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ザック・エフロンが出演した海外ドラマ8選

現在、最新主演作『アイアンクロー』が公開中で、日本でも多くのファンを持つ、人気俳優ザック・エフロン。
そんな彼が一躍大ブレイクを果たした作品は、ディズニー・チャンネルの大ヒット映画『ハイスクール・ミュージカル』だということは誰もが知っているところだろう。しかし、実は、それより以前には多くの人気海外ドラマに出演していたという事実は意外にも知られていない。
そこで今回は、ザック・エフロン出演の海外ドラマをまとめてご紹介しよう!


『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』シーズン1 第5話「魔女狩り」若き日のサイモン役

ザック・エフロン記念すべきデビュー作となった本作。
本作で役を得るまでは、オーディションに落ち続ける毎日を送っていたザック。そんな彼を心配した両親が「1年間はオーディション会場まで送迎していくけど、それでも役を得られなかったら、諦めるように」という忠告を授けた。ザックの自宅からオーディション会場のあるロサンゼルスまでは、なんと車で6時間!そんなこんなで学校に通いながら、オーディションをひたすら受け続け、ついに『ファイヤーフライ』で役を得たのだ。
本作がなかったら、ザック・エフロンという俳優は存在しなかったかもしれない、彼のキャリアにとって、とても重要な作品なのである。
『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』は、2517年を舞台にしたSF西部劇。残念ながら1シーズンのみで打ち切られてしまったものの、カルト的人気を誇る海外ドラマだ。
ザックは、宇宙船セレニティ号のメンバーの一人サイモンの子供時代を演じている。第5話冒頭のワンシーンのみの登場だが、随所にザックらしい表情を魅せてくれている。大人になったサイモンとも似ており、キャスティングの妙を感じさせる。

『ER 緊急救命室』シーズン10 第3話「親愛なるアビー」ボビー・ネヴィル役

数々の人気俳優たちがキャリア初期にゲスト出演していたことでも有名な医療ドラマの金字塔『ER 緊急救命室』。ザック・エフロンもまた例外ではなく、シーズン10にゲスト出演。
ザックは、銃撃され緊急救命室にやって来るボビーという少年を演じている。本当に一瞬映る程度の短い出演シーンではあるが、強烈なインパクトを残す役どころとなっている。

『ヒューマニスト ~堕ちた弁護士~』シーズン3 第15話「逸脱行為」ルーク・ロメロ役

2001年から2004年まで放送されていたサイモン・ベイカー主演のリーガル・ドラマ。
ザックは、母親が親友と関係を持った現場を目撃してしまい、暴力をふるったとして、弁護士事務所にやって来る役どころ。
エピソード全体でその姿を見ることが出来、目線の動かし方が印象的なシリアス演技が将来を予感させる。放送が2004年ということもあり、『ハイスクール・ミュージカル』の面影が垣間見える。

『Summerland(原題)(2004年~2005年)キャメロン・ベール役

2004年から2005年まで全米で放送された『Summerland(原題)』は、姉夫婦が事故で突然亡くなり、その夫婦の子供たちの親代わりとなる独身女性を描いた物語。
主演は『フルハウス』でおなじみのロリー・ローリン、人気歌手のジェシー・マッカートニーやケイ・パナベイカー、ライアン・クワンテンらが名を連ねたフレッシュな海外ドラマだった。
ザックは両親を亡くした子供たちの友人の一人で、ケイ・パナベイカー演じるキャラクターとのキスシーンもあった。
現時点で、日本未公開作品であり、ザックファンの間では、たびたび話題に挙がる幻の海外ドラマである。

