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3月の観劇【ミュージカル「SPY×FAMILY」/ミュージカル「RENT」/ミュージカル「ジキル&ハイド」/舞台「カストルとポルックス」/「シブヤデマタアイマショウ」】

ひとつづつ書いている暇がありません!!
申し訳ないがまとめて簡潔に綴ります。


ミュージカル「SPY×FAMILY」

ミュージカルにする世界観がぴったりで、久々に「楽しい!」という感情を抱きながら観劇できた。
ロイドさん(森崎ウィンくん)もいい塩梅でコメディを作り上げていたし、ヨルさん(佐々木美玲さん)もふわふわしたヨルさんだった。
そして何より、アーニャ(増田梨沙ちゃん)がリアルにアーニャで、本当に本当に可愛くて……ずっと見ていたいくらい可愛くて……
まだ9歳とかなのに本当に偉いなって…思いました……

個人的にはユーリくん(岡宮来夢くん)が圧勝でした。
くるむくん、コメディもできるんか!!っていう驚きと、秘密警察の衣装が似合うなあっていう関心と、カテコでペッパーミルやりながら挨拶でWBCの話する野球オタクな一面を見て可愛いなあという感情と。
コメディシーンの間の取り方がめちゃくちゃうまいなという印象でした。
くるむくん、本格的なコメディ作品やってほしいな!!!

あとは、ヘンダーソン先生(鈴木壮麻さん)がアニメ同様めちゃくちゃコメディに振り切っていたのがよかった。そして歌が上手いというのも解釈一致でとてもエレガントでした!!!良すぎた。
てか、エレガントな学校の世界観、ミュージカルにぴったりで何も違和感なくてすごかった。あんなに「・・・なるほど!!!」って納得感の得られるミュージカル(2次元作品の実写化)なかなかない気がする。すごい。

総じてとても楽しかったので、続きも楽しみにしたいです。


ミュージカル「RENT」

初めてのレント。宏規くんが「I'll Cover You」を歌う機会が数回あってよく聞いていた歌だったので、作品自体を見てみたいと思うようになった。
去年来日公演があったけどタイミングを逃して見に行けず。日本版をやっと見れた。

初手の感想は「進み方が得意じゃないかも…」というマイナスな感情。ミュージカルならではだけど、セリフがメロディーに乗っているのは好き。でも、レントの場合は少し違和感というか、気持ち良くないなと思ってしまった。

でも、観ていくうちに話の内容が分かってきて、各楽曲の良さも感じられるようになった。その時点で、「ストーリーと登場人物を予習しておくべき」と学んだ…

終わったときの感想は「生きるということをこうやって描く作品があるんだな」ということ。レントの中では社会的マイノリティの人たちにスポットを当てて話が進んでいく。社会的マジョリティのマーク(花村想太くん)はレントの世界ではむしろマイノリティ。その逆転も面白く思った。

生きる希望を失った人、死ぬと分かっていてもそれまでに楽しいことをしようと生きる希望を見出す人、いろんな人がいたけど、周りに希望を振りまくまさに天使みたいなエンジェル(百名ヒロキくん)がこの作品にいてくれたから、みんなが希望を持てたんだなと思うと尊くなる。
エンジェルがいてくれてよかったなと。

生きる力や勇気をくれる作品でした。


ミュージカル「ジキル&ハイド」

こちらもやっと見れた作品!以前World Musical Show Timesで韓国ミュージカルが紹介されて、甲斐くんが「時が来た」をうたってるのを聞いてから、次日本で公演があったら見ようと思っていた。
そして、柿澤勇人さんを一度生で見たくて、これは見に行くしかないと思って観劇しました。

圧倒されたのは、柿澤さんの歌声と演技力。ジキル(善)とハイド(悪)の演じ分けが本当にすごくて、話し方や声色などもそうだけど歌声や歌い方まで変わってて、本当に圧倒されました。
それと、柿澤さんの歌声は聞き心地が良くて優しく、でも力強い歌声でした。聞けて良かった。

それと、ルーシー(笹本玲奈さん)がとっても素敵で色っぽくて釘付けになった。美しい。

この物語は悲劇だけど、伝えたい事ってなんだろう。
誰にでも善と悪が存在する、一歩間違えれば悪になるって、そういうことなのかな。
ジキルは、幸せだったのかな。自分を犠牲にしてまで研究に没頭する意味を見出していたのかな。でも、他人を実験台にしなかったのはジキルの善の心なんだろうな。でもそのせいでハイドが生まれて殺人を繰り返してしまった。なんだか悲しい。

