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バリ島旅行記(最終話)イメージとは全く違う旅行とコレラ騒動

少ない滞在数ではあるが、もういろいろな状況には慣れた

慣れたと言うよりも、適応せざるを得ない

英語で挨拶することが全然恥ずかしくもなく

オーダーも受付でのオプションコースを頼むのも慣れた

カタコト英語でも本当に伝えようとすれば伝わるのだ

伝わる喜びをこの旅行では学んだ気がする

でも、それは旅行というカテゴリーの中だけなので

バリ島の人達がとても優しかったことが、とても大きく影響している

最初はどうなるかと思ったが、バリ島の人達には感謝しかない


バリ島に行く前は、コレラが流行している状況だった

会社の人達は、『大丈夫なのか?』と心配していたのだが

現地に来たらすっかり忘れていた・・・


私達が宿泊したホテルとはいえない宿だが

それも何となく納得した

両サイドのホテルが豪華するぎのだった


一つの豪華なホテルではプライベートビーチを追い出されたが

もう一つの豪華なホテルのプールには普通に入ることが出来た

宿泊したホテルのプールの何倍もある大きなプール

そのプールはプールと海が一直線に見えるようになっていた

『あ〜これだよ、イメージしていたプールは・・・・』

プールでは大柄な外国の人達が戯れている

私はプールに吸い込まれたように入った

直後、溺れた!いや溺れかけたのだった

そのプールはとにかく深いのだ

2mくらいの深さはあるのではないのだろうか?

周りではしゃぐ大柄な外国人の人達はみんな、立ち泳ぎをしていたのだった

プールで対泳ぎしている概念が私は全くなかった

浅いプールの感覚で入った為、大量の水を飲み込み溺れかけた

大爆笑する彼女達

私はプールで溺れるとは思わなかったので、鼻水をだらだらと

カッコいい姿どころではない

マジで死ぬかと思った

これ以降、私はプールに入るときは必ず深さチェックを欠かさなくなった

まぁ、そんなこんなで、いろいろあったバリ島旅行だが大満足

会社のみんなにもそれぞれお土産を買った

Tシャツ、お菓子、置物など

帰国の準備をしていると・・・・・


『お腹が痛い』

『あれ?』

『なんか変なもの食べたかな?』

『下痢が止まらないんだけど・・・』

驚く彼女達

『ま・まさか?コレラとかじゃないの?』

『いや、それはないでしょ、みんな同じの食べているし、飲んでいるし』

『え〜でも〜』

疑いの眼はどんどん鋭くなるが

私の腹が痛いのはピークを迎えていた

帰国前から当日まで一切食べれなかった

途中から下痢は止まったが日本に着くと

直ぐに別室へ行って黄色紙見たいのをもらって

病院へ直行した

いろいろ検査して何事もなくホッとしたが

あることが頭をよぎった

『プールの水じゃん!もしかして!かなり飲んだもん!』

と後から思ったが、後の祭りだった

あの時、うかれてプールに入らなければよかった

でも、異常ないから良いかな?と思って会社へ出社すると

帰国後に直ぐに医者に行った話は、してあったので

みんなにお土産を渡すと誰もが遠慮がちにもらっていた・・・

中にはTシャツをずっと置いている人もいた・・・

私はみんなに言った

『お土産は大丈夫だよ!』

『大丈夫だよ!』

わかっているといいながらみんな触らない

本当に大丈夫なんだよ〜】

私は心底叫びたかったが、伝わらないと思いやめた

伝わらない日本語の思いと伝わったカタコト英語

バリ島の人達は本当に優しかったなぁ〜

こうなったら

もう1回行ってやる!絶対に行ってやる!

私は密かに旅行計画を再び立てるのだった

今度は自分主導で!


後日談ですが・・・・・

あまりにパンフレット違う旅行会社だったので詰め寄ったら

ほんの少しお金が戻って来ました

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