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【早産体験記・成長記録】34週4日 2,000g 前期破水(原因不明) の場合

プロフィール


2019年に、第一子の息子を在胎週数34週、2,049gで出産しました。
妊娠中の経過は順調だったにもかかわらず、34週2日目に原因不明で突然破水しそのまま出産になりました。
4歳になった息子は、現在幼稚園に元気に通っています。

ママのプロフィール

出産時期: 2019年12月
出産当時の年齢:28歳
妊娠期間:34週4日
少し小さい赤ちゃんを出産した原因:原因不明の破水
出産病院種別:大学病院
単胎or多胎:単胎
分娩方法:経腟分娩
分娩所要時間:3時間55分

お子様のプロフィール

現在の年齢:4歳0か月
性別:男
出生順位:第一子
出生体重:2,049g
出生身長:43,0cm
出生時の主な異常:呼吸障害
NICU/GCU入院:有
NICU/GCU入院期間:15日間
退院時の赤ちゃんの状態:体重2,300gを超えた日に退院・直母ではほとんど飲めない
退院後の栄養方法:完全母乳
現在の主な異常:食物アレルギー(ナッツ類全般、キウイ等)

出産体験記

順調だった妊婦健診

妊婦健診はずっと順調で、大きな問題はありませんでした。
32週の健診で子宮頚管長がギリギリ3センチ弱だと指摘がありましたが、飛行機での里帰りも問題なく許可され薬の服用などの指示もありませんでした。
里帰り後、出産予定の個人病院でも妊婦健診をしましたが、そこでも子宮頚管長も変わらず3センチ弱。
先生からも「動きすぎには注意してね」程度の指示しか受けず、そこまで大きな問題だとは捉えていませんでした。

34週2日で破水

そんな34週2日の夕方。
実家で早めの夕食を済ませ、いつも通り入浴しようと湯船に浸かった途端、股のあたりで「パチン」と何かが弾ける感覚がありました。
何だろう?と思いながら湯船から出ると、股からピンク色の出血が混じった液体がどんどん出てきました。
それが、私の破水でした。
とりあえず、家にあった生理用のナプキンをあてましたが、動くたびに羊水でびしょ濡れになってしまうほどでした。

急いで出産予定だった個人病院に連絡し診察を受け、そのまま大学病院に搬送になりました。
到着した時には、既に羊水がほとんどない「完全破水」状態でした。
診察も受けましたが、細菌感染もなく、子宮口も閉じており、破水の原因は不明だと言われました。
到着が深夜だったこともあり、その日はウテメリンと細菌感染を防ぐ点滴をして翌朝治療方針を聞くことになりました。

破水した翌日に陣痛→出産へ

翌朝、羊水がほとんどない状態であることと34週を超えていることから、このままウテメリンを外して出産するとの治療方針が決まりました。
お昼前にウテメリンを抜いて、下腹部に鈍痛を感じ始めたのが夕方頃。
その後、夜にかけて一気に陣痛が始まり、夜中の0時を回ってしばらくしたころに経腟分娩で出産しました。
34週4日目、身長43cm、体重は約2,000gの小さな男の子でした。
産声がとても小さく感じて、不安になったのを今でもよく覚えています。
分娩台の上で、タオルに巻かれた息子と一瞬写真を撮ることはできたものの、その後息子はすぐにNICUへ。
無事に出産できた喜びもありつつ、そばにいない息子の様子が気になって仕方ありませんでした。


赤ちゃんが入院中のママの体験談

搾乳しかできない自分

息子は呼吸障害もあったため、産後しばらくは哺乳瓶から直接ミルクを飲むことができませんでした。
私にできることはただ搾乳することだけ。
1滴でも多く搾ろうと、1回の搾乳に1時間近くかけて搾乳していました(笑)。
私が出産した病院は母子同室の大学病院だったため、お世話に忙しそうなママさんたちを見るのが正直つらかったです。
産婦人科病棟の看護師さんも、お世話に大変そうなママさんのところにばかり行っているような気がして(私は搾乳だけだったので)、寂しさを感じたこともありました。

毎日少しずつ体重が増えていった息子

産後しばらくは、体重が減り続け、息子は出産時よりも最大で200gほど体重が減りました。
体重が減っているときは、小さい息子を見守ることしかできず自分を責め続ける日々でした。
しかし、数日後には徐々に体重が増えていき、それと共に自分の気持ちも前向きになっていきました。
看護師さんからもらえるメモ用紙に書かれた息子の体重を見るのが、毎日本当に楽しみでした。

赤ちゃんの育児について

直母に悩んだ日々

退院時に、看護師さんから「お家でも直母の練習を続けてくださいね」と言われていたため、授乳のたびに直母の練習をしていました。
しかし、口が小さく吸う力も弱い息子は、直母では満足に飲むことができませんでした。
そのため、授乳の前に一度搾乳をし、直母の練習をしてから搾乳した母乳を温め哺乳瓶で飲ませ、その後は哺乳瓶と搾乳機を洗浄することを3時間おきに繰り返しました。
そのため、まとまった睡眠がとれず当時は本当につらかったです。
今思えば、無理してそこまでする必要はなかったとも思いますが、当時は退院した喜びと、早く大きくしてあげたいとの思いからがむしゃらにやっていたような気がします。

結局、体重が3,000gに近づいたころ(退院して約1カ月後)、息子は自然と直母で十分な量の母乳を飲めるようになりました。
搾乳は、電動搾乳機が本当に大活躍しました(個人的に、産後買って良かったものNO.1です★)。
少し高価ではありますが、搾乳に悩むママさんにはぜひ一度試してもらいたいです。

日々の息子の成長が心の支えに

発達が追い付く1歳過ぎまでは、同じ月に生まれた赤ちゃんよりも発達がゆっくりでした。
しかし、今まで掴めなかったおもちゃがある日掴めるようになったり、寝返りやお座りができるようになったり、息子のペースでしっかりと成長してくれていることが日々の励みになっていました。
また、発達が追いつくまでは、3ヶ月ごとに病院で発達フォローを受けることができました。
主治医に定期的に発達を診てもらうことができる安心感も、当時の私にとってはとても大きな心の支えになっていたと思います。

子どもの成長・発達に関する情報

7か月(修正6ヶ月)

体重:7,500g
身長:65,4cm
栄養方法:母乳、離乳食初期(1回/日)

生後5か月で寝返りができるようになり、7か月になると腰を上げたり飛行機ブーンの動きをよくするようになっていました。
離乳食も徐々に様子を見ながら始めていきました。
しかし、ひとりすわりはまだできず、お座りをさせようとすると前のめりになる状態でした。
そのため、自治体の健診で引っかかり、生後10カ月頃に再健診となってしまいました。
(再健診では大きな問題もなく、その後は順調に成長しています。)

1歳6ヶ月(修正1歳5か月)

体重:10.06kg
身長:77.0cm
栄養方法:幼児食

「ママ」「パパ」や「わんわん」が言えるようになりました。
歌や音楽に合わせて踊ることもできるようになり、遊びの幅が一気に広がった気がします。
自治体の1歳6ヶ月健診も問題なく終えることができ、出生病院での発達フォローアップもここから半年程度間隔があくようになりました。
この頃から、息子の発達や成長に関する大きな心配は減っていきました。

4歳0か月

体重:15.0kg
身長:90cm
栄養方法:普通食

幼稚園の年少組に、毎日元気に通っています。
工作やお絵描きが好きで、毎日いろんなものを作ったり描いたりしているので、部屋の一角が作品の山になり困っています(笑)
3歳の時に食物アレルギーが発覚し、定期的に出生病院のアレルギー外来に通っていますが、それ以外は大きな問題もなく順調に成長しています♪

お子さんへのメッセージ

生まれてきてくれてありがとう。
いつもニコニコ、どんなことにも楽しそうに取り組むあなたの笑顔が大好きです。

そして、少し小さく生まれたけれど、ここまで元気に育ってくれてありがとう。
これからも一緒に楽しい日々を過ごしていこうね。

少し小さい赤ちゃんを生んだママへ、一言メッセージ

私は34週の後期早産でしたが、出産時は想像以上に小さい息子を受け入れられず、また息子の発達や成長に関する心配ばかりしていました。

少し小さい赤ちゃんを生んで、不安や悩みを抱えるのはあなただけじゃない。
一人じゃないよ、ということをお伝えしたいです。

産後、私は早産になったことへの罪悪感をずっと持ち続けていました。
それは、今現在も消えたわけではありません。
しかし、毎日スクスクと成長してくれる息子の姿が本当に毎日の励みになっています。

子供の成長や発達には個人差はありますが、現在4歳になった息子は元気に成長しています。
息子の姿が、少しでも皆さんの励みになれば幸いです。

体験記、募集中です!

最後までご覧いただきありがとうございました!
現在、在胎週数30週~36週、または出生体重1,500g以上2,500g未満のような
「少し小さい」赤ちゃんを生んだママの体験談を募集しています★

「少し小さい」赤ちゃんを出産したママのための情報が少ない現状を変えていきたいと思っています。

ご協力いただける方は、ぜひこちらまでお気軽にご連絡ください*
お待ちしております(^^)/


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