不調と地震と自信

呆気ない、と思った。

北海道で起こった最大震度7の揺れは、道民に動揺をもたらした。北海道生まれ北海道育ちのわたしにも、同じように降りかかった。

深夜3時の揺れ、それから続いた余震と全道での停電、満点の星空、流通網の麻痺、長引いた停電による電波の停止、色んな品物が手に入らなくなる恐怖。

それを記すのは今ではないし、わたしの脳みそは地震の記憶を飛ばしてしまったので、実はあまり記憶がない。
こうして文章を綴っている最中にも余震がある。背筋が凍りつく。

今週から、新しいバイトに従事することになった。
新しく決まった短期のバイトは地震関連のもので、それでお金をいただくことが、少しだけ申し訳なくなる。誰かがやらなきゃいけないものだし、その仕事は間接的に復旧に繋がるものではある、のだけれど。
向き合うことはやはり怖い、と思う。


最近は精神の不調に悩まされている。

理由はいくつか思い当たる。
成績開示、学校が始まること、非日常に晒されたこと、忙しくも充実していた8月が終わって急に暇になったこと、親と揉めたこと、8月21日のnoteで触れた海くんと連絡が取れなくなったこと、それからそれから、エトセトラ。

自分は非力なんだ、生きることに向いてないと、改めて思い知らされた9月だな、と思う。
端的に言えば、自信を失ってしまった。

前期は精神状態が悪すぎて単位もろくに取れなかったし、学校が、人混みが怖いのは変わらないし、地震は想像以上にわたしの心と体に悪影響をもたらしているし、暇になったことで考え事をする時間が増えてネガティブ思考に陥ってるし、親の庇護下からは抜けられない以上「親が絶対」という親の価値観からは逃げ出せないし、結局海くんとは2度会ったけど失望されてしまったのだろうし、自分はやっぱり非力だし、

何もできないので笑ってしまうね。

ひとりきりの夜、ハルさんとゆるやかにLINEを交わした事実に、くれた言葉に、どれだけ救われたかわからない。
でも自分に価値があるようにも思えなくて、疑ってしまう、5月と8月、一緒に出掛けて、わたしに色んなものをくれたのが、とても遠くて怖い。


どうしたら自分に価値を見出せるようになるんだろう。
わたしは20歳になってもまだ、その問いに答えを出せずにいる。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?