見出し画像

佐賀さくら巡りVol.3~嬉野から武雄へ・馬場の山桜と名もなき桜、ジラカンス桜へ

嬉野で百年桜と横竹ダムの桜を堪能し、お昼を食べた後、これからどこへ行こうかと、まずは、有田と武雄で迷い、でもやっぱり武雄へ行きたいなぁと、それでも少し迷ったのには、理由があります。

武雄で一番行きたかった所が、表紙の写真に載せた馬場の山桜なのですが、ここは何しろ人が多いのです。平日でも、お昼時になると人が多すぎるのがネックで、ゆっくり撮影を楽しみたいなら、本来はここへは朝一番で出かけるか、逆に夕方を狙うべきところ。
なので、一番混んでいる時間帯であろう午後すぐいく事にどうしてもためらいがありました。
でも、この日を逃したらもう撮りに来られないかもしれないと思い、せっかくここまで来たのだから、と思い切って行く事にしました。

というのも、自分が乗っている車が、この時、まだあまりいい状態ではなく、応急処置はしてもらっていたので、乗れない状態ではないものの、そんなに長くは持たないかもしれない、あまり負荷もかけたくないから、極力今は乗るのを控えて欲しいという相方からの要請もあって、なるべく通勤、買物以外では乗らないようにしていた、というのがありました。

でも、桜だけは撮りに行きたいから、行ってくるよ、と相方には話はしていたものの、何度も遠出はしたくなかったのです。(先週末に修理完了したので、今は遠出も問題なしになりましたが、結構危うい状況だったようです。)
ということで、混雑を承知のうえで行ってみた馬場の山桜ですが、やっぱり行ってよかったです。

納戸料の百年桜は嬉野市の天然記念物ですが、馬場の山桜も、武雄市の天然記念物になっていて、樹の高さは、約12m、枝は東西約18m、南北約13mに広がっていて、根回り3.1m、推定樹齢120年とのこと。

青空に、桜色と菜の花の黄色が映えます。

人が多くても、ここの雰囲気が大好きなのです。

菜の花は、地元の方々が毎年手を入れられているのもあってか、桜をぐるっと囲むように、見事です。

人が多かったので、菜の花で人を隠しての撮影です。


桜の樹から菜の花畑を見下します。
馬場の山桜は、桜の樹の根元まで近づくことが出来ます。



遠くの山々の連なり


幹がふたつに分かれているんですね。


午後はこちらからは逆光線になり、全体の色合いがぼやんとしてしまいますが、逆光に輝く菜の花が綺麗で、遠くに山々の連なりも見えて、個人的にはこちらからのショットが結構好きです。
馬場の山桜で検索すると出てくるのは、圧倒的に一枚目の青空と桜と菜の花のショットが多く、確かに見ていても気持ちがいいんですけどね。

望遠で切り取った桜と菜の花

毎年同じようなショットになってしまうのですが、今度狙いたいショットがあるとすれば、やっぱり夕暮れ時かなぁという気がします。

武雄には、有名処の桜スポットが馬場の山桜周辺の武内町だけでも何か所かあり、今までのコースだと、円応寺→八天桜→馬場の山桜→ジラカンス桜というのが自分の定番コースなのですが、今回は、嬉野を廻ったので、円応寺と八天桜は省きました。

そして、ここまで来たら、ここからすぐのジラカンス桜は行ってみようとしたのですが、何故か、道を間違えた(;'∀')
どうやらぐるっと遠回りをしてしまったようです。
グーグルナビも使っていたのですが、こっちで本当に大丈夫?ぐらいのすれ違いすら難しいような狭い道に入ってしまい、引き返そうかどうしようか不安になっていたところで、センターラインのある広い道に出たのでそのまま進むことに。

そこまでくるとすれ違う車も全くなかったのですが、やがて小さな湖のようなところに出て、しかも対岸の道路沿いに輝く桜がとても綺麗で、思わず車を停めて写真を撮りました。
このときナビも見ていたのですが、湖?の名前もわかりませんでした。

『名もなき桜』
こんな桜との出会いもまた醍醐味のひとつです。

人知れず、静かにお花見を楽しむには絶好の場所かもしれません。






そして、やっと知っている交差点に出てきました。
ここからは、ジラカンス桜まで一本道なので、間違えようはありません。
途中途中、地元の方が設置した手書きの看板もあります。


ジラカンス桜到着。
時間が遅かったのもあってか、誰もいませんでした。
駐車スペースに車を停めてジラカンス桜のある湖畔を見たところです。
こいのぼり、前はここにはなかったような気がしたけど・・・


車を停めたところからだと思い切り逆光になるので、桜が正面に見える位置へと移動していきます。
ここは、水面に映る桜のリフレクションが楽しめるところなのですが、風が強かったので、映り込みがないやぁと諦めていたのですが、家に帰ってきて画像を確認したら、写ってました(^-^;

夕方の時間だと、こんなに手前側に写り込みが来てしまうことを全くわかっていませんでした。
夜は、期間限定でライトアップもされるので、それを狙っていかれる方も多いです。
ただ、周辺は田んぼや畑以外、ホントに何もない山の中腹あたりにあるので、夜間撮影時はライト必須ですね。
撮影用にと、頭に付ける超強力ライトを相方に買ってもらっているので、それがあれば足元もバッチリ照らせるのですが、なかなか出かける機会がなくてまだ使っていません。(相方は車の整備に便利だというので購入してました)

ここも菜の花と桜とリフレクションと・・・条件が整うと、とても素晴らしいショットが狙えるところです。
ライトアップ狙いでなければ、午前中がお勧めですが、夕方のこの角度も個人的には好きです。
もう少しカメラを上から、手前の写り込みがしっかり入るように撮影すればよかったよねぇと写真を見返しながら思ったりしています。

この時、ちょうどドローンの撮影にやってきた方がいらしたのもあり、早めに撤収しようと気持ちがやや焦りました。

ということで、佐賀のさくら巡り、3回にわけてご紹介しましたが、馬場の山桜は、こちらのnoteでは、過去2度、ご紹介していました。
改めて見返してみれば、ホントに毎年毎年、同じようなショットばかり(-_-;)

でも、桜の咲き具合、お天気とのタイミングで、全く同じショットは撮れない、一期一会の出会いでもありますね。

この後は、ソメイヨシノとしては今年最後となる散り桜や枝垂れ桜を撮ってきたので、そちらをまたご紹介します。
更に、八重桜や御衣黄桜へと、桜写真、まだもう少し続きます。

この記事が参加している募集

桜前線レポート

みんなでつくる春アルバム

読んで頂いてありがとうございます。ご縁に感謝します。頂いたサポートは、フィルム写真を今後も撮り続けていく活力や、美味しくて身体にも良い食を広めていく活動に使わせて頂きます。