【過去メモ解説】ようやく書けた読書メモ
こんばんは!ユコーンです。
今日は過去メモを振り返る日ですが、先週日曜日に書いたメモをどこにも載せず仕舞いだったのでこちらに載せてみようと思います!
こちらは、友人が書いた小説「母性症候群」の読書メモです。
4月末に読んでいたのに言語化するまでに時間がかかった…!
しかも書けたメモも抽象的…(笑)。
ものすごく響いたのに、どう響いたのか表現できなかったんです。
「それはなぜだろう」と言うことを考えていたら、私のエンタメや小説をに触れる時の癖に気づきました。
誰か一人ではなく、すべての登場人物を通して、自分自身が自覚できていない感情を探し出しているのかも、と思いました。
物語を楽しむ中で、私の無自覚な感情が無自覚なうちに揺さぶられていて、「なんかすごい響いた…」という感想になってしまうことが多いです。
母性症候群は、思いも寄らない感情を揺さぶられた感覚でした。
母性、母親、女性性、キャリアなど、そういう分かりやすい立場やスペックの違いというわけではなく、「満たされているように見える人に潜む穴」というところです。
普通に過ごしていても、気づきたくない穴や心の歪みってありますよね。
その心の穴に気づくのは難しい。
気づいても目を向けたくないかもしれない。
目を向けても認めたくない。
だけど、辛くてもきちんと認めてあげることで、何かが変わるわけではないけど「埋まらなくてもいい」と思えること。
そういうメッセージ性を受け取りました。深い。
そして何より、文体がとても読みやすいのが魅力的。
テクノロジーに関する仕事をしている主人公の女性が働くシーンでも、きちんと読者を置いてけぼりにせずにわかりやすい描写がされています。
この仕事のシーンと、心の葛藤のシーンの描き方の差がまた好きなんです…!
友人という贔屓目を抜きにして、次回作も楽しみだな、と思っています!!
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