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最高の文章に必要なのは「我慢」だ!



先走るのは良くない。
今は我慢と研鑽の時だ。
そう自分に言い聞かせながら、noteに向き合っている毎日である。
noteとは、修行の場だ。




最近、私には有難くも2人の「編集者」がついている。


1人はここしばらくの投稿で話題にしている、とあるnoteライターさん。文章のプロモートや推敲に関しては一流で、私などは下書きを彼に送るたび、まな板の上の鯉あるいは玉砕覚悟の気持ちである。
どんな厳しい批評だろうと、もう受けるしかない。やってやんよー!

もう1人は私の彼女。パートナー。専門的な知識は無いからこそ、一般読者の目で「これいらなくない?」「この表現は長ったらしいんじゃない?」とフラットな意見をくれる。
これはこれで心に来るものだ。アア、ソウデスヨネ、スミマセン、と私は再びパソコンの前に座る。




自分の書いたものが何度も読み直され、どんどん良くなっていく。それは嬉しいことだ。磨けば磨くほど光沢は出る。
自分の文章を、いっそ自分自身より真剣に読んで、感想や改善点を教えてくれる人がいる。それはどれだけ恵まれた環境だろう。

……けど。
溜まるものがあるのも事実なのだ。


御託ばっかり理屈ばっかり!
何でこう文章ってのは難しいんだ!!
己の熱量そのままに投稿したいんだよ!!!!




いや、勢いのままに投稿すればどうなるのか、それはちゃんと目に見えている。きっとそれなりの「スキ!」が付いて、それなりの閲覧数も稼げて、私はそれなりに満足するんだろう。
これまでのように。文章が上手いと褒めそやされてきた、井の中の蛙だった過去のように。

でも、ダメだ。
それではきっと頭打ち現状止まりで、伸びていかない。





だから私は歯を食いしばり、自分の文章と向き合う。
まだ削れるところはないか?
まだ膨らませるところはないか?
また「読者の興味の波」を途切れさせてはいないか?
また自己満足で、書きたいことだけ書いてはいないか?

先走るな。戦え。何度だって見直せ。


だからnoteライター達よ、もっと思い悩もう。
読者の心を射抜く内容を生み出すために。
自分の熱量を最も的確に伝える表現に出会うために。




負けるな。自分自身に。
そして修行の末に、研ぎ澄まされた一矢を放て。




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