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69/1096 わたしが愛への飢餓から脱した方法

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。
3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で69日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。
そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

69日目、日曜日。69、といえば頭に浮かぶのはロックだ!70日目の前日祭だ!まだまだ1000日以上あるんだから・・・とも思うが、3日坊主にとって69日というのは23倍の伸びなのである!

わたしがこれを始められたのは、吉本ばなな先生のおかげなのだと今本当によく分かる。ばなな先生とののイベントの日、楽屋でたくさんの新刊にひとつずつ心をこめてサインをされているばなな先生のご様子は、わたしにとってものすごくたくさんの意味で神々しいお姿だった。

ドサーッと運ばれてきたそれを見た時に、わたしは「うわー!すごい量!」とビックリしてしまった。しかしばなな先生はその瞬間に、来た来た~と喜んでおられた。そして、全部に同じサインをするのではなくて、ときにはハートマークを入れたりなどの可愛らしい工夫をされながら、急がずにニコニコと丁寧にサインを施しておられた。それも、とても楽しそうに!
(ハァ・・とため息をつくとか、あとどれくらい?!と言うとか、お顔が曇るとか、そういうことがまったくなくて、本当に最後までニコニコされていた・・)
わたしは感動してしまった。撮影されていないところでも、ファンのお方が見ていないところでも、こんなにお仕事を愛し、読む方を大事にされているなんて!

30年以上もの間小説家を続けてこられていることの凄さというのは、わたしにはとてもとても想像の追いつくことではないけれど、その長きにわたる歩みに対しての敬服でいっぱいになってしまった。
それから、自分もなにかを続けるということを大事にしてみたいという心の芽が生まれてはじめて出たのだと思う。
今日の今日まで、これが言葉として現れてこないほど、わたしにとってばなな先生からいただいたものが隕石の衝突みたいな衝撃だったのだとわかる。
それ故、まだまだ言語化できないことがいっぱいだけれど、ちゃんと書ける時まで寝かせて、急がずに表していきたいと思う!

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そういえば、この毎日投稿には別の良き面があることを発見した。わたしが日課を持ったことで、夫とのちょっとした言い合いが激減してしまったのだ。今や、ほぼ皆無である。

わたしは若い頃から異性と付き合い出すと、それが世界のすべて、になってしまう傾向にあった。他の女子たちは『彼氏50%、女友達30%、趣味勉強その他20%』とか『彼氏30%、女友達30%、部活趣味勉強60%』とか、それぞれ社会生活に必要なことへの重要性が自然と振り分けられてバランスを保って生きているというのに、わたしは『彼氏99%、自分が生きる+家族+ゲーム1%』みたいになってしまって、そのことに激しいコンプレックスを抱いていた。

なぜわたしはこうして、自分に自信がなくて、彼氏に依存してしまうのだろう!わたしはなんと愛情に飢えているのだろう!と思うと本当に辛かった。ドラクエの新作が出ればゲームの重要性が上がり多少はバランスが崩れるのだが、それ以外にそうそうパーセンテージが変化することはなかったのだ。
 
わたしの両親は仲の良かったことがほとんどなかった。母はそのことで常に苦悩していたため、子供に思うように笑顔を見せられなかったのだと思う。わたしはその下で育って、母をたまらなく不憫に思い、自分が大人になったら、こんなふうにだけはならないようにしようといつもいつも思っていた。
幼稚園の頃にあっさりと歌手にはなれないと思いこんでしまったため、小学生のときに将来の夢を書けと言われて真っ先に思いついたのが、お嫁さん、だった。自由に夢を叶えて良いとしたら、幸せな結婚をしたお嫁さん・・・それ以外に思いつくことはなかった。

高学年にあがって、ホスピスのお医者さんになりたいと思ったりしたが、それも、ベースには幸せなお嫁さんという条件があった。
幸せな夫婦関係そのものが一番の夢だったのだ。それはわたしが両親に心の底から望んだことだった。そして、わたしには簡単に成せることではなかった。

恋愛雑誌などを見ると、愛されるには自分を持つこと、とよく書いてある。相手に依存せず、彼と一緒の時間以外にも楽しめる趣味や打ち込めることを持ち、自分ひとりの時間を充実させましょう。などと・・・!わたしはそれを読むたびに、「ああそうさ、頭ではわかるさ、それができれば苦労はないんだよ・・くそう!くそう!!」と思っていた。それから、「そんなの、自分には一生無理だろうな・・・・」とも。
約束の時間に彼からの電話が来ない・・・というだけでもう、「ポケベルが鳴らなくて」が脳内再生されてしまい、もう彼はわたしのことなどきっとどうでも良いに違いない・・などと思い始め、事故ってしまったのじゃあるまいな?!とまで心配する始末だった。

今、当時と反対になってみて思うのは、あの頃のわたしに無理矢理この状態を真似ることなどできなかったということ。趣味を持つのも他のことに没頭するのも不可能だった。
それは、お母さんを見失って泣いている小さな子に、無理やりおもちゃを与えて楽しめと強制してもどだい無理なのと同じことだった。ママと一緒なら夢中になれるおもちゃだって、ママとはぐれてしまった強烈な不安の中では、見向きもしないはずだ。
大人になってからだって同じだ。安心がどこにもないのに、どうやって落ち着いて趣味に没頭できるというのだろう。

