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【困っている】投稿した記事の関連分野には興味はない。なぜ表示するのだろうか?

一貫性というのは、想像力を欠いた人間の最後のよりどころである。

オスカー・ワイルド『サロメと名言集』


ぼくたちは一貫性を強要されている。


多くのサイト・サービスでは、

  • 表示した・購入した商品

  • 書いた記事

  • 読んだ記事

から、関連性のある記事・商品が表示される。


ぼくたちは「その分野の情報は、もう不要です」と拒否できない。


ここで使われている仕組みがレコメンデーションシステムである。

レコメンド(推薦)する仕組みは、おおまかにいえば、「自分の書いた記事の集まり」と「誰かの書いた記事の集合」が重なる箇所を、候補として選出している。

これは「Googleはいつもあなたの味方」へと、周囲が見えなくなるメカニズムでもある。自分が描く円の周りだけで、世界が構成されてしまうからだ。

「思いつく検索語」でGoogle検索しても、今の自分の思考から遠ざかることはできない。

そもそも個性とは円周とその円の内側を指している。

だから、いくら頑張っても、高々、円周のあたりにしか飛躍できない。

もはやサイト・サービスを使うことは、自分を狭めてしまう行為となる。
いずれは、複眼的視点を失い、真新しさを見出だせなくなってしまう。


だからさ、運営さん、違うんです。


わたしは、自分の書いた記事とは、まったく関係していない分野の記事が読みたい。

つまり、こういうこと。



そしてログインをあきらめた。


現在、ほとんどのサービスをログインせずに使用している。

noteも、アマゾンも、YouTubeも。
※ というかログアウトが面倒だからプライベートモードばかり使っている。

Twitterは見ていないし・使っていない。
※ ログインしないと読めなくなった。ChatGPTによる学習過程からツイートを保護するための一時的措置らしい。(2023/8時点)


読むとき、見るときは、つまりログアウト状態である。

気になった記事や動画は、

  • URLとタイトル、そして概要となるキーワード数語

をテキストファイル(エディター)に一次的に保存している。

あとで検索したい記事・情報は、Google Keepへとコピペしている。


こまったことに、ログインしていないために、
「いいね」「すき」、そしてフォローができない。

だから、わたしのnoteでは、フォロしている人(フォロー)が1つだけ。

noteだけでなく、あらゆるサービスで"友達繋がり"、フォロー、チャンネル登録を利用していない。

これらは、今後も増えることはないだろう。

読んでいただいている方々、申し訳ありません。
※ だって、以上のような仕組みなのだから。


この関連度による分類は、リアル世界でもおなじ


会社組織は、業務ごとに部署分けされ、オフィスでの席配置は部署ごとに割り当てられる。

プロジェクトメンバー、部署メンバーとは、
チャットやGithub、工程・タスク管理ツールを使って、
ネットワーク上でも隣どうし。

さらにミーティングをすれば、集まるメンバーは各種ツールで繋がっている者同士である。

なぜリアル席でも隣どうしになる必要があるのだろうか。


とかね。他にもあります。

ヒトは、バイアスを使い、処理量を減らさないと、生産性が落ちてしまう。


繰り返すのだけれど、

一貫性というのは、想像力を欠いた人間の最後のよりどころである。

オスカー・ワイルド『サロメと名言集』


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