宮沢・髙松の道草談義

現役大学生宮沢と現役先生高松のコラボ企画。迷いを断つより迷いを迷うことに価値を置く対話…

宮沢・髙松の道草談義

現役大学生宮沢と現役先生高松のコラボ企画。迷いを断つより迷いを迷うことに価値を置く対話篇。ジャンルを超え網羅逡巡。システム化の世の中を迷走・駆け巡る蝶を追っかける、そのうちになんか見つかるんじゃないかというレベル。神話的で神秘で自然な言葉を単純明快にアレンジし、誘う。

マガジン

  • ふりかけラジオ

    「ふりかけラジオ」に関するお知らせや、放送の振り返りなどをまとめています。

  • Written by 高松

    高松が執筆した記事をまとめています。 *画像はイメージです。 使用素材:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%94%b7-%e6%b5%b7%e6%b4%8b-%e6%b5%b7-%e3%83%93%e3%83%bc%e3%83%81-1%e4%ba%ba-6656628/

  • Written by 宮沢

    宮沢が執筆した記事をまとめています。 *マガジン画像はイメージです。 使用素材:https://pixabay.com/ja/photos/%e6%a2%85-%e7%99%bd%e3%81%84%e8%8a%b1-%e6%98%a5%e3%81%ae%e8%8a%b1-%e3%83%90%e3%83%8d-7129237/

  • 宮沢・高松の対談文字起こし

    宮沢・高松の対談を文字起こしした記事をまとめています。

最近の記事

#87 ときどき学校 ときどき自分 

ときどき学校に行くことが多い。いかなくてもいい日がある。常に学校だと日常生活は学校のサブシステムになる。自分の時間がなくなる。自分の時間というのはそもそも自由なんで好きに堕落もできる。堕落が続くとときどき学校にいって多少のシステムの束縛で修正を試みる。この、ときどき、は大学生だと理解しやすい。 結局、その程度のやり方・付き合い方がとても効率が良いのだ。学習でも分散学習のほうが効果があることが分かっている。ときどき、は自分なのだ。 天気のように自分のときどきがあっていい。残

    • #86黒板に○を「100個」みんなで書いてみよう

      小学一年生。数字について学ぶ授業。数え棒やサイコロのようなお道具箱もある。 黒板に、一人ひとつづつ、○をチョークで100個描く。最後に黒板にいっぱいにたくさんの様々な形の○が並ぶ。 高いところに小学の手は届かない。背伸びしたり椅子にのって描く。 前に出てチョークではじめて黒板に○を描く。 この授業の優れていたことを今何十年後たって振り返るとなんだろうか。 ○がすべてことなった形をしていること。 一人ひとりことなった○であること。 半分落書きの要素とともに百という限定

      • #85【放送後記】第14回ふりかけラジオ「私はバイオリンになりたい」

        4月27日に第14回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きい頂けます。ふりかけラジオ」は隔週(毎月第2・4)土曜日の21時30分から、FM805たんばに乗せてお届けしています。 戦後、「わたしは貝になりたい」という映画がありました。フランキー堺演じる主人公が戦中の行為を訴追され、戦後GHQに戦犯となって死刑になる。主人公の抗弁は通用しない。戦争をしたのは国家であり自分はその権力に振り回されたという理不尽。 今回の標題はそれをもじったわけではありません

        • #84宮沢・高松、京都で出会う      そして45年ぶりにバイト先を訪ねる

          2024年4月4日、観光客と新入生で春を迎えた京都で、二人が出会いました。リアルに二人が出会う機会は関西と関東という二人の生息域からしてそうそうあるものではない。第一、移動費だけでも学生のカナル君にとっては負担ですし、仕事やバイトという日常から出会う時間も限定されています。 新幹線、ほんと高い。 京都は高松が学生時代を送った街でもあり、百万遍の近辺は大手の外食チェーンが増えたとはいえ、かつての古本屋もあり、京都という場所自体が変化を受けいれる以上に京都自体のアイデンティティ

