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【思考実験】未知の知

いまここで1つ1つ確認をしてみる。

まずこの肉体、ここにありますね。
それでこの肉体は、部屋の中(もしくは屋外)にいますね。
この肉体だけがあって、部屋がないことはありえないですね。
つまり肉体は、この部屋と同時に存在しますね。
部屋が無いことはありえないということは
肉体は部屋(または屋外)の一部として存在する関係といえますね。

で、この部屋は家屋の一部なので
肉体は家屋の一部として存在していますね。
いまここで家屋なしの肉体は存在しないわけです。
続いて、家屋は土地の上に建っているので家屋と土地も一体ですね。
つまりこの肉体も土地の一部ですね。

まだしつこく確認していきますね。
この土地は所有による区画という線引きがありますが
物理的にはずーっと連なる大地そのものですね。
この大地は途切れることなく地球全体として連続してますね。
ということは、この肉体は地球の一部ですね。

では、地球はどこに位置するかというと、太陽を公転する太陽系の1惑星として在りますね。なのでこの肉体も太陽系の一部です。
では、太陽系はどこに位置するかと言うと、銀河系の一部としてありますね。なのでこの肉体も銀河系の一部です。

では、銀河系はどこに位置するかというと、未知なる無限の空間の一部としてありますね。なのでこの肉体も未知なる無限の空間の一部です。

こうして確認してみると、この肉体は未知なる無限の空間の一部
つまり未知なる無限の空間そのものとして
いまここに存在してることがわかりますね。

未知の知に至りました。

次にもう1つ確かめていきましょう。
ここにある意識です。
「意識がある、ない」と言う時の意識です。

この意識は物体ですか?
違いますね。物体ではないですね。
固くないし移動したりできませんからね。

この意識に色はありますか?
無いですね。
無色透明ですね。

この意識自体に音はありますか?
無いですね。
全き静寂ですね。

この意識に縁(ふち)や境界はありますか?
無いですね。
限りなく広がっていますね。
限りなくはじまりも終わりもなく開けてますね。

この意識はどこから生まれてますか?
わからないですね。
ここに在ることは自覚できても、どこから生まれているのか
なぜこうして在るのかは未知ですね。
つまり意識は未知そのものとして在りますね。

未知の知に至りました。

結局、肉体も意識も
いまここに存在している「未知なる何か」であることがわかりました。

この肉体や意識に限らず、現象全体が「未知なる何か」であることがわかりました。

全く持って知り得ない何かが
意識として在り
現象として、生命として現れ
活動していることがわかりました。

我々は
未知なる何かによって体験し
未知なる何かによって表現し
未知なる何かによって創造し
未知なる何かによって生きられているのです。

いまここが
既知から未知に変わりました。
有限から無限に変わりました。
一滴の雫から、大海に変わりました。



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