ひとに会いに行く旅Vol.3 夜空にひびくキャンプファイア
8/18~22 シンガポール
8/23~26 ジャカルタ
8/27~9/6 ジョグジャカルタ
8/19
出会ったのは、マレーシアからシンガポールの大学に入学しているDickey. Weeから迎えに来てくれてといわれて?、駅まで僕をピックアップしに来てくれた。。
彼はよい意味で寡黙で、平日の昼間でもスカウトの活動のために本部に来ていたところなのだ。
駅の階段に腰かけていたら、店が立ち並ぶアーケードの人込みの狭間から彼は迎えに来てくれた。
Bishanには、シンガポールのボーイスカウトの連盟の本部がある。駅の外に出て5分ほど歩くと、そのビルが出てきた。
ボーイスカウトの制服を思わせるクリーム色の壁面には、みんながトレーニングで使うロッククライミング用のごつごつとした板が壁に張り付いている。
建物の正面には、シンガポールをイメージさせる赤色に五星が輝くボーイスカウトのロゴが高らかに設置されている。
みんな、この中で普段は活動しているんだね!
ここが、シンガポールのスカウトショップ。おかれている商品も、店員さんの雰囲気も雰囲気も日本のスカウトショップととても似ていた。
あれ、Weeはどこにいるのかな。
彼に聞いてみたら、近所のホーカーでお昼を食べられているみたい。
散歩がてら、Weeがいるホーカーまで聞いてみることにした。
隣のホーカーでWeeはスカウトの偉い方とご飯を食べられていた。日本からきたスカウトですと紹介され、恐れ多くも皆様にご挨拶をする。
「本部の中ミキオと一緒にいって、会議終わるまで周り散歩しててよ」という。
彼にスカウト本部の活動でみんなが集まる隊室を案内してもらい、ソファーで休んだり、「買っといて!」と頼まれた品を二人で探して買うことができた。
改めて建物の中を見渡してみて、日本にはない本部の設備で拍子抜けした。
スカウトの本部と活動拠点が一緒になっているからだ。
スカウトの本部が、そのまま活動の拠点にもなっているのはとても面白い!
ロッククライミング用の板があるのも、日本にはまずない設備だ。
日本だったら、ロッククライミング以前に、バク材が立てかけられてあるだろうね。
同じボーイスカウトを名乗っていても、国の文化や背景に合わせて活動の性格は本当に違う。
スカウト活動に、その国の空気感やバックグラウンドが表れていると思う。
散歩しても、特にすることはなかったので、受付前のソファーで座り、なんやかんや一時間くらい待っていたら、Weeの会議が終わったようだ。
「よっし。これから、キャンプファイヤーに向かうよ」
キャンプファイヤー!? どんな森の中に行くのかしら。マレーシアに入るん?
「日本のスカウトソングも知ってるよ! 岩をぶっちわり~♪」
そう。彼は静岡のキャンプに参加していたのだ。スカウトソングの違いで盛り上がりながら、車はシンガポールの曲がりくねった道を進んでいく。
どこまで乗るんだろうと思ったら、車は10分ほど街中を走って近くの小学校の駐車場に入った。
入り口では、ネッカチーフを付けた小学生の子が交通整理をしていてくれている。頼もしい~!
学校の駐車場に車を止めて、会場に向かう。初めてなので若干緊張もする。
でも、同じ制服を着た仲間たちが楽しそうにイベントの準備をしているのを見て、その緊張は吹っ飛んだ。
今夜はこのグラウンドで、地区合同のキャンプファイヤーの大会が行われるのだ。
コの字型の校舎の真ん中にある中庭。普段はバスケをしたり、全校集会をする場所だろう。その中心に木げたを組んで、大きな営火を夜の空にともす。
シンガポールでもカブスカウトからローバースカウトまで日本と同じ年の人たちの部門別になっている。
ビーバースカウトがなくて、7~12歳はカブスカウトになる。
Weeについていき、シンガポールのスカウトと沢山お話をした。
ベンチャースカウトのみんな。
各国のワッペンを集めて、チョッキを埋め尽くすほどにコレクトしている通称"バッジマン"の方も。
シンガポールのスカウト連盟から、優秀スカウトとして表彰を受ける子もいる。体立ちから、頼もしいオーラが肌を伝わるように放たれている。
自分も立派かもしれないけど、みんなもとても立派だよ。
友達をみつけては「Hey!」と一目散に向かうみんなを微笑ましくついていきながら、席に座った。
偶然たくさん話をしていたこと一緒に、火を囲んで座った。
1時間をすると、辺りは暗くなり、西の空には満月が煌々と灯っている。
日本のボーイスカウトのファイヤーと比べて 、 モダン!
