>
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貴方はワークショップのファシリテーターです。
1)この文書からワークショップのタイトルを作成してください。
2)この文書を400文字程度に要約してください。
3)この文書からワークショップで対象とする「テーマ」を3つ作成してください。
4)ワークショップのタイムラインを作ってください。
希望条件
・合計3時間30分
・オンライン
・インスピレーショントークを行う
・ワークショップのタイプはアイデアを拡張し、具現化するプロジェクト創出ワークショップ
・3つの問いが必要
問1 現状の課題感の確認、問2 つくりたい未来を考える、問3 つくりたい未来を実現するためのアイデア
以上、よろしくお願いします。
ChatGPT4のアウトプット
構想2 - シミュレーションとロールプレイング
来て欲しい参加者の属性とペルソナをAIで作成が可能
事前にワークショップの問いを、AIで作成したペルソナに答えてもらうことで当日の議論の流れの予測が可能
AIのペルソナに質問を行いロールプレイングを行う事でファシリテーターは事前に問題点や改善点を想定が可能
【AI活用事例】来て欲しい参加者の属性とペルソナを作成
上記のワークショップで来て欲しい参加者の属性とペルソナを作成してください。
ペルソナはナラティブに書いてください。
参加動機も書いてください。
ChatGPT4のアウトプット
<<ペルソナ3以降は略>>
【AI活用事例】事前にワークショップの問いを作成したペルソナに答えてもらう
ディスカッションしましょう。
ペルソナ1: 佐藤先生(教育関係者)、以下の3つの回答をお願いします。
佐藤先生が参加グループの皆に話しているような感じで書いてください。
問1 現状の課題感の確認
問2 つくりたい未来を考える
問3 つくりたい未来を実現するためのアイデア
ChatGPT4のアウトプット
【プロンプト】ロールプレイング
ペルソナ1: 佐藤先生へ
「問1 現状の課題感の確認」の回答の中の
「教師自身も知識やスキルを向上させなければならないと感じています」の詳細をお願いします。
ChatGPT4のアウトプット
構想3 - ファシリテーターの進行支援
【AI活用事例】要約
ペルソナ1: 佐藤先生の話を要約をしてください。
ChatGPT4のアウトプット
【AI活用事例】箇条書き
上記、佐藤先生の要約を箇条書きにして簡潔にまとめてください
ChatGPT4のアウトプット
【AI活用事例】議論を戻すための伝え方
ペルソナ1: 佐藤先生(教育関係者)はAI・データサイエンスの話しが多いです。
今は「学校と企業・地域連携強化」の話しをしたいので、
佐藤先生を「学校と企業・地域連携強化」の話しに参加するように上手くファシリテーションしたい。
なるべく短い言葉で3つほど案をください
ChatGPT4のアウトプット
構想4 - AIによる仮想人格のワークショップへの参加
【AI活用事例】仮想の人格のワークショップへの参加
構想2で制作した仮想の人格をワークショップに参加させる。音声入力によるリアルタイムでの参加も近い将来には安定して対応できると思いますが、現時点ではファシリテーターや運営サポートの人がタイミングみて読み上げたり、付箋などで共有するのが良いと思います。
またはあらかじめAIであることを伏せて、本日は参加していませんが、事前に回答をもらっておきました。参考にしてください。という流れでもよいと思います。
こちらはまだ私自身の実証実験が少ないので、色々な方と特にディスカッションしたい領域です。
構想5 - ワークショップの要約と多角的分析
AIはワークショップのアウトプットを、様々な視点で整理、要約が可能
AIの持つ情報処理能力で、参加者全体の要約、属性別の要約と傾向、参加者一人一人の要約と傾向が素早く用意
グループダイナミクスによる意見の偏りを、AIにより探し出し可視化
埋もれている議論を、AIにより探し出し可視化
【AI活用事例】ワークショップの要約
「現状の課題について」
・教育関係者(教師、学校経営者、教育政策立案者)
・企業の人事・研修担当者
・将来の教育に関心がある親や学生
・社会人でスキルアップを目指す方
・教育イノベーションに興味のあるエンジニアやデザイナー
が参加しディスカッションが終わったので、5つに整理してください。
ChatGPT4のアウトプット
