2歳3ヶ月が用いる言葉を記録しておく

息子は2歳3ヶ月になり、「はい」「やだ」のYes/Noから「行く」「行かない」といった動詞+助動詞の組み合わせでの対義語を言うようになってきた。食べる食べない、見る見ないも場面に合わせてマスターしている。本当に驚くと同時に、やっぱり記録しておかないと忘れてしまうなと感じたのでここに記しておく。


重い

階段の段差で思ったほど足が上がらなくて届かない場合に何故か使う。用法は「ちょっと重い」である。本人的には思ったように体が動かず、体が重い感じなのだろうか。疲れや眠気で体が重いのはわかる。しかしこちらからの見た目は動作が鈍い感じである。届かない感じ、足りない感じのときに「ちょっとおもい」は意表を突かれる。


かたい

食べようとしたパンやハンバーグが大きくて、一口大になっていない場合に使う。これも用法は何故か「ちょっとかたい」である。こちらからの見た目は「これはちょっと(一口で食べるには)大きい」という場面である。親がスプーンやフォークで切ってやるまで、かたいと言う。ふわふわのロールケーキだろうが何であろうが「ちょっとかたい」である。


もっかいみる

何かを繰り返すこと、が全て「もっかいみる」になっている。それがシャボン玉をもう一度やる場合でも、公園にもう一度行く場合でも、お菓子をもう一つ食べる場合でもすべて「もっかいみる」である。「もっかい」だけなら汎用性が高いのだが、「みる」が追加されている。
このフレーズが一番不思議で、もう少し小さい頃、彼はもう一回、と言っていたのだ。滑り台から降りて、「あっぱい」と言って人差し指を立て、もう一度滑り台で遊びたいことを伝えていた。
それがいつの間にか「みる」が追加された。アンパンマンのDVDを観せたあとに「もう一回見る?」と聞いていたのが残ったのだと思われる。
正しい用法を使えていたのに「みる」が追加されたのが興味深い。
一度「もっかい」で覚えた言葉が「どうやら『もっかいみる』が正しい用法なのではないか」と思ったのかなあ。それか強調の語尾、語気助詞のような役割で、もう一回だよ!のテンションでもっかいみる!と言っているのだろうか。

言葉を覚えていく過程を近くで見られるのはとても面白い。息子の脳の中ではどんな処理が行われているのだろう。

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