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余市の大地でぶどうの収穫①

先日、初めて余市のふたつのワイナリーで葡萄の収穫手伝いをさせて頂いた。ぶどう収穫のお手伝いは初めてで、2日間だけのお手伝いですが、青い空と綺麗な空気、北の大地の息吹を感じながらの畑仕事、余市の美しいワインが造られる過程に少したけど関わり、心満たされる時間でした。

1日目(10月17日)ドメーヌ モン Domaine Mont
4年ほど前に山中敦生さんが、余市に設立された家族経営のワイナリー
野生酵母で全房発酵、無濾過、ノンフィルター、北海道の大地や風を感じるピュアで優しく、一度口にすると忘れられないなんとも素敵なワインが造られています。

畑では有機栽培のピノグリだけが栽培されていて、このピノグリ100%の『どんぐり』は最近になって初の瓶詰めが行われたそうです。今回はこのピノグリの収穫を収穫しました。山中さんは、優しい笑顔で楽しそうに「うちの子達は…っと」葡萄の話をして下さるのですが、そのさりげのない哲学にも心癒されるのでした。

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畑には、ピノグリしか植えられていないのですが、ピノノワールやピノブランに変異したり、先祖返りしちゃってる黒い子や、淡い黄緑の子達、灰色カビ病(貴腐ワインができる)の子もいます。山中さんの目指す日本の農家が作り出すワインはとても優しい世界。肌の色の違う子も、病気の子もみんな大事なうちの子、余計な口出しをしたり、手出しをしたりする事なく、信じて見守り、後は健康な腸内が悪玉菌や善玉菌、日和菌などがバランスとっていい環境を作るように、微生物が勝手にいい感じにしてくれるのにお任せする。結果、優しくピュアで美しいワインが生まれてしまう。

ここの畑は傾斜が結構あるのですが、収穫中はそんなことも感じずにどんどん収穫。この日の収穫隊が片っぱしから収穫し、選果もしないのであっという間に青いコンテナーがいっぱいになります。 余市のかくと徳島屋さんの美味しいお弁当のお昼を頂いて、この日の収穫は終了。

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ドメーヌ・モンのワイン達
どんぐり。モンペ、余市のツヴァイゲルトにピノノワールの絞った後のカスを混ぜて作るモンルージュ、カストゥーグラン(洒落てる)も、生産量が少ないのでなかなか出会えないのですが、エレガントで衝撃的に美味しいのです。

そして、2日目は、タカヒコさんの畑へ…


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