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 先日、「防犯の声かけ」と言って警官が回ってきた。そのときに1枚のチラシを置いていったのがこれ。つまり高齢者は(通常2200円かかる)ナンバー・ディスプレイ対応工事費が無料だという。
 それで思い出した。近所に住む母の特殊詐欺予防も考えなければならない。
 じつは、母は以前NTTに電話して「ナンバー・ディスプレイ」を申し込んだという。係の人がやってきて電話機を見てくれた結果、「電話機が対応していない」からできないと言われたらしい。彼女が使っているのは旧型の電話機で、ナンバーを表示する機能がないのだった。
 うーん。やはりナンバー・ディスプレイは必要でしょ。詐欺に引っかかってほしくないものねぇ。電話機を変えるのがソリューションになるなら、そうするべきだろう。
 というわけで、まずはネットで電話機をいくつか見てみた。が、やはり小物とはいえ家電を買うなら、見た目や使い心地、受話器の握り心地など現物を見たい。サイズ感も知りたいし。
 そこで近所のジョーシンに行ってみたが、大規模店舗ではないので電話機などあまりなく、ぴんとくる製品がない。
 高齢者が多い地域なのに……と思ったが、電話機を買い替えるとはあまり聞いたことはない。1回買えば何十年も使うものだし仕方ないだろう。
 というわけで秋葉原のヨドバシカメラに行ってみた。
 すると、「防犯電話機」というコーナーがあるではないか。さすがはヨドバシ。防犯電話機とは何かと近寄ってみると、ピカピカと緑や赤に点滅している。

 なるほど、ナンバー・ディスプレイで予め設定しておけば、家族や友人の番号からかかってくれば緑色が点滅し、そうでなければ赤が点滅する。決まった番号以外の場合は赤が発光するという仕掛けだという。
 そして、「赤」の場合は留守電が自動的に応答すると設定することもできるらしい。
 なるほど、これは便利である。
 というわけで「こんな電話機があるんだけど……」と母に話しに行った。何でも安いものを選ぶ母だから「1万円以上も出すならそんな機能要らない」と言うかと思っていたのだが、「あーそういうのにしてもらうと簡単で、(電話に出るべきかそうでないべきかを)間違えないからいいかも」と言う。
 そうか。これはいいかもしれない。もう一度ヨドバシに行って細かいサイズやスペックを確認してこよう。ほぼこれで決まりかな。

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