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老いさらばえた身体、ギスギスした関係性に降り注ぐ雨、寂寞とした予言を繰り返し頒布する窮理、離散した人々が反比例をし、真理なんてものに躓き、傷つくことが怖いから、と気配を攪拌し、有する価値の道化として、林立する幼稚な策略により駆逐されていく君の加工れた家族という囲いから解き放たれ、確か愛とは、確かめることにより気付くよりも、そこで他愛なく自然に備わる愛を、愛など、と決めつける前に備わる、その愛たる何かに囚われずに、そのままにあるものを、そのままに受け入れることにより、まやかしの確かさに足枷を嵌められずに、その愛をそのままに放棄することで、確かさなどに騙されずに、その愛のような不確かなものを、抱きしめたら、離したりしながら進む。ここで滞留するものを解き放つために繰り返される過信を打ち消し、軽薄な理想が重用するものに関与する前に、介在する罪や、位置的な観念から飛び立ち、誰にも捕まえられぬように、今を塗り替え、同じ答えを持たないようにする。はびこる悪意を吸収するバビロン、モラルが云々と規制する君たちの迎合することごとくに訪れる修羅、何も変わらずに、幼気なままだからこそ、祝福されない午後、枯渇していく人類が肥大させる同意により、住みにくくなる世界、ロックンロールも死んだ後、音がずれていく先々で、殺伐とした観念が迎合していく物々しい影。

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