ステージの司会の合図で、火が点火された。
各地区の班長?をしているスカウトのみんなの進行を盛り上げで、会場の熱気は空まで届くほど熱く熱くなった。
世界ジャンボリーの閉会式で汗を吹き出しながら天まで届くように騒いだ、あの4年前の夏を思い出すよ!
みんなで肩を連結して電車を作り、蛇のように動き回りながら火を囲む!
どのスタンツも、仮想をするものもあれば、みんなで確認?(笑)しながらなんとか終わったスタンツまで、
どのスタンツも見ていて、おもしろい感情と、そういうこともあるよねー。という共感の念の両方が感じることができる。
最後は、参加したみんなが一同に円を作る。
肩を組んで火を囲み、営火に別れを告げる。
勿論歌う曲は、"蛍の光"。
歌い終わった瞬間に拍手が巻き起こり、興奮の熱は冷めやまない。
みんなで"Country roads"を天地に響かせて、ファイヤ―の火は消えていった。
、
シンガポールのスカウトの熱いパッションと、
心の底から惚れるほどかっこいい風貌と人生経験を持っているSea scout のみんな。
そう、同じネッカチーフを付ければ、国境など関係ない。
同じスカウトスピリットをもった仲間なのである。
"Scout have to be adventurous"
ファイヤーの最後に、地区長の方が終わりの挨拶でこう仰っていた。
この一言は、この文章を打ち込んでいる今でも頭のクリップボードにぺたっとこびりついている。
僕たちは常にAdventurous であるべきだ。
森の中で雨にさらされながらキャンプをしているときも、
毎日が羅針盤のように終わる単調な都市生活を過ごしているときも、それは変わらない。
さあ!ここからが本番?だよ!(笑)
みんなで記念写真を撮った後、みんなでマーライオンに二次会?(笑)に直行する。
駐車場に戻り、車に乗り込んでいざ出発!
「ミキオ、助手席に乗ってよw」
後部座席を見ると、、、、あれ、、、、?空耳かしら(笑)
☎「本当に3人しか載ってないよ?3人しか声聞こえないじゃんw」
…..ここからは自主規制🤧 (笑)
そんなゆかいな仲間たちは、相変わらず沢山の人を集めてはがっかり?させるマーライオンの下にやってきた。
パープル、ブルー、ライトグリーンなど、様々な彩の光をビルに映し出すマリーナベイ・サンズのライトショーが、目の先に見えるビルを煌々と照らしていた!
10分くらい、ショーを鑑賞する。
それでも、みんなはライトショーには見飽きた様子で、とりあえず一巡したくらいかで、隣のビル側のホーカーへ!
入口を通り過ぎるや否や、今までのウォーターフロントの雰囲気は一気に風の向こう側へ吹き飛んでいく。
すごい!人に熱気に満ち溢れている
代々木公園や日比谷公園で時々行われる屋台フェスティバルが、365日やっているようなものだ。
ご飯をふんだんにつかった美味しい海南料理から、
おそらくこの後インドネシアで飽きるほど見るだろうサテまで、
鉄板の上で何かをジューと焼く音が耳の四方八方から響き渡る。
みんなの笑い声も、四方八方から響き渡る。
ううん!最高だ、シンガポールナイト!
みんなでどのお店がいいか物色して回る。
目が留まったのは、ハイナン料理のお店。
「ミキオ、これ食べたことないでしょ?」とWeeいって、チキンライスのような、がポオライスのようなごはんを頼んでくれた。
Wee、連日本当にありがとうございます。
キャンプファイヤーでは、盛り上がることに全集中していたみんなも、
料理を囲むやいなや、対戦ゲームを始めたり、近況について話したり様々だ。
制服を着ていた時の真剣な顔とはうってかわって、同じ人間として居酒屋にいる気持ちで話しが尽きることはない。
シンガポールの英語にはついていけないので、隣の子と話していたら、気が付いたら12時を回っていた。
シンガポールにいると、大体夜が長くなる🌃
気が付いたら、店に残っているのは僕たちだけになっていた。
「このチャーハン、余ったから食べてくれない?」
とお店の人に頼まれた料理をみんなで「うえーい!」と喜んでかきこみ、
テーブルとイスの上を片付けにも協力して帰路に就いた。
帰りは、マリーナベイサンズの裏側の高速道路を通ってホテルまで送ってくれた。
シンガポールの夜景は、車内どこからどの角度を見ても、
まるで宝石が積みあがるように美しい。
「キャンプファイヤーはどうだった?日本とはカルチャーが違うかもしれないけど、This is our style」
It was VERY VERY impressive. Thanks for inviting me :)
Wee, いつも、ホテルまで送ってくれてありがとう。
Aimanも、家が近くにあるので後部座席に乗っていてくれた。
みんなおつかれさま。おやすみなさい。
・・・・ホテルの部屋に戻ると、部屋につくなりベットにバタン😫
ふぃー、、一休み。
さあ。明日もがんばろう。
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