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アーティストの名刺のレプリカが収められているユニークな書籍を知ってますか?

『Oracles – Artists’ Calling Cards/アーティストの123枚の名刺とストーリー』という書籍が2017年に刊行され、アーティストの名刺にまつわるストーリーが綴られた一冊が存在します。このユニークな本には、実際のアーティストの名刺のレプリカが挟まれており、読者はそのサイズ感や素材を実感しながら楽しむことができます。

例えば、アンディ・ウォーホルの名刺では、なんとウォーホルのお母さんの筆跡をレタリングした文字で名刺が作られていて、そのエピソードについて書籍では書かれています。また、当時はアーティストが連絡メモのために名刺を使用していたりするので、エゴン・シーレやピエト・モンドリアンが手書きで名刺にメモを書いたもの。日本で仕事をする海外のアーティストが日本向けに作成していたエピソードの名刺など、名刺の面白さが紹介されています。

以前、この本をワタリウム美術館にある本屋「オン・サンデーズ」で皆で鑑賞していた際、偶然にも和多利さんたちが通りかかりました。彼らはウォーホルの名刺を見ながら、それがきっかけとなりウォーホルにまつわる懐かしい話が展開し、ウォーホルのスタジオの近くには当時キースが住んでいたことやその頃の思い出話など、貴重なエピソードを和多利さんからお聞きしました。

そして、今回は栗木夫妻をお招きして、一緒にこの本を観賞する機会を設けました。栗木義夫さんは、瀬戸の陶芸家系に生まれた鉄を主とした彫刻家で、パートナーの清美さんは油画をメインとした画家です。お二人は美術大学を受験する生徒たちや美術大学で講師も務め、数々の現在活躍する作家を育て上げてきた夫妻です。

どんな展開になるかはわからない面白さはありますが、お二人を招いてブランクーシやイサムノグチの彫刻家や、モンドリアンやカンディンスキーなどの名刺を見ながら画家や作品に関するエピソードなど、アート話で一緒に楽しいひとときを過ごしませんか?

詳細 お申し込みは下記のリンクから(peatix)
https://peatix.com/event/3825681

書籍情報はこちら(amazon.com)
https://www.amazon.com/Oracles-Artists-Calling-Pierre-Leguillon/dp/3906803163