わたしは誰かに愛されている実感が欲しかった。相手が自分に夢中だったらどんなにいいだろうと、いつでもどこでも、わたしの必要な時にそばに居てくれて、なんの不安もないほど愛していることを表してくれたらどんなにいいだろうと。もちろん、そんな男性に出会えるわけもなく、わたしはもがき苦しんだ。これは、わたしが自分の親に思っていたことだったのだ・・・そして、大人になってからは、自分自身に。

もし、今これを読んでいる人の中に、当時のわたしほどひどくはないにしろパートナーへの依存心をなんとかしたい!そのために自信をつけたい、自分を愛したい!そう思うのにうまくいかない、、という方がいるとしたら、どうかまず、無理やり自信を持とう、自分を愛そう、として自分を追い詰めるのをやめてみて欲しい。
だって、そんな時に自信なんて湧いてこないのだもの!自分のこともダメだと思えるのだもの!頑張れば頑張るほど、八方塞がりの中にますますはまり込んでしまうから。

わたしはまず、寂しくて辛くて怒っている自分を変えるのではなくて、それでOKとした。OKなのだから、隠す理由もなく、そのまま出すことにした。わたしは夫に怒った。それがたとえ常識的に見れば理不尽だとしても、幼児のようだとしても、それがそのままのわたしのなのだから仕方がなかったのだ。

自分を見つめれば見つめるほど、自分が可哀想に思えた。それから、愛しくてたまらなくなった。すると、自分の本音がマグマの滝のように湧いてきた。
「わたしはご飯を与えて寝るところを用意してやればいいだけのペットじゃないんだよ?!なんで心のことは何も見ようとしないの!!」「わたしは生きているんだよ?!無視しないで!!」と、何度言ったかわからない。

物を投げたし、取っ組み合いの喧嘩もした。泣きわめいて家出もした。飽きるほど怒った。お前なんかクズだ、男の風上にもおけないやつだ、お前なんか死んでしまえばいいのに!と言った。家事も投げ出したし、他の人とデートに行ったし、わたし自身がクズで、女の風上にもおけないやつで、死んでしまえばいいようなやつに成り下がった。これが本当のわたしの怒りだった。自分を愛し、自分にOKを出すということは、実際に自分の本音のままの人として飾らずに存在するということだった。

わたしはそんなメタメタに堕ちたわたしを愛し抜いた。正確には、愛している以外に選択肢などなかったのだ。人はそこに努力なんて要らないのだと知った。人は己を愛している。それ以外の本音など持っていないのだ。

「いいえ!わたしは自分を愛していません!その苦しみがわからないんですね!」と言う人もいるだろう。その気持ちがよく分かる。けれど、自分を愛していなければ、それを苦しみはしないのだ。そのことでそんなにも苦しんでいるのは、自分を愛している証拠なのだ・・!

自分を愛せないと言っている間は、本音と言動との間にギャップがあるのだ。そこに嘘があるのだ。出し切れば、愛してる以外になかったのだなとわかるのだ。嫌われる勇気、というのは、本当は他者に対して持つものではなく、自分に持つものだ。本音を出して、自分に嫌われようとしてみる。それでも自分自身というものは、どうしても嫌いになれないのだということを、知れるところまで。

夫はそうして暴れるわたしを見捨てなかった。もちろん、わたしも夫を見捨てなかった。わたしが本音ぶちまけ試合を始めたら、夫も彼の持っていた怒りをぶちまけてきたのだ!それはちょうど釣り合っていて、同じだけのパワーだったと思う。無防備な相手にはわたしも出し切れなかったし、相手もそうだったのだと今はわかる。ちょうど、わたしがカメハメ波を出し、相手もカメハメ波を出し、それが真ん中でぶつかっているような状態だ。そういう相手が夫婦になるように、うまくできているのだ・・・・
 
こういうプロセスを経て、わたしは一人の時間が一番好きになった。自分の仕事とこの毎日投稿に好きなだけ没頭できる。止める人も、もっとやれという人もいない。文句を言う人も遠慮する相手もいない。
わたしは夫がどうであれ機嫌がいいし、夫はわたしの機嫌さえ良ければとにかく満足そうだ。
 
そしてわたしは言いたい!過去の自分に・・!
そのままでいいよ、本当にそのままで良かったんだよ・・・
いつか、自分を見つめてみたら、それがアンガールズ田中さんに見えて苦しんだりして、そのあとそんな自分でもいいと思えて、それから幼児のように怒って暴れて、カメハメ波を出しまくって闘って満足したあとに、ちゃんと一人の時間が楽しめるようになるよ!と・・・・・・・
ぜんっぜん、意味わからんだろうなあ~~~(笑)

自分の行き先を決めつけないで、自分の本音にオールを渡して、未来へ続く航海を任せてみよう・・・きっと、今の自分の持っている地図にはない楽園に、たどり着くだろう・・・
その勇気は、すべて自分を見つめるところから湧いてくる。あなたという命が「生きている」と、本当に感じるところから。驚嘆に値する緻密な整合性の中で躍動する生命体だと気づくところから。きっと、自分を尊重する観点に出会えるだろう。
これはわたしたちが生きている間、好きなだけ取り組めることだ。わたしはこれからも自分を見つめ続けようと思う。そしていつも思うのだ、しょーもない自分よ、愛してるよ!と。

では、今日はここまで・・また、明日!

※個人セッションでは、個々の強みを見出すワーク、後悔を手放すワーク、
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