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374/1096 あなたは自由、もともと自由

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で374日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

374日目、、特になにもないのにただ幸せだ、、、と書こうと思って、ちょっと待った、なにもないだと~!?と思った。

iPhone11 Pro Maxを発売日に買った。買った日の、あの下腹部から爆発して胸にまでマグマが届き、そのマグマが胸から背骨を伝って肩を熱し、その熱の振動が手を震わせるような喜びよ!わたしはデジタル機器が大好きだ。携帯を新しくするとき、新しいパソコンを買うとき、とてつもなく嬉しい。

そんなわけでこのiPhone11を猛烈な喜びとともにしばらく使っているのだけれど、改めてカメラの性能に驚いている。広角カメラのクオリティと使い勝手がごっつええ感じ(古)で、今までできなくてイライラしていたことがみんなできるのだ。

頑張ったなアップル、よくやったアップル、すばらしいなりんご!!と思う。でも、わたしは実はひとつ、こんなものは比にならないくらい、遥かにすんげえカメラをもっているのだ。インクレディブルでアメージングな、とてつもない性能だ。

まず、起動にまったく時間がかからない。開いた瞬間動画撮影が可能だ。
そして、超広角である。左右200度に届く。携帯するのに体感重量は0gで、OSのチャンネル設定によってはオーラなども撮影できる。
そして有機物のみで作られており、使えなくなったときには土に還るすこともできる、地球を汚さないバイオカメラ。そう、わたしたちの身体に組み込まれている眼球だ。

今日もこれが使えるというのに、なにもないとは何事だろう。自分の愚かさに笑えてくる。今日も歩ける、今日も走れる!
いろいろ問題はあるけれど、そんなことどうでもよくなっちゃうくらい、iPHone11を手に入れたどころじゃない、最低でもその7億倍程度にはエキサイティングで幸せなことじゃないか!わたしが今朝起きたら、今日もそれが無料で使用可能であった。なんという太っ腹な特典だろう。

今日もこの超高性能バイオカメラを使用して毎日投稿を書こう、ああ、まったくプライスレスな、天からの恵みだなぁホント・・・!

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工業地帯の、一本の道路。家に着くための唯一の道だ。

右手に大きな工場、それを囲むのは言わずと知れた灰色の壁。左手に小さなランプの工房と、同情するほど虚しく貧相な、ただ佇んでいるよりほかない可哀想な金属のフェンス。そのフェンスを慰めるかのように敷かれた、似たような価値の似たようなムードの、横たわっているよりほかない安砂利。

それらには罪はないのに、ここには四季を通して決して変わらない無言の落胆があって、それがどうしてもこの景色のせいだと言わざるを得ない。アスファルトの裂け目から生える雑草も、錆びたフェンスの継ぎ目も、何もかもがなぜかなんだか、いつもやるせない。

その角を曲がると、月桂樹や、リンゴやいちぢく、それからザクロの庭木のある、飾り気のない、一般的なイタリアの民家が現れる。

はじめてここを通ってその夫の実家に到着したとき、わたしの心はものすごくワクワクしていた。
キーン!!と言って走れそうなくらいだった。そのまま義母にはじめて会ったとき、だから「チャオ!」じゃなくて「ンチャ!」と言ってしまいそうだった。

ここはイタリアだった。ヴェネツィアだった。信じがたいことにヴェネツィアだった。これから始まるのは、オリーブグリーン色の目の美しきイタリアンメンズとの新生活だった。嬉しかった。喩えではなく実際にほんとうに、体中の毛穴からピンクの光が出ていたため、自分の周囲2メートルほどの空気はその色に染まっていた。なによ、ほんとうだったら・・・!

あのときも、工場や灰色の壁やフェンスや砂利はたしかにそこにあった。だからこの場所の景色は今と同じだった。でも、あのときのわたしには、この場所にあの寂しい灰色の落胆があることが、まったく見えていなかった。
「イタリアでの新生活」というアトラクションの、上手いこと造られた舞台演出にしか見えていなかった。

今、あの日の自分を思い出すと、目の前のものになにを見るのかは自分次第なのだとつくづく思う。この通りを見て、この古い工業地帯に堆積した落胆に引きずり込まれることもできれば、バラ色の新天地に陶酔することだってできる。今のわたしのように、見えればなんだっていいんだ!と思うことも。

目に映る景色の端から端まで、わたしたち次第。そこにわたしたちが見て感じているものは、他でもないわたしたち自身なのだ。
生きるということは、どこまでも内観しているのだとも言えると思う。なにを見てもなにを感じても、ただずっと自分を観ている。

わたしがもしたった今この『視覚』を手に入れたのなら、見えるものがなんだとしても、「見える」ということにいったいどれほど驚愕するのだろう。どれほど、この通りの景色を驚異的に思うだろう。心が驚きと喜びの爆風で膨れあがって、それが気球になって空を飛べるだろうと思う。

そこにあるものがなんなのかなんて、そんな外側のことは、本当はなにも重要じゃないんだ。それをどう見るか、それだけにかかっている。その環境設定も、ピントも、倍率も、フィルターも、保存も削除も、わたしたちに委ねられている。さあ、そうなのだ、わたしたちは自由になるのではない。
「もともと自由」なのだ!

今日も生きている、驚異的なあなたへ。
五感を使える状態で、さて今なにを感じますか。

どうぞ、この文章に出会ったのもなにかのご縁、「見えるということの面白さ」を堪能してね!
それではまた、明日!

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