でも、魅了される作品でした。


舞台「カストルとポルックス」

私のもう一人の推し、佐藤流司さんが原案・脚本・演出を手掛けた作品。発表から「流司さんはどんな脚本を書いて、どんな演出するんだろう」とワクワクしていた。
実際に見て、世界観や演出が独特でありながら王道であり、とても楽しんで観ることができた。これが流司さんから生まれた作品なのかと、かみしめていた。
OPで一気に紙吹雪が落ちてくる演出とか、紙を破くと少しだけ紙吹雪が落ちてくる演出とか、よかった。あとうえきやさんのコメディシーン?アドリブ(?)が最高におかしくて笑いが止まらなかった。

流司さんの役柄もいいところ持ってくな~って感じで、流司さんにぴったり。ビジュアルもよく衣装もかっこよかったです。

座長の藤原樹くんを、周りの役者たちが支えているような、そんなカンパニーに感じました。素敵でした。

個人的な話をすると、テニミュ3rd氷帝おたくとしては、たむしょ(田村升吾くん)とやましょ(山﨑晶吾くん)が同じ舞台に立っているのはとても嬉しいし感慨深い。
あとたむしょは可愛い。そしてやましょは顔がきれいすぎる。ちなみにやましょの後ろで髪の毛縛ってる髪型が相まって好きってなった。

ストーリー性もあるし、全てが一気に進むのではなく少しずつひも解いていくような進み方と、ラストへの落とし込みが上手くてとってもよかった。
流司さん、あなた天才です。


シブヤデマタアイマショウ

あまり情報を入れずに行きましたが、ここまでコメディだとは思いませんでした!!いい意味で裏切られた(笑)
今回は、宏規くんとウィンくんがゲストで出るということで初日にお邪魔しました。一幕最後に出てきたと思ったら「休憩は20分間です」とアナウンスを読まされる、待たされまくったゲスト二人(笑)
二幕では素晴らしい歌声を披露してくれました。

宏規くんの「カフェソング」、2021年のレ・ミゼラブルぶりに聴けたのが本当に嬉しかったし、当時よりも歌声に深みが増していて本当に素敵でした。24‐25年のレ・ミゼラブルにも続投・・・?匂わせですか・・・?またレ・ミゼラブルの世界にいる宏規くんが見たいです。

ウィンくんは「My Heart Will Go On」を歌ってくれたけど、優しくて透き通る歌声がぴったりで本当に素敵でした。合いすぎるし、選曲が最高。

そして二人のデュエットは「You Can't Stop The Beat」!!!あーーー最高!!また聴けるなんて!!
イントロかかった瞬間、リンクが舞い降りる宏規くん。
佐伯大地くんに「宏規は舞台上でも素に戻らない」と言われていたくらい役に入り込む宏規くん。
カフェソングではマリウスになり、YCSTBではリンクになる。
役に寄り添う宏規くんがまた見れて本当に嬉しかったです。

そして、宏規くんとウィンくんがミュージカルで役として共演することを願っています。

本編はというものの、ミュージカルの名曲が歌詞を変えてコメディ楽曲になっていて新鮮でした。
好きだったのは、武蔵坊ギャル弁慶と楽屋警備隊のやりとりを、勧進帳にしていたところ。多部未華子ちゃんは義経ならぬウーバーイーツでした。

武蔵坊ギャル弁慶の腰には、宏規くんとウィンくんのでかでか缶バッチ。
三浦宏規のガチオタという設定になっていて感謝しかなかった。名前を出してくれてありがとうございました。(楽屋にカメラを設置するのはNGだよ)

シアターコクーンはこのあと、一旦休館するそうです。
私は今回が初めてでしたが、程よい狭さで見やすく、音響もよかった印象でした。またシアターコクーンで観劇できる日が来ますように。



おわりに

3月は色んな作品を観ることができた。うれしい。
キングダムが終わってからもぬけの殻だったけど、推しが出ていない作品でも見たい作品が沢山あることは、幸せな悩みです。
5作品見れてよかった!4月は観劇予定がないので貯金します。


ア〜〜〜!!!!!観劇ってたのしいな〜〜〜!!!!!

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