【AI活用事例】ワークショップの属性別の傾向
上記のワークショップでの問1「現状の課題について」
・教育関係者(教師、学校経営者、教育政策立案者)
・企業の人事・研修担当者
・将来の教育に関心がある親や学生
・社会人でスキルアップを目指す方
・教育イノベーションに興味のあるエンジニアやデザイナー
それぞれ特筆すべき傾向を、ナラティブな文章にしてください。
ChatGPT4のアウトプット
【AI活用事例】多角的分析の軸を探す、その1
ワークショップを多角的に分析したいのですが、
これまでのワークショップの内容から分析の軸を10個前後提案してください。
それぞれ簡単な説明、選んだ理由もお願いします。
ChatGPT4のアウトプット
【AI活用事例】多角的分析の軸を探す、その2
上記はどんなワークショップでもある程度汎用性のある分析の軸です。
ワークショップを多角的に分析したいのですが、
このワークショップのテーマ専用の分析の軸の10個前後提案してください。
それぞれ簡単な説明、選んだ理由もお願いします。
ChatGPT4のアウトプット
構想6 - 非同期で変化・拡張を続ける、終わりがないワークショップ
【AI活用事例】新たな属性を加える
新しい属性として、この領域で新規事業を立ち上げたい「大企業の新規事業担当がワークショップ」に参加しました。
今回のワークショップに新たに、
この領域で新規事業を立ち上げたい、
「大企業の新規事業担当」がワークショップに参加しました。
特筆すべき傾向を、ナラティブな文章にしてください
ChatGPT4のアウトプット
【AI活用事例】新たな属性が加わったことによる変化
・教育関係者(教師、学校経営者、教育政策立案者)
・企業の人事・研修担当者
・将来の教育に関心がある親や学生
・社会人でスキルアップを目指す方
・教育イノベーションに興味のあるエンジニアやデザイナー
新たに
・この領域で新規事業を立ち上げたい、大企業の新規事業担当
が加わりました。
「現状の課題について」
上記が参加しディスカッションが終わったとします。
5つほどまとめてください、
ChatGPT4のアウトプット
【AI活用事例】どこが変化したかの要点をまとめる
・教育関係者(教師、学校経営者、教育政策立案者)
・企業の人事・研修担当者
・将来の教育に関心がある親や学生
・社会人でスキルアップを目指す方
・教育イノベーションに興味のあるエンジニアやデザイナー
ここに
・この領域で新規事業を立ち上げたい、大企業の新規事業担当
が加わったことにで変化した部分があれば教えてください。
ChatGPT4のアウトプット
構想7 - プロジェクトの具現化
【AI活用事例】プロジェクト化のアイデア整理
問い3 つくりたい未来を実現するためのアイデア
ペルソナ1: 佐藤先生(教育関係者)の回答からアイデアを整理して、プロジェクト化していきたいです。
佐藤先生が中心となって進めた方がよいプロジェクトのアイデアを3つ整理してください。
プロジェクト名と50文字程度の概要もお願いします。
ChatGPT4のアウトプット
【AI活用事例】プロジェクトの評価
上記のアイデアの評価を以下の3つの項目で、5段階で評価を行ってください
またその理由もお願いします。
直ぐに出来るなど実行のしやすさ、簡単な方が5,直ぐ出来ない場合は1
組織はそれを受け入れられるのか?受け入れられる方が5受け入れられないほうが1
市場から本当に必要とされているのか?必要とされている方が5,されていないほうが1
アイデア名、実行のしやすさ、組織の受け入れ、市場ニーズ:、評価の理由
という名称で表組みでお願いします
ChatGPT4のアウトプット
【AI活用事例】プロジェクト化
教師向けAI&データサイエンス研修プログラム
教師が最新の技術や教育手法を学ぶための
研修・ワークショップを開催し、教育現場で活用できるスキルを習得させる。
このプロジェクトを具体化します。
プロジェクトリーダーは佐藤先生です。
このプロジェクトを具体化したいと思います。
以下をお願いします。
・概要(ナラティブに200文字程度)
・目的の整理
・達成すべきゴールおよび必要なKPI
・プロジェクト推進のために必要な要素
・3年でゴールに行くと仮定した場合の、途中のマイルストーン
を整理してください
ChatGPT4のアウトプット
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