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不妊のメンタルVol.2 通過点〜AIHを終えて

不妊治療でのメンタルにフォーカスして記録していくつもりで前回書いた
初めての病院でメンタルやられた記録はここ↓に残したが、そんな私のその後。

検査ふたたび


昨日、不妊治療専門病院でAIH(人工授精)をしてきた。
この病院へ8月に初めて行ってから、行きたくなくって(↑の前回記事参照。)通院を渋っていた私だが、10月末に県外へ引越しすることが急に決まり、9月から慌てて治療を進めた。
前に行っていた婦人科の優しい先生は不妊専門ではなかったからか、色々と検査内容が違っていた為、いざAIHをしようとしてもまず先に色々とすべきことがあった。
例えば、男性側の検査。風疹〜HIVなど血液検査。私は前の病院で打っていたけど、パートナーは風疹のワクチンを打つことに急に決まったり。
私は血液型の検査やビタミンDや鉄分の検査。隠れ貧血と言われるフェリチンが低かった為病院でしか買えないヘム鉄サプリを摂ることになった。
これが!めちゃくちゃ効いて、朝楽に起きれるようになった!妊活は体を整えること…ちゃんと検査するのも悪くないなと本気で思った。
そして私たち事実婚カップルなので、必要書類があり、書類取り寄せのために大使館へ行ったりした。

不妊鍼と整体デビュー

 
病院でもらう漢方も再開し、合間に二人で気になっていた不妊鍼と整体にも行った。とても良いところで2回の体験だけでも得ることがたくさん。妊活のツボが集まっているからレッグウォーマーをつけるようになった。自分に合ったストレッチを学んだり、呼吸法を習った。自分の呼吸ってそんなに意識したことなかったけどこれは、ストンと寝れるので毎晩ストレッチとあわせてやっている。そして精子と卵子の為に良い油を摂ることを心がけるようになった。(揚げ物は自分で作った時だけ)

アニマル病院


実はあれから、自分が動物になった気持ちで挑むことにした。それなら自分なりに納得がいくからだ。特大のスキンが被せられたよくわからない機械が見えても、馬用かな…と笑い飛ばせるようになった。そうでなければ自分のパートナーの精子をまじまじと他人に確認させれたり、正気ではいられないと思った。高度不妊治療をしている人からしたら、なーにをそんなことっと思われるだろうけども。
これはもし取り違えたら大変。見ず知らずの他人の精液を注入されるなんてことになる。ラボの人も先生もしっかりと確認してくれるのでAIHに臨む時は驚かずに名前の確認。

病院選びも諦めの境地


AIHまでの通院回数は、血液検査&結果、卵胞チェックの3回。
3回であの嫌だった病院にも慣れてきた。
先生は相変わらず言っていることがあちこちに飛ぶし、これは無料って言っていた項目も無料じゃなかったり、受付と言っていることが違ったりするし苦手だけど。
病院は清潔だし、受付の人は優しく丁寧だし、先生も女性だからわかるのか内診が上手くて毎回全く痛くないし。ずっと通うわけじゃないし、まあよしとしよう。と飲み込んだ。
AIHなら前の婦人科でできたけれど
やっぱりここのようにラボ併設で専門治療もできる大きいところは
便利だった。

5分で終わるAIH


先生は、そんなに詳しく教えてくれないし聞いてもネットで見てみて〜等言われるので(それもどうなんだ)、事前に自分で本やYoutubeで情報を仕入れて、イメトレして臨む。
私に一番役に立ったのは、注入後数分そのまま待つので、普段は気にしない人もロングスカートで行った方がいいという情報だった。スカートをばさっとかけるだけで、心なしか安心感。
AIHは、痛みは少ないがチューブを奥まで入れるので痛みがある人もいるらしいが。私は全然大丈夫だった。あまりに普通だから待合でリモートワーク中のパートナーも、私が診察に行ってきたと思ったようで、終わった後、顔も見ないし労いの言葉もないのでちょっとイラッとした。今、人工授精したんですけど?!笑

医者もわからない排卵日


最後の卵胞チェックで、明日から排卵チェッカーをして陽性が出たら次の日にAIHの予約とってくださいね。と言われていた。3日目に線が出たので次の日にAIHとなった。チェッカーはわかりにくいのであまり得意ではないので、以前は卵胞チェックしに病院に行っていたが、先生でも確実にはわからないらしい。もうすぐ〜とか、直後だね〜とかは言われるけれど。ちなみに排卵はアプリとは2日ずれていた。排卵日を確定するのは本当に不可能に近い。体、神秘。排卵直後は妊娠しやすいやすく、直後だと遅いのでは?と思っていたので新しい発見だった。


さようならアニマル病院 学ぶことは多かった何よりパートナーとの絆が深まった


リモートワーカーだからできることだが、私のメンタルとお財布を心配して全ての通院へ一緒に来てくれたパートナーには感謝しかない。
2回もあった突然のワクチンや血液検査は、散歩に連れ出され喜んでいたが行き先が動物病院でいきなり注射打たれた犬みたいな顔していた笑
病院や整体や鍼で、一緒に取り組むことでパートナーも体に気を使うようになった。女性だけが頑張るのはフェアじゃないと自分にもできること、1ヶ月湯船にも入らず、採精前は禁欲したり頑張っていた。小さいことだが、私の排卵チェッカーの紙コップをトイレに置いてくれたり、通院日は早起きして洗濯を済ませたりその気持ちと行動が嬉しかった。そして、ちゃんとアップデートできる人っていいと思った。
AIH当日のエコーでは、排卵したばかりなのが確認されて、男性側の数値もとてもいいし、妊娠しやすい時期ですよ〜と言われたので期待大だが、一年半以上期待してはガッカリが続いている不妊メンタルなので、あまり期待してはいけないと思い、引っ越し先の病院への紹介状を受け取り、アニマルひとまず休憩!病院を後にした。


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