寒々とした夜空の下で見たメール
ふとおもいだしたこと
中学校の卒業遠足として行ったディズニーシー。
わたしと友達と、わたしの好きな人とわたしの友達を好きな人の4人で。
好きな人と洋服が被っちゃって、少し恥ずかしかったっけ。
同じ日にパークにいた同級生と鉢合わせしないように、きょろきょろしてたっけ。
途中で写真が撮られるアトラクションでは、変な顔になりませんように!と祈ったっけ。
楽しくどきどきする時間はあっという間に過ぎて、帰る時間。
もっと一緒にいたかったな、と楽しかったな、という合わせた淡い気持ちを胸に家に帰った。
家に帰って、布団に入ったら届いたメール。
「俺、だめだったわ」
わたしの友達を好きだった友達からのメール。
家に帰った後、友達の家を訪ね告白したらしい。
そっか、だめだったか、と思い、返信をした。
でもすごいよ。わたしは想い、伝えられなかったもん。
なんて思いながら見る夜の空は、冷え冷えとしていた気がした。
なーんて。何年も前のことがふと、頭に浮かんできました。
自分の部屋で外を見た記憶、寒々とした夜空の下、メールを見たことは忘れられない。
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