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一日のスケジュールの大半を「ルーティーン」化する仕事術・生活術に着手。

メンタルタフネスを学び、実践してから「儀式」(ルーティーン)の効果は身を持って経験している。特に成功しているのは朝のルーティーンだ。朝起きてからの30分くらいは、まるで自動操縦の飛行機のようだ。体調がよくても悪くても、眠くても眠くなくても、身体が自動的に動いていく。

日々の生活にルーティーンを加えれば加えるほど、生活にも、仕事にも余裕が出て、集中できるようになる。

そこで、現在、朝のルーティーンのみならず、昼、夜、寝る前、などいくつものルーティーンを組み合わせて生活を送ろうと試行錯誤している。考えながら行っているようだとルーティーン化していない。体が自動的に動くまで自然な流れを組み込むことがカギだ。

ルーティーンで生活に余裕ができる

プロのコーチ、三浦将さんの本でルーティーンの効果を、まざまざと物語る面白い事例を読んだ。

サッカーのブラジル代表FW、ネイマールのドリブル時の脳の活動範囲はアマチュア選手の1割程度であることが分かったという研究結果だ。つまり、ドリブルをしている時に、ネイマールの脳は余分に働いていない。ほぼ「無意識でやっている」という状態でスーパープレイを続出しているわけだ。

これがどういうことかっていうと、他の選手は、脳をフル回転してドリブルしながらも、敵のデフェンダーの位置や、パスを出せる味方などを瞬時に判断しなければならず、注意が分断されてしまう。

ところが、ネイマールの場合は、ドリブルに脳をほとんど使っていないので、その分、注意力・集中力を他の分野に使うことができる。その結果、他の選手よりもはるかに視野が広く、素早く動きゴールを決めることができるのだ。

つまり、私たちもルーティーンを身につけて、頭で考えなくても体が動くようになっている分野においては、人よりもはるかに優位に立っているということになるのだ。これすごい発見だ。

「良い習慣をたくさん身に付けているというのは、これに近い感覚だと思います。習慣化された重要な行動が、あまり意識や意志を使わず、自動操作モードで実行されていくので、脳が他の情報を処理する余裕が出て来るのです。 潜在意識を活用し、能力開発や健康の維持、メンタルの安定などが、自動操作モードで、言わば日々勝手に達成されていく、このメリットは計り知れないほど大きな財産になっていきます。」

自分を変える習慣力 Business Life クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2015/11/24) 三浦将

この本は読み放題対象だ(参考:kindle unlimited読み放題

自分の生活を徹底的に自動操縦化する

ロイ・バウマイスターの研究によると、意志力は有限だ。何かを決めるために意志の力を使うと、だんだんと意志力はすり減り、最後は大事なことも決めるだけの力がなくなってしまう。そこで、いわゆる成功者は、日常生活の些細なことにおいて、ほとんど決定しなくてよいなルーティーンを作っていると言われている。

例えば、facebookのザッカーバーグはいつも同じTシャツを着ていたり、スティーブジョブズもプレゼンの時には黒のタートルネックとジーンズを着ていたことが知られている。また、靴下はすべて同じ種類にしている経営者や、昼食のメニューはいつも同じにしている社長もいる。これはすべて、些細なことで自分の意志力を摩耗してしまわないようにしている工夫なのだ。

そこで、私もこの知識を活用して、生活の中にルーティーンを組み込んでいこうとしている。起きた直後、寝る直前、食事の前後の時間が決まったように動きやすいことが分かった。

そこで、ざっとこんなルーティーンを計画中だ。

モーニングルーティーン:5時半起床~6時まで。睡眠日誌記録やセロトニン体操。朝の動き出しまで。体重・血圧・体温を計測して、一日の体調を調べる大切な時間。

ブレイクファーストルーティーン:7時~8時半まで。朝食前後、その後の読書から、朝掃除~ウォーキングに入るまで。自律神経を十分に働かせるために食後はすぐに動かず、読書しながら、コーヒータイム。やがて、朝イチのトイレタイムまでルーティーン化。

ランチタイムルーティーン:12時半~13時半まで。昼食準備から、皿洗い、食後のコーヒーを飲んでくつろぐまで。昼食は、だいたいメニューを固定化しておくと楽っぽい。隔日でメニューを組み立てて昼食準備に時間をとられすぎないようにする。

ディナータイムルーティーン:19時半~21時まで。夕食は、くつろぎタイムでもある。そして夕食後には、もう仕事はしない。ここまでたどり着くと、ホッと一息できる。

ナイトタイムルーティーン:21時半~22時半まで。どうしても夜はダラダラしてしまいがちなので、21時半にアラームが鳴るように設定している。これが聞こえたら、おもむろに就寝準備に入る。そして、就寝前読書までを自動化。22時半~23時には寝付いているという算段だ。

今のところ、完全にうまくいっているのは朝のルーティーンだけだ。特に夜は崩れがちだ。何度もタスクの順番を入れ替えて、自然に行えるように調整している。先日、書いた if then プランニングをフル活用するのだ。「もし~~なったら~~する」というのを、徹底的に自分にプログラムしていく。

これがうまくいくと、日常生活の中の3分の1くらいはルーティーンで動けることになる。まるでロボット?無味乾燥?つまらない?生活・・いやいや、このルーティーンが、ネイマールのように自分のスキルをフルに発揮する力になるのだ。たぶん。

まとめ

20代のころの私はハチャメチャだった。生活管理というものが、全くできていなかった。体も弱くて年に数度、発熱して倒れてしまっていた。週に何度も居酒屋に行っては夜更かし。休日は昼まで寝ていて、出勤日は超ブルー。毎日、そんな生活で仕事も楽しくなかった。

上司や同僚に恵まれた日々だったと思う。ガチャガチャな仕事ぶりだったのに、優しく助けてもらってばかりだった。ほんと、すみません。

40代になって、だんだん勢いだけじゃ仕事ができなくなって、メンタル危機を抱えたところから、生まれ変わった(気がする)。今の私の姿を見てほしい。まるで別人に見えると思う。

そして、これから、もっともっと、ルーティーンを練り上げていこうと決意している。これは、すべて「早起き」の習慣から始まった。早起きにチャレンジしていない人は、人生、かなり大損しているのかもしれない(と、豪語してみる。)

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq