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【自殺島】死にたい時に読んでみて欲しい漫画

貴方様は今、死にたいですか?
精神疾患を患っていようと、患っていまいと、
誰にでも死んでしまいたくなる瞬間はあると思います。
わたしだって自殺未遂者です。 しかも1回の事ではありません。

この漫画は、そんな時に読んでみて欲しい、『生きる為』の漫画です。
全17巻なのですが、最初の2冊だけでも、『生』への情熱が湧きます。
全巻を揃えられる余裕が無い場合、ぜひ2巻までだけでも!

死ぬのは、それからでも良いじゃない…。
死にたくなったら、とりあえず2巻までは読んでみて下さい。
それでも貴方様が生き続けたい気持ちになれなかった場合は…すみません。
でも、死にたいけれど死ぬ勇気が無い…もしくは未遂で終わった人には、
特にオススメの漫画です。 サバイバルと人間くさいのが燃え属性でも◎。

『再び生きる事』とは一体、どういう事なのか…?
そんな質問の答えに近付ける、とても素晴らしい作品なのです。
『人間』という生き物の良いトコロも悪いトコロも、全部詰まっています。

詳しく書くとネタバレになってしまいますので、大雑把な説明だけ…。

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自殺未遂者だけが集まる島で、サバイバルをするお話です。
彼らは好きでその島に流れ着いたのではなく、自殺未遂者は全員そこに
強制的に連れて行かれ…いえ、存在も名前も『切り捨てられた』のです。

その島で再び自殺しようが、再び生きようが、個人の自由です。
主人公の『セイ』は、その島で、再び生きる事の意味を探します。
わたしはこの漫画を読んで、セイと一緒に生きたくなりました!!

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不思議な事に、みんな死にたかったハズなのに、実際に死ぬとなると
怖くなったり、まだ死にたくないと願ったり、人間の心理は面白いです。
もちろん、いつ死んでも良いと願うタイプの人間も居て、さらに深いです。

絶望の中にも必ず、希望は何かしらあるのかもしれない…。
そんな気持ちにさせてくれる作品です。

ちなみに作者のあとがきも、とても興味深いです。
この作者さんの人生に一体、何があったんだ…と毎回、想像させられます。
お気楽で幸せな人生を生きている人物には描けない作品だと思いますので、
この作者さんも随分と苦労なさったのだと思います……お疲れ様です。

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貴方様は、『明日』には行けそうですか? 辿り着けそうですか…?
死ねなければ……生きるしかないのですから。
ならば、一緒に生きてみませんか?

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