日記211106(再受診)

受診日。前回心拍確認が出来なかったので再受診。

流産する夢を見てほとんど眠れなかった。内診で医師が「赤ちゃん小さくなっちゃってるね」と宣告したのだった。

Twitterで相互フォローしている人の流産報告を前夜に受けてナーバスになっていたのもある。今日は縁起の良い日だという事だけを頼みに受診の覚悟を決める。

朝から生姜とハチミツを牛乳に入れて飲んだけれどハチミツの入れ過ぎでダメだった。寝込む。

とにかく、受診しなくてはいけない。這うように立ち上がって、車に乗る前のご飯を作る。ご飯にカレー粉、ウスターソース、とろけるスライスチーズを乗せてレンジで30秒温めるとカレードリアもどきができる。これを食べておくと腹持ちがいいのか香辛料がいいのか、車酔いしにくくなる。気持ちが悪いので一度に米粒5つ分くらいしか口に入らない。ちびちびと、茶碗半分くらいのご飯を完食。

9時に出る予定だったけれど9時半にずれた。でも、体調が整ってから出発できたのはとても良かった。つわり が酷いうちはこの方法で行こうと思う。

30分ほど待って、名前が呼ばれた。先生に挨拶をするとすぐ内診。院長のおじいちゃん先生は内診台でずっと溜息を吐いている私に、つわり かな?と確認してくれた。「はい。あと、緊張していて…」と言うと笑って緊張しなくてもいいよと言ってくれた。

手際良く赤ちゃんを見つけ出して、大きさを測ったり画面を切り替えて確認している。しかしチビの時には見えていた心拍の様子はやはり見えなかった。絶望的になった。

そこへ、小さいけれどはっきりと拍動音が聴こえてきた。「これが心拍ね」と先生は言った。「え、生きてる?」と私は思わず返してしまった。「うん、ちゃんと生きていますよ」と先生はすぐに言ってくれた。私は「良かった…」と言って嗚咽が漏れてしまった。この数日間色々なものを見すぎて思い詰めてしまっていた。この子はちゃんと生きていて、自分のペースで大きくなっている。もうちょっとこの子を信じなきゃなと思った。

「2週間後、もう一度来てください。予定日を確定して母子手帳はその時ね。」と説明があって、今日はおしまいだった。この2週間がまた不安なのだけれど、つわり に耐えながら待つしかない。

帰宅後、ひとまず肩の荷が降りた私は唐揚げとおにぎりを食べてまた調子が悪くなり、寝込んだ。

チビは夫と組んで同時進行で予防接種。夫は事前の問診票をシャープペンシルで書いてしまい、ボールペンで書き直しになったらしく不貞腐れていた。チビは今日も一切泣かなかった。前に並んでいたチビより大きめの子が大泣きしていたので、かかりつけの先生もチビが泣くものだと思っていたけれど平然としていたのでびっくりしていたそうだ。帰宅後、お腹の上で甘えるチビを褒めると、とても可愛いドヤ顔を見せてくれたのだった。


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