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インプットがないとアウトプットできない

Kindle出版を目指しているのですが、やっと原稿が形になってきました。

20代のころに適応障害になり、休学と休職を経験しました。
いまだに納得できていないこと、こういうことができていればよかったのにという後悔、自分の嫌いなところ。
いい加減成仏したくて、当時の気持ちを整理しながらエッセイに起こしています。
経験から学んだことを棚卸しすることで、過去の自分を認めてあげようという気持ちで。

「これをしたから回復した」ということは言えないのですが、同じように悩んでいる方の役に立てるのではないかということも少しは見えてきました。


書くことに時間を割きたくて最近は読書ができていなかったのですが、ひさしぶりに大好きな吉本ばななさんのエッセイを読んでみたら執筆がはかどりました。
言葉のインプットがないとアウトプットって進まないものですね。ぼんやりした気持ちを言語化するためには、感受性を刺激するのが近道です。

私の本を熱心に読んでくださっている方たちは、どちらかというと世の中にうまくすんなり溶け込んでいけなくて、なんとか自分なりの生き方ができないだろうかといつも願っている人たちだと思うのです。

吉本ばなな著『大きなさよなら どくだみちゃんとふしばな5』より

適応障害になって一番つらかったのは、社会についていけない自分が浮き彫りになったこと。
弱い自分をカバーするためには努力しなきゃ、と空回りして、体調不良を悪化させてしまいました。

自分を隠して生きていくやり方は長続きしないと気づいたとき、「もう無理したくない。私の思うように生きる方法を見つけたい」と思いました。

引用のばななさんの言葉は、そんな私の願いを肯定してくれるものです。

不器用だけど自分らしく生きたいと願う人たちに向けて、ばななさんが作品を書いてくださっている。
ばななさんの作品に救われながら生きている人はたくさんいて、私がそこに属していることは堂々と言っていい。

ますます、今の私の内面をエッセイに残しておきたいなと思いました。

こんな私だけどなんとか生きているよ、幸せになれる道を前向きに探せているよ。
と、過去の私に伝えるような気持ちで文章を書いています。

出版の目標は5月末です…!がんばります!!



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