見出し画像

中国国民は政府批判に慣れてしまった。白紙革命から花火革命から今度は医療崩壊と失業革命…?

今 中国ではあちこちで暴動が起きています。
あまりに多すぎて色々SNSを見ても把握しきれないほどです。

最近のものだけを軽く触れてみたいと思います。
対中戦略でアメリカが中国を追い出してとか不動産バブル崩壊とかは散々語っているので今回は省きます。

去年12月のゼロコロナ反乱から見直してみましょう。

中国は2020年からゼロコロナをやってやってやりすぎました。
水道の蛇口をひねったのに出口を指で塞いでいたようなものです。
徐々にあふれ出し爆発しました…それまで従順だった住民の怒りが…。
政府に文句を言うと捕まるので黙っていた一般市民の怒りがやりすぎたマンション封鎖のバリケードによって火災から逃げられなかった人の叫びにより各地で一斉蜂起。
白紙革命へと繋がりました。
政府に直接文句を言うと捕まるので顔を隠して白紙を掲げて政府に抗議する意志を示す運動です。
白紙で何も書かれていなくても抗議してるんだぞと主張しているとSNSと口コミで中国全土に拡がりました。
絶対に歴史に残ります。

それを政府が暴力で抑えようとしたけどSNS拡散で一気に中国全土に拡がり印象操作をするのは無理だと悟りすぐに方向転換。
ゼロコロナを全面撤廃して極端にやめてしまいました。
取り締まらないしPCR不要、抗体検査不要、海外渡航OK、経済政策なし、対抗策なしです。
今度は逆方向にやりすぎというよりもやらなさすぎでした。
「中間や徐々に緩和とか代わりの策はなにもないんかい!?」といった感じです。

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

中国の正月といえば1月下旬。
花火は大事な風物詩のようです。
でも政府は花火控えてと言いました。
市民は怒りました。
そして若者を中心に爆竹とか花火とかを盛大にやることで政府批判しつつ楽しむことにしました。
花火革命が起きました。

        ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

さかのぼって
12月初旬から極端にゼロコロナやめたことで世界がざわつきました。
中国から世界にコロナが飛び散るじゃないか…と。
中国のいきなりの方向転換に政府も空港も慌てて対策を打っています。
「え?いきなりコロナ対策 全部 撤回しちゃったの?段階というものがないのか中国は!しかも代わりの策なんもないんかい!?急いで水際対策やらないとー!」と大慌て。

そうなると次はPCR検査や抗体検査をやっていた職員たちが困りますよね。
検査薬や検査員らのことです。
いきなり目の前の仕事がなくなって困りますよね?
そうしたら怒りますよね?
失業革命です。

…そもそもこの検査も異常な金額のお金が投入されていました。
財政赤字も深刻でやりくりに困っていて白紙革命以前から一部の地域でPCR検査や抗体検査が有料化していました。
「スーパーに入るのに必要なのに強制で有料ってなんだよ!?」と怒っていた市民も増えていっていたのです。
白紙革命のきっかけは隔離や不自由さが大きかったですが、監視員の暴力や給料未払いや検査の有料化など他の問題も色々孕んでいたということですね。

そんな検査員などが大量解雇された結果、デモ活動が活発化しました。
それを押さえつける警察。
その警察も給料未払いが多発して元々足りないのに更に減ったとの事。
もうぐちゃぐちゃですよね。
ちょっとした犯罪(下手したら暴行や殺人も)なんか簡単に少しのお金でもみ消されるでしょう。
しばらく中国行かない方が良いかもですね。

最近は少しずつコロナが落ち着いてきたというか大丈夫という現地の声もあるそうです。
(政府がコロナ感染者数を数えなくなったのに何が大丈夫なのだろう?)
中国産ワクチン効かないしコロナにかかるのはもう絶対なのだからむしろコロナにかかった人の家に積極的に遊びに行ったろう!というよく分からない大丈夫なのだそうです。
もう諦めムードというか末期感すごくないですかこれ?

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

中国当局は死者が少ないと発表。
でも葬儀屋が追い付かず火葬場も長打の列。お別れの言葉も巻きに巻かれるなどひどいあり様な情報が勢いよく毎日拡散されてきます。
一つ一つがひどいのにそういう情報がどんどん供給されるのです。

中国トップは死者数は少ないと言っているけれども現場での様子を見る限り医療崩壊が起こっているかもしれない…ではなく起こっているんです。
あまりにもその根拠となる火葬場の様子や葬儀屋の訴えが多すぎて一目瞭然すぎて論じる必要がありませんよね。

        ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

以前中国終わったというnoteを書きました。

このnoteを書いて以降も中国のことを何度も書いていますがほとんどネガティブニュースです。
それほど中国は衰退の一途を現在進行形で辿っています。

日本が中国に対して今 注意すべきは中国からの感染再拡大防止と急に重要なことを安易に決めてしまう中国当局による台湾侵攻です。

今後も注意深く見ていきましょう。

今回はこんなところでノシ

メルカ


応援頂けると嬉しいです。 毎日書いてもっとスキ・フォローしてもらえるよう頑張ります(*'ω'*)