        #87 ときどき学校 ときどき自分 

        マガジン

        • ふりかけラジオ
          10本
        • Written by 高松
          41本
        • Written by 宮沢
          28本
        • 宮沢・高松の対談文字起こし
          4本

        記事

          #83哲学しようぜ!「世界の眼鏡を掛け替えよう」

          3月23日に第12回 ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 このラジオをやる際に、なんとなくですが、哲学カフェやりたいな、と思ってました。そこで今回は、同志社大学大学院 哲学専攻 川崎さんをゲストにお招きし (1)なんで哲学やろうと思ったんですか? (2)そもそも哲学って何?ってなんて答えますか? (3)哲学って生活のなかでなんか役立つんですかね? (4)哲学やっていてよかったということありましたか? など話題提供していたもらい

          #83哲学しようぜ!「世界の眼鏡を掛け替えよう」

          #82【放送後記】第11回ふりかけラジオ「機械仕掛けの日々の中で」

          3月9日に第11回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 あたふたと毎日過ごす中での話です。 カナル君の住む長野の松本では、この時期の春先に降る水気の多い雪を上雪(かみゆき)というのだそうです。雪を肌で感じて春を予感する感性は農民にあったのでしょう。ちなみに下雪というのもあるようすです。そもそも「かみゆき」の「かみ」とは、都・京都・上方をしめしたらしい。土地のにおいの中の農民が遠く都の風情へのあこがれを雪にたくしたとすれば、なんとも豊かな

          #82【放送後記】第11回ふりかけラジオ「機械仕掛けの日々の中で」

          #81 【放送後記】第10回ふりかけラジオ「学校から飛び出して」

          2月24日に第10回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 今回は中学3年生が、地元市長へ政策提言をおこなった社会科授業の取り組みを中心に、高校の若手教員にもはいってもらって、総合学習・知識ってなに?という話題です。 いつも感心するのは、カナル君の標題のつけ方です。 「教室」から飛び出すのはいずれ「教室」にかえって来るイメージですが、「学校」から飛び出す―――というのは「教室」から飛び出すのとは意味が違うと思うのです。卒業はまさに「学校

          #81 【放送後記】第10回ふりかけラジオ「学校から飛び出して」

          #80 【放送後記】第9回ふりかけラジオ「困った今こそ神頼み」神について語ります

          2月10日に第9回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 節分・立春大吉・厄除け、と春の準備の節目の行事がつづきます。さて、そういうお祭りというか、「神について」後半かたりました。「神イメージ」は超越性でもあるけど、日本だと、千と千尋・仏教・神道など、わりとごっちゃだし、日本の古来の神は、人格神であったりして、それぞれに物語がありますね。 「神がいるなら、もう少しましな世の中になっている。」という命題に答えはあるか?このカナル君の問い答

          #80 【放送後記】第9回ふりかけラジオ「困った今こそ神頼み」神について語ります

          #79 【放送後記】第8回ふりかけラジオ「この国は好きだけど日本は嫌い」「授業は好きだけど学校は嫌い」

          1月27日に第8回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 「この国は好きだけど日本は嫌い」はカナルの言説。もとは「授業は好きだけど学校は嫌い」と気づいた教師経験の高松の言説かららしいのですが。この言い方は「○○だけど○○」に似たようなカテゴリーを入れると成立するのです。ごはんは好きだけど給食は嫌い、とか。 今回のおはなしは、このカナルの言説の深堀りです。国と日本。故郷と国家。「国は破れて山河あり」の国は日本とか国家。回帰できる自然の山河

          #79 【放送後記】第8回ふりかけラジオ「この国は好きだけど日本は嫌い」「授業は好きだけど学校は嫌い」

          #78 ソントンジャムのこと知ってる?

          いささか時期を失したのですが、ふりかけラジオ・年末のクリスマススペシャルで話した地元話題です。詳しくはラジオのアーカイブでお聞きください。22分ごろからです。上記写真は丹波新聞の新年特集記事からです。 https://www.sonton.co.jp/corporate/about/history/ ソントンという会社、いまも東京に本社があって、スーパー行くとジャムやシュガーバター・ピーナッツバターなど、パン系の塗り物を売ってる会社です。HPには、その始まりは兵庫県氷上郡

          #78 ソントンジャムのこと知ってる?

