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取り戻しワーク【言葉の無い世界】

言葉は、同時にイメージを喚起します。
例えば「空っぽ」と言う言葉を発すると
「空っぽ」のイメージが頭に立ち上がります。
イメージが伴わない言葉はありません。
言葉はイメージであり、既知のものであり、過去でもあります。
いま目前には刻々と未知なる新鮮な言葉なしの現象が立ち上がってますが
我々は、それをそのままに受け取ることなく
「いつもの風景」「変わらない景色」「繰り返す出来事」という印象で眺めています。これは無意識に言葉が立ち上がり、そのようにラベリングしているからです。
ちょっとの間だけ、言葉なし、ラベリングなし、素の世界をながめてみるというワークです。

1.目前の風景全体を、楽に眺める
2.「言葉なし」と心の中で言う
3.そのまましばらく、言葉のない風景を眺めます

言葉は、プログラミング言語としての機能もあるので
「言葉なし」と言えば、そのような状態に即座になります。
ただし、また言葉やイメージが出てくれば、そこでおわります。
なるべく長く言葉なしの状態を維持しようしたり
何度も「言葉なし」と唱えたりするのは意味がないので
1回だけでよいワークです。

※もし「言葉なし」の世界を得続けよう、という強い衝動が湧いている場合は、それを排除せず、目前を眺めるのを止めて、そのまま、その衝動(根っこの感覚)と共にいてください。

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