教育実習に行ってみたレポ

教員免許取得にむけて

2週間の教育実習に行ってきました。

なかなかの屑な自負のあるわたしの体験レポをお送りします。


美大で作品をつくる時はずっと、

作品相手にものを考えたり行動してきている。

いつも失敗や不足から次の行動を考えている。

あ、やらかした。何か足りない。もっとこうだったら。

そう思ってから試行錯誤しながら形に出そうと試みる。

だからほんとうに時間がかかってしまう。

対・もの は わたしのペース主体で進むやり取りだ。

しかし それが対・人では時間をかけられない!

この2週間の教育実習では

対・人の考えや行動が必要とされた。

人はこちらが考えたり立ち止まったりしても待ってくれない。

こちらが手間取ってはいけない。

やり直せない。

人だから。

それがとっても大変だった。

わたしは大学2年次に「教育」に関心を持ち始めて

周りの学生よりだいぶ急ぎ足で単位を取って、

ぎりぎりの装備を背負って実習に向かったら

ぎりぎりの装備がボロボロになった。

足を踏み入れて早々、膨大な不足に気が付いた。

この実習は最終地点なんだ。

もうこの夏に採用試験を受けて、

次の4月からもう働くというイメージがないと受けちゃいけない実習だ。

そんなことにすら気づかず1年前に申し込んでしまっていた。

体調も安定しない日々が1年以上続いているのに。

とっても迷惑なことだ。


教育に興味をもって勉強していたが

実践経験も基礎知識も覚悟も

わたしにはなんにもなかった。

パソコンで見様見真似に指導案をつくって

何度も訂正の指導を受け、

最終的には26頁の小冊子ができた。

小冊子に至るまでに時間がかかりすぎて咎められ。

初めての一斉授業は話し方に抑揚がない、

大学生なのに元気がない、と叱られ。

頭は常に真っ白で、教員の煽りになにくそと反応する余裕もない。

ひどいありさま。



生徒ってなんだ?先生ってなんだ?

わたしはなんだ……?

自分の一挙手一投足に責任がある。

自分の発言を鵜呑みにする子がいるかもしれない。

教える、育てるということは、とても恐ろしく重たいことだ。

とっても不甲斐なく申し訳ない気持ちになる。

更にとっても申し訳ないことを言えば、

これをひとつの失敗として経験できたことは

よかったのだ。

ありがたいことだ。

教育学部でもないわたしが

経験を積む機会もないのに、教育に興味を持って

この実習をさせていただけた。

ラッキーしかないな。

おかげで学んだことはアホみたいにあるし。

今更すぎるインターンの場で、

自分と この仕事の 相性みたいなものを多少は感じ取れたのでは。

今更すぎるが、まあまあ向いていない。

それがわかった。

でも、実習が終わってからも

あの時なんて言うべきだったのか

どう動くべきだったのか

考える余地がある。考えてしまう。

ならばこれからもこの学びを捨てきらずにいてもいいんじゃないか。

向いていないだろうけれど。

とにかくまず、ウルトラ早起き生活で

社会の時計のまわり方のこれまた早いことを

感じることが出来ました。

懺悔と感謝の2週間アタックでした。



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