          #77 【新企画?】放課後居残りラジオ始めてみました

          第7回ふりかけラジオでは、共通テストについての話題をお届けしましたが、時間と内容の都合でお届けできなかったものがありましたので、アフタートーク的な感じで話してみました。良い機会だからということで、「放課後居残りラジオ」と適当に銘打って、配信してみることにしました。不定期で、本編の補足やオマケのお話なんかに活用できればなあ、なんて淡い期待も抱いてみたりなんかしちゃって……。 ふりかけラジオと異なるのは、話しているのが僕一人ということ。これからの放送の内容によっては髙松さんにも

          #77 【新企画?】放課後居残りラジオ始めてみました

          #76 ふりかけラジオ Xmasスペシャルを振り返る 「ぶっちゃけ内職してましたか?」「高校生の悩みを膨らませよう」      「悩むために大学行くのだ 」              

          12月24日にふりかけラジオ X'masスペシャルを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 今回は高校ギター部 兵庫県立柏原(かいばら)高校ギター部女子の                      3名 ⇒はくまい ぱすた みそ汁大臣 に来てもらいました。そして、大学生や社会人に質問もありました。 まだ、自分の進路が決まってない、進学の学部は決めてるけれどそれで後悔しないのか>?などなど。それに対して、先輩諸氏から大学はいろんな経験をつんでそれから決めて

          #76 ふりかけラジオ Xmasスペシャルを振り返る 「ぶっちゃけ内職してましたか?」「高校生の悩みを膨らませよう」      「悩むために大学行くのだ 」              

          #75 新年のご挨拶

          少し遅くなってしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 クリスマス以降、年末年始と仕事でバタバタとしてしまい、年末年始のご挨拶ができずに申し訳ありませんでした。「忙しいを言い訳にするべからず」という教えは、僕の中学時代の担任が、生徒会長なりたての僕にかけてくれた言葉ですが、その言葉と冬の寒さとで耳が痛い今日この頃です。そんな僕はようやく1月4日から、少し遅めの帰省をしています。 去年は水戸での生活にも慣れ、一昨年に比べればか

          #74 第5回ふりかけラジオを振り返る 「五里霧中を無我夢中」

          聞いてみた~大学・受験・キャリア~ M・マユさん=教育系大学(英語)卒で教師のち物流系企業へ。 H・ひかる君=大学で政治専攻・大学院修士。次期中央官庁へ。 K・カナル君=大学2回生で行政学  K・とみん=教員   以下アルファベット表示。 12月9日に第5回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 Q 受験の経験で得たものってなんだろう? M=受験はつらい、悔しいこともある。これはそう。でも、それを乗り越え   た事実と

          #74 第5回ふりかけラジオを振り返る 「五里霧中を無我夢中」

          #73 第4回ふりかけラジオを振り返る

          11月25日に第4回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 マユさんの登場  キャリアを見据えて進路・受験 今回はゲストにマユさん(女性)をお呼びしました。マユさんは高校が私立の進学コース、中学時代には生徒会長、教育系大学で教職免許を取得。まだ卒業されて数年という若い社会人の方です。 大学生宮沢と社会人のコラボ話題 勉強・進路・将来の職業・友達関係など、考えればたくさんの課題を抱えつつ人生を送っているのが、中学・高校時代です。そうした時

          #73 第4回ふりかけラジオを振り返る

          #72 第3回ふりかけラジオを振り返る

          11月11日に第3回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 今回の放送では、髙松さんから僕への質問を通して、僕のことを知ってもらおうという、恐縮してしまうような企画を行っていただきました。 紹介していただくほどの人間ではありませんが、ふりかけラジオを放送しているパーソナリティのうちの片方ですので、どんな人なのかを皆さんに知っていただければ嬉しいです。 今回の質問は「はい」か「いいえ」のどちらかで答えるタイプのものでした。なかなか難しかった

          #72 第3回ふりかけラジオを振り返る