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362/1096 【質問】したいことをすると、人を傷つける

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で362日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

362日目、今日もご質問にお答えしてみます。

たまに、「なんじゃこら!」という質問が混ざっていることもあって、それらは削除していますが、そうでないものには真剣回答をモットーにしております。というわけでいってみまSHOW!

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この質問をくださったお方がどの程度本気なのかはわかりませんが、多分そんなにものすごく切羽詰まったお気持ちではないと思うんです。もしくは、本気でわたしに回答してもらいたいとは思っていなかったか。あるいは、そのしたいことが、なにか後ろめたいと感じられていることか、、だと思います。

なぜなら、その「したいこと」がなんなのか、ということを書いてくださっていないからです。でもわたしは暑苦しく本気で答えます。

したいことをすると、誰かが傷つく。
これって、一体どんな「したいこと」なのでしょう。それが「ほんとうに」誰かを傷つけることなのでしょうか。
いったいあなたは、なにがしたいのでしょう。

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わたしに想像できることと言えば、家庭をもっていながら別の人と不倫関係にあってその人と結ばれたいとか、肩代わりした借金なんか払わないで破産して他の誰かに払わせたいとか、親の大事にしてきたものを預けられてそれを管理するのをやめたくて親を泣かせてまで放り出したいとか、、、
って、ドラマの見過ぎ・・・?!

案外、仕事をしたいけど子供が小さいから迷う、という程度のことかもしれませんね。

それから、事情が書かれていないので、それがあなたにとって「ほんとうにしたいことができない」のか、はたまた「自分の望み通りにしているのに、それに気がついていないだけ」なのかはわかりません。

例えばですが、あなたのお悩みが『子供が小さくて仕事ができない』ということだとします。それを「今は子供と一緒にいる時間が欲しいから、他のしたいことはしないという選択を自分でした」のだと考えると、それは少なくとも自分のしたいようにしていますよね。子供のせいで好きにできない、のではなくて、子供と一緒にいることによって得られる安心を、自分で好きで選んでいます。

そうして自分の望みに付き合いながら『好きなようにできない』と思っているだけだとしたら、そらぁおかしな話です。自分の選択で「相手を悲しませていない」という安心感を得ているんですから。

もしもそうなら、「自分の好きにしてるんだ」と考えて、自分に喝を入れてバチッと覚悟を決めて、自分のためにいっちょ頑張ってください。
『魁!!男塾』の保存版を買って読んで、自分の選択を突き進むんです!(違

そうではないとしたら、今その選択を見直してみなくてはならないときですよね。そう、嫌なことはやめるんです。

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わたしは、あなたが「人を傷つけたくない」と考えることは悪いことではないとは思うんです。思いやりがそういうふうに働くこともありますよね。

でもそれでもやっぱり、他者が傷つくかどうか、それがその人にとって悪いことなのかどうかは、わたしたちにはわからないものだと思います。それを、他人が勝手に決めることはできないと思うんです。

それから、立場を変えて、自分が「この人を傷つけるからしたいことを我慢しよう・・」と誰かに思われていたとしたら、それはわたしにとっては悲しいことです。そこに思いやりの成分が入っていることもわかります。が、それと同時に、「勝手に決めないでよ」とも思います。「あなたになにがわかるの」とも。

なぜなら、わたしは、自分の幸せを他者に予測してコントロールしていてもらいたいとは、少しも思わないからです。

だから、言葉が極端になってしまいますが、そんな人間関係は一度破壊されるのもよいと思います。そうやって、傷つけるから好きなようにできない・・と思うような相手というのは、相手もあなたのために我慢をしているだろうと思うからです。あまり、風通しのいい関係とは言えないのではないでしょうか。

繋がりを切る・切らないの話ではないですよ。ただ自分の我慢をキープしていくのをやめるというだけです。その結果、最終的にはその関係がより快適なものになるのか、相手も好きなようにすることでこれまでとは形が変わるのか、はたまた絶縁することになるのかは、誰にもわかりません。

それから、自他ともに幸せを願う上で、と書いてくださっていますが、これは悪~く言えば「嘘」だと思うんです。この質問者さまが気づいていようといまいと、それは欺瞞だと思うんです。
自分のことをまずハッピーにできない人が、他者の幸せを心から願うことはできないと思うからです。

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個人的には、こういう人間関係の中にあるときは、それが一度壊れるのもよいように思います。それが、長い目で見れば、その傷つけると思える相手のことも自由にするのだとわたしは事情も知らずに勝手にそう思います。

我慢の上に成り立つものって、幸せなものではないと思うんです。あなたがしたいこともやれないような状態の上に成り立っている「なにか」って、あなたが一度きりの人生で好きなこともしないで守らなくてはならないほど、重要なものなのでしょうか。

子供のため、親のため、夫のため妻のため・・・人はいろいろなもののために自分を殺しますよね。でも、殺された自分は大事ではないのでしょうか。あんたが可哀想やがな!です。あなただって、大事な人ですよ。それから、あなたは、あなたがいちばん大事にしなくてはならない人です。

あなたは、あなたの人生においてあなたが好きにすることを、この世のなによりも重要なものだと感じていますか?もしそれがNOなのであれば、そんな感覚で他者の幸福って願えるものでしょうか。

他の人だって、その人の幸せは本人にしかわからないというのに。だからその人が幸せを実現したければ、その本人がそれを優先していくしかないというのに。自分がそれをできなくて、人がそうするのをどうやって応援できましょう。

わたしがあたなを創った神さまだったら、可愛いあなたが好きにしていないことがなによりも悲しいです。

したいことをするには、その傷つけると思える相手とひと悶着あるとか、嫌われて離れていかれてしまうとか、呆れられるとか、悪い噂が立つとか、見下されるとかなにかを失うとか、そういうことを覚悟しないといけないこともありますよね。

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それで、そういうことをすると、自分が「和」を壊した張本人、になっちゃいますよね。それが怖いのはわかるのですが、まあ、仕方ないんです。(笑)怖くない方を選んでいるあいだ中、ずっとあなたは不満なままになってしまうから。だったら、怖い方にチャレンジしてみるのが良いと思うんです。

それができない間って、「人のことを考えるいい人でいたい」という気持ちが、自分の「好きなようにしたい」というのよりも上回ってしまっているんだと思うんです。

だからひとつ、これがいちばんの原因ではないかと言えることは、あなたがめちゃくちゃやりたいと思うこと・・・・たとえそれが、誰がなんと言おうと、八方に平謝りしようとも、嫌われようとも泣かれようとも批判されようとも、「いい人」に見られることを諦めてまでやりたくてたまらないことが、今のあなたにない、ということではないかと思います。

そういうのがあるときって、「人を傷つけるからできない」という言い訳が、自分自身に通用しないですよね。「折り合いをつける」などと望むよりも、どうやってそれを実現させようかとあれこれと思案するものだと思います。

やりたいことがみつからない、そこまでやりたいわけじゃない、という場合は、もっと自分への愛に気がつくのが先ではないのでしょうか。
そこから自然と、自分のためにできることがわかってくるように思いますよ。

というわけで、めちゃキツく言うと「自分を蔑ろにしていい人ぶってるからしたいこともできないんじゃないか?」となってしまいますが、『自分の好きなようにするということに注目し始めて、そこをなんとか突破してみたいと考えている』のって、自分を犠牲にしていることにすら気が付かないでいるよりもずっとずっといい。ずっと自分思いだと思います。

そんなあなただから、きっと人生のどこかのタイミングで、このモヤモヤを蹴破れますよ。大丈夫。そんなパワーが、あなたにはあるのだ!

それではまた、明日!

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