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もしも「スーツケースひとつのモノで暮らせ」と言われたら ~手放すにも勇気が必要

もしも、自分の荷物、生活に必要なモノを「スーツケースひとつにまとめろ」と言われたら。それだけのモノで暮らせと言われたら。

今持っている何をスーツケースに入れ、何を捨てるだろうか。

『トランクひとつのモノで暮らす』(エリサ著/主婦の友インフォス情報社刊)という本を、数年前に読んだ。自称〝物欲旺盛なミニマリスト〟である著者の、モノに対する考え方や、少ないモノでも楽しく暮らす工夫が記されており、私は少なからず影響を受けた。

旅ではトランクひとつのモノでも十分に過ごせるのに、日常生活になるとどうしてモノがあふれてしまうのか。まったくおっしゃるとおりだ。

私は旅好きで、普段から出かけるときは荷物も極力少なくできるのに、家の中にはどうしてこんなにモノがあるのだろう。どうして捨てられないのだろう。

もしも、スーツケースに入る程度の荷物で暮らせと言われたら。半月だけでなく、その先もずっと。人生の荷物を、スーツケースひとつにまとめろと言われたら、何を取捨選択するだろうか。

今回はまず取捨選択の「捨」、捨てる方から考えてみる。

モノへの執着は少ない方だと自負している。しかし「持っていないと不安」というモノや、手放すのに勇気がいるモノも、確かにある。この場をお借りして、ピックアップしてみたい。

▶洋服
・ずいぶん処分したはずだが、まだ結構な量がある。減量を推進したい(笑)
・2年着なかった物は潔く処分する。買った値段が高かろうと、潔く手放す。アウトドアブランドものなどはメルカリに出すか。ここはバッサリやりたい。
・本当に気に入っている服、毎日着るものはリサイクルできる服、躊躇せず処分できる服だけを残す。

▶本
・趣味の本、イラストの技術書 ミカン箱ひとつくらいに絞れるだろうか。
・物語系の本 電子書籍に移行できるかもしれない。
・辞書 最大の問題。辞書はどうしても紙媒体が好きなのだ。これだけは譲れない
・古書買取店やメルカリなどを利用して手放す。

▶茶器、酒器
・中国茶用の茶器 ひと揃え持っていたい(一応中国茶ティーマイスターなので)。
・日本茶の急須、日本酒用の錫製ちろり 絶対必要。私の心の潤い。
・もらってくれる友人がいれば里子に出す!

▶着物
・実はこれが一番厄介(言い方)。数年前に亡くなった母がわたし用に作ってくれた着物や帯が数枚ある。着る機会は全くないのに、処分するには精神的負担が半端ない。
・着物2枚と、それに合う帯だけを残してリメイクしてもらうか、どなたかにお譲りしてもいいと思っている。


私のモノに難する懸念事項は、以上の4つだ。もしも「欲しい! 譲って!」という人がいたら、多分ほとんどの気がかりはなくなる。引越でもすれば良い「断捨離チャンス」になるのだけれど……。
品物に興味のある友人諸氏は、声をかけてほしい。


スナフキンになりたい。リュックひとつというわけにはいかないが、いつかスーツケースとノートパソコンと画材を持って、全国を飛び回りたいのだ。

そのためにも、今から「スーツケースひとつのもので暮らす」練習をしておきたい。少ないモノでも不安にならず、工夫して暮らしていけるような、そういうマインドで生きていきたい。いつでも身軽でいたいのだ。

どうせ独り身、誰かに遺したいものもないし、あの世まで持って行けるモノなんてないんだから。

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