取り戻しワーク【カラダ】に続いてのものです。
身も心も空っぽにするには
嫌なものを排除するのではなく統合することが大事です。

思考や感情も排除ではなく統合。
排除すると消えませんが
統合すると消えます。
これは何より自分でやって体験するのが一番早いです。

瞑想などでは、浮かんできた思考や感情をそのまままにし、それ自体の成り行きに任せるというのがありますが、これも「排除しない」という点で統合・取り戻しです。
精神のバランスを取るために、嫌な記憶、感情を無意識に追いやるという自然な働きがありますが、これはカラダの一時的な対処なので、長期的に見れば、最後は自分自身で決着を付けなければなりません。
特に、恐怖や悲しみの記憶・感情は滞りやすいし、その後もずーっと悪さをし続けるので、極力統合し、成仏させたほうがよいです。

やり方は、心の奥にたまっている恐怖や悲しみの思い出、記憶、未来に対する不安、解決していない問題など、ありとあらゆるネガティブなものを書き出し、一個一個に思いを巡らし、ただ湧き上がってくる感情とともに在るのです。何かでもって解決しようとかではなく、ただ、ありのままのネガティブを直接経験するのです。
もちろん無理してはだめで「無理だ―」となるところまで追い込むのではなく、可能な範囲でそれに触れるでOKです。
が、いずれはそれを完全に味わいそれと一つにならねばなりません。
毎日そのメモを取り出して、無理なくネガティブに直面するワークです。

巷で流行っている引き寄せやポジティブシンキングに逆行するものですが、私のこれまでの経験と実感では、引き寄せやポジシンは「ポジの偏り」に向かうワークなので、結果同時にネガも引き寄せますので、ポジネガの無限サイクルに陥ります。

むしろネガティブを統合することで決着するほうが、結果自然にポジが実現します。ネガがなくなり無敵になりますから（笑）