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徒然なるあの時の”必然の偶然”

”大切なものを大切にしよう”

一見なんでもない、当たり前なフレーズが心に刺さる瞬間があります

おはようございます

L.M.T./ラブ・ミュージック・トゥギャザー
小田 俊明 (Toshikaki Oda)さんと出会ったのは今からちょうど4年前

その頃よく飲みに行っていたバーのマスターが、”めけめけさんに紹介したい人がいる”と思っていた人で――
さらに言うと、僕がたまたま葛西、西葛西でライブができるところはいのかと検索していたらLMTのブログに行き当たり、ああ、こういう人たちがいるんだって、思っていたのと、さらに別の行きつけのカラオケバーでも繋がっていてという、本当に奇遇な縁だったわけですが

僕からするとLMTの音楽は、その頃ハマっていた系統よりは、昔懐かしいといったAORの風が吹くようなサウンドだったし
山作戰のような奥深く難解な歌詞や曲調に惚れ込んでいた身としては、多分、音楽を聴いてすぐに”繋がりたい”って思うような準備は、僕にはできていなかった

でも、実際にお会いして、LMTの音楽に触れたとき、中学生くらいの頃にガッツリ聞いていた”AORの風”が僕の心の中に蘇りました

そして何よりその歌詞の温かさやわかりやすさと、それが嘘じゃないんだよと言う説得力みたいなものが、僕の胸にすっと入ってきました

ああ、そうだ、確かに
”大切なものを大切にしよう”って、実は簡単なことじゃないんだって、少し物事を斜めに見ていた自分の背筋が正された感じがしました

僕はこのような出会いを”必然の偶然”と呼んでいます

山作戰というアーチストとの出会いは、USTREAMというライブ配信サービスでした

彼の音楽は日本語の響きや意味を深く練り込んで、既存の音楽的な”お約束事”に対して、アンチテーゼを持ちながら、しかりと人の心に伝わる打ち込みを基本にしながらも、デジタルっぽさよりもアナログな荒々しさと人の心の機微をその存在感のある歌声と脚本家を目指していたというだけある、時にドラマティックでカメラアングルの工夫が凝らされた歌詞を紡ぎだします

既存のメジャーアーチストにあまり期待をしなくなったかつてのラヂオっ子にとっては、彼の軽妙なMCも含めて、古くも新しい物、或いはヘンテコで愛しい物に思えました

そこからいろんなインディーズアーチストと出会い、久しく忘れていた音楽を楽しむということを思い出させてくれました

さて、ここにも”必然の偶然”が登場します

そもそも何でUSTREAMを僕が観るようになったのか

当時このサービスは画質と音質の良さから、様々なメジャーアーチストも配信に使っていたことがあり、僕の10代の大好きなアーチスト、YMOの坂本龍一がこのサービスを利用したライブ配信をやっていました

配信中に流れてくるタイムラインのコメントのなかから、共感する人と繋がり、その何人かが山作戰のUSTを観ていたので、興味本位で覗いたのがきっかけです

YMOやAORや当時大好きだった音楽に連なる偶然の出会い

好きで居続けることによって単なる偶然は必然に変わるということが、この世界には数々あるのだと、僕は考えています

このnoteを読んで頂いた方とも、いつかどこかで”必然の偶然”があるかもしれませんね

”大切なものを、大切にしよう”

それで繋がる縁というのは、本当に大切にしたいです

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