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最近目にした おすすめ作品(わさんぼん)

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これは偶然なのか必然なのか?(再び)
最近好んで読んでいるいくつかの作品の舞台が「京都」。
前回は「であいもん」をご紹介しましたが、次のおすすめ作品をご紹介いたします。

わさんぼん
著:佐藤両々 芳文社 全6巻(完結)

「であいもん」は「和菓子」が主軸のテーマでしたが、
「わさんぼん」も「和菓子」が主軸です。
こちらの方が2009年の1月から連載開始なので、「であいもん」よりも7年早く始まっています。

子供の頃、親戚のお葬式に行った際、自分よりも年少の子にもらった饅頭の餡子の味が忘れられなくて、製菓学校に通っている主人公「望月 草太(もちづきそうた」が、京都の老舗和菓子店で修業するというストーリー。

基本は4コマ漫画なので4コマ形式で進んでいく方式となっている。

和菓子職人なのに甘いモノ苦手で、自分が旨いと思った和菓子は老舗の高品質なものを提供する高級店ばかり。
思ったことが口から出てしまう、ある意味表裏の無い(脳と口が直結している)性格で、物語終盤まで色々と損しているが、そこが面白ポイントとなっている。基本的には和菓子と和菓子店とそこで働く職人の人間模様がベースでギャグ漫画を成している。

この作品は、もともと私が佐藤両々さんの作品推しだった事もあり、連載当初から読んでいる漫画である。
この度、完結してしまったので残念な事だが、広げた風呂敷も何とか畳み込んだのでホッとしている。

舞台は「京都」なんだが、読み仮名をそのままで漢字を変えている。
それを変えて何の意味があるのかよくわからなかった。
一般的には「きょうと=京都」とするが、わざわざ「亰都」としていたりするんですよね。
作者のこだわり・・・?と思ってwiki見たら嘘か誠かそれらのことについて記述があった。
”「京都」をきちんと理解できていないので「亰都」と表記することで、一般的な京都とは違う都市である” との事。

なるほど、そういう事だったのかと完結した後に知るという面白展開。

それはさておき、全6巻なので今からでも十分お楽しみいただける作品です。



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