『CSI:マイアミ』シーズン3 第19話「モンスターの復讐」セス・ドーソン役

2002年から2012年まで放送された、ジェリー・ブラッカイマー製作の大ヒット刑事ドラマ。圧倒的存在感を放つホレイショ・ケイン(デヴィッド・カルーソ)が毎回発する名言も有名なドラマである。
ザックは、本作でも一話丸々登場しており、税務官が殺されたことで嫌疑をかけられる園芸店の主人の息子役として出演。時折見せる表情が、いかにもザックらしく、最初の登場シーンで魅せる走り方が、すでに‘‘THEザック・エフロン’’といった具合だ。
映画デビュー作である『ザック・エフロン in ダービースタリオン』(2005)に出演した直後ということもあり、演技に奥深さを感じさせる。

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン3 第13話「海軍少佐誘拐の謎」ダニー役

全米視聴率No.1の人気海外ドラマ。海軍関連の事件が起きると調査を開始する、捜査チームの活躍を描く。
本エピソードでは、海軍少佐が誘拐され、事件を調査中に関わってくる高校生役で登場するのが、ザック・エフロンだ。
終始、ビビりまくりの少年で、特にチームの頼れる‘‘お調子者’’アンソニー・ディノッゾ捜査官との掛け合いが最高に面白い!登場シーンは少なめだが、ファンは見逃せない。

『スイート・ライフ』シーズン2 第1話「Odd Couples」トレヴァー役

ティプトンホテルのスイートルームに暮らす双子の兄弟ザック(ディラン・スプラウス)とコーディ(コール・スプラウス)のハチャメチャな毎日を描いた、ディズニー・チャンネルのドラマ・シリーズ。
『ハイスクール・ミュージカル』出演後のため、もはや見慣れたザック・エフロンの姿を見ることができる。
ザックは、優秀な学生トレヴァー役で登場しており、ホテルのご令嬢ロンドン・ティプトンと美術館デートをすることになるのだが、アシュレイ・ティスデイル演じるマディが、その手助けをし、最終的にマディとくっついてしまうという役どころ。
『ハイスクール・ミュージカル』で共演したアシュレイとのキスシーンも、当時は大きな話題となった。
本作には、『ハイスクール・ミュージカル』よりヴァネッサ・ハジェンズやモニーク・コールマン、ケイシー・ストローといった面々もゲスト出演している。

『アントラージュ★オレたちのハリウッド』シーズン6 第9話「パンツ事件の真犯人」本人役

ハリウッドで活躍する若手俳優ヴィンセント・チェイス(エイドリアン・グレニアー)を中心にハリウッドの裏側を描いた、コメディ・ドラマ。
ヴィンスのエージェントであるアリが、ザック・エフロンをクライアントに抱えているかつての同僚から仕事を奪うという経緯で、本人役として登場。ザックはファンにサインをしてあげたりと当時の人気ぶりを思わせる役どころだが、意外にも自虐的な人物を演じている。
当時、来日したザックは、その伸びっぱなしの髪の毛に関して質問され、「役作りの為なんだ」と答えたことがあった。おそらくは、本作の為だったと思われる。
本作には、名だたるハリウッドスターやセレブが本人役で登場しており、当時はここに出てこれたら、スターとして認められた証拠とさえ言われていた。
『ハイスクール・ミュージカル』で大ブレイク後、『セブンティーン・アゲイン』(2009)でもスマッシュヒットを記録していたザックだけに、ヴィンスと張り合える若手俳優として、これ以上ない起用だったというわけだ。

まとめ

2024年時点で、ザック・エフロンが出演した海外ドラマは、以上8作品。
様々なジャンルの作品に出演していることが伺え、下積み時代から多くの場数を踏んでいたことがわかる。
ファンなら絶対に見逃せない珠玉のラインナップである。
今や、ハリウッドを代表する俳優へと成長を遂げた、ザック・エフロン。
現代の海外ドラマは、TVドラマという枠組みでは収まり切らないほどのクオリティを誇っており、実力派のスターたちもこぞって海外ドラマに出る時代。もしかしたら、今後、ザック・エフロンが海外ドラマに帰って来ることもあるのかもしれない。

(文・構